2024/06/25 10:50
今日は仕事道具を紹介します!島根県松江市八雲町という山に囲まれた場所に出雲民藝紙工房はあります。そこには榮四郎が使っていた道具が今でも現役だったり、残されていて、もしかしたらふらっと紙漉きに本人が現れそうです。写真は糸巻きという道具。漉いた紙を重ねるとき、後で剥がしやすくするために一枚ごとに糸を這わせます。よくよく見ると数字が貼ってあるのがわかりますか?これは色の数。出雲民藝紙はとても細かく色が作られています。ちぎり絵の表現がしやすいようにと榮四郎は緑だけでも10色以上作っていたそうです。今は色の数が少し減りましたが、それでも色彩豊かな紙は健在です!今回制作の和紙の本にも色見本をつけます。ぜひ色の多さにも注目してください!