先日、株式会社リバネス(Leave a Nest)さん本社のラボをお借りし、中高生向けの実験教室を開催いたしました。iGEMの評価軸の一つである、合成生物学を広める活動、すなわちEducation活動の一環です。
中学1年生から高校1年生までの参加者7人とGrand-Tokyoのメンバー7人が納豆菌とブロッコリーのDNA観察実験を行いました。参加者全員で納豆の扱いに苦戦しながらも、DNA抽出後PCRと電気泳動を無事行うことができました。昨年の高校生チームが開催していた実験教室のアットホームな雰囲気に惹かれて今年のiGEMに参加を決めたメンバーがいたため、私たちも参加者との距離が近くなるよう、和気あいあいとした雰囲気で開催することを意識しました。
<参加メンバーの感想>梶川 詩織
実験教室を開催することは参加者だけでなく主催者の学びにもなることを肌で体感しました。例えばピペットの扱い方や、限られた時間の中で参加者を誘導してテキパキと実験を進める経験を通じて夏に行う本実験の練習できたと思いますし、参加者の視点に立ちながら分かりやすい配布教材をつくる中で自分たちの理解不足があるところに気づくきっかけを作れたと思います。
また、今回はアンケートを2回とりましたが、事前アンケートでは元々全員が「わからない」と答えていた電気泳動の仕組みが、事後アンケートでは各参加者が「理解できた」と回答していたことが非常に嬉しかったです。自分たちが時間をかけて準備した言葉で何かを伝えることができた、この経験を忘れることはないと思います。8月にも実験教室の開催を予定しているので、よりレベルアップした企画をお届けしていきたいです。
この実験教室の開催にあたり、試薬の分与、器具の貸出にご協力してくださった指導教官の末次研究室様、場所を提供してくださったリバネス様に感謝申し上げます。