小池さんとの出会いは、LivingAnywhere Commons(以下、LAC)です。
LACはシェアハウスとコワーキングスペースの特徴をあわせ持つ「コミュニティ型多拠点コリビングサービス」を全国展開しており、小池さんはその事業責任者を担っていました。
僕がLACを訪れたのは2019年6月。
昨日お伝えした新しい働き方LABが、LACと共に伊豆下田でワーケーション合宿を企画し、そこに参加したのがきっかけでした。
フリーランス2年目に入り、なんとなく閉塞感や行き詰まりを感じていた自分。
モヤモヤを抱えながら伊豆下田で待っていたのが、新しい働き方LABとLACのメンバーだったのです。
会社員という枠組みの中で、それでも自由に楽しそうに働く彼らを見て、「自分の働き方ももっと自由でいいのかも」と感じたことを今でも強く覚えています。
そこでの体験がきっかけとなって、今まで手当たり次第何でも引き受けていたライターの仕事を取材・インタビューに絞り、こだわりを詰め込んだゲストハウスをオープンするなど、自分の仕事との向き合い方が大きく変化しました。
そしてその後LACのコンテンツ制作やオンラインコミュニティの立ち上げを手伝わせていただくことになり、そこでの経験がポートカケガワにそのまま活きています。
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仕事ができる人は、相手にも同様のレベルを求めやすくなるため、どうしても当たりが強くなるケースがあります。
でも僕が見ていた小池さんは、どんなに厳しいポジションにいようとも、常に相手を気づかい、明るく前向きに、軽やかに仕事をされていました。
「小池さんはなんだか不思議な感じの人だなぁ…」
そう思っていたところ、2023年に小池さんが大病を患ったことを知ります。
さらにその経験を経たことから小池さんは退職を決意。新たな道を進むことを決めました。
現在は「社会を前進させることでやさしい世界をつくりたい」という想いのもとSquad(スカッド)LLCという会社を創業し、様々な活動を並走させながらスタートアップ領域の支援に邁進されています。
すでに小池さんを慕って集まったメンバーは20名以上にのぼり、様々なプロジェクトがスタートしているとのこと。これまであらゆる事業立ち上げ経験を味わった、小池さんにしかできない、素晴らしいプロジェクトが今後も生まれていくことでしょう。
またこの先どこかで、小池さんが作ろうとしている世界と、ポートカケガワが作ろうとしている世界が、面白い形で重なるタイミングができたら嬉しいなと思っています。
小池さん、本当にありがとうございました。
そしてこれからもよろしくお願いいたします!
以下、今回小池さんより頂いた応援メッセージとなります。
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『Commonsという共同体をDIO(Do it Ourselves) で創り上げるプロセスにこそ本質的なLiving Anywhereを手に入れられる。そこで得た経験と仲間が自分自身をより自由に、自分らしく生きられる力を与えてくれる。』そんな想いの事業黎明期から実際に体験し、作り上げてきた実践者のハマさんならきっと素敵な場所になるでしょう。ポートカケガワに巻き込まれて多くの方にGoodなターニングポイントが生まれることを祈っております!
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