こんなちいさな活動を知っていただき、また多くのご支援をいただき、本当にありがとうございます。
気にかけていただいてるみなさまに、
misaki photo exhibitionのもうひとつの活動である「写真をみる会」についてもご紹介します。
“写真を印刷してなるべく無選別で持ってくる“というハードルをこえた人たちで2〜3月に一回行っているセミクローズドの集まりです。
とある日の備忘録を公開します。
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【写真をみる会備忘録】 13:00~17:00 @I君アトリエ
参加者7名(阿部、ASさん、TMくん、MFさん、I君、 S君、
写真家のYIさんと横須賀のNさんが初参加)
◆出たキーワード
MFさん写真見ながら
・生活感を写したい
・自分の好きな写真のトーンがわかってきた
・〇など象徴的なモチーフは思わず撮ってしまうがうまく見つけられない
・写真集にするなら◯→△のグラデーションを見せるなどもいい
・風景の中で比率を見つける
・ホーチミンの高級エリアから少し離れたスラムみたいな場所が気になる
・神棚っぽい配置のものがところどころに
・写真の抜け感
・写真を通して伝えたいことってみんなあるのかな?
・写真と言葉のバランスについて
→MFさんが話していた写真集→ 写真随筆集『どこへも行けないとしても』
七咲友梨(写真)/山若マサヤ(文)
Nさん写真見ながら
・映像っぽい写真についてのいろいろ
・絵コンテのコマには描かれないような(コマとコマの間に入るような)写真があると動画的に感じる
・向こう側がある写真
・フレームの外がある/レイヤーの奥がある
・被写界深度
・ひとつの映画のように、いろいろな画角がある
・部屋の中もライティングされている
・ロードムービー
・家族を撮ることについて
・鈴木理策「PILES OF TIME」
・川内倫子
・ジョナス・メカス
I君写真見ながら
・モデルと撮影者それぞれの得意の合致
・撮られることに関係性は関係あるか?家族写真も被写体の資質によるのでは?
撮られると身構える。カメラも武器のよう
・顔について/人をその人だと認知するやり方傾向について/足音/うごき
・「顔そのものが好き」
・もっと寄りたい、写真の触感、布の質感
・マクロとミクロはどちらも別のものに見えてくる現象
・人を物体としてとらえる
・人に撮られるのはわかる/自然な風を装う
YIさん写真見ながら
・写真なのに絵画っぽい
・財布みたい 図と地の反転
・主観を取り除く撮影方法について
・ジョナス・メカスの編集を他人に任せる話
・最初の写真からルールが決まっていく
・続ける胆力
・写真よりもDonald Juddのような彫刻に影響をうける
・もの派(李禹煥など)
・外部を取り入れる方法。いいと思った場所から一歩下がって撮る(金村修さんから教えてもらった方法)
雑談
・それぞれの太陽星座と写真の関係
・写真の比率と撮るもの、撮り方の変化。機材による撮り方の固定
・好きな写真への近づき方
・いろんな物を知るにつれ、ものまねになることへの抵抗感/オリジナル性とはなにか、完全なオリジナルはあるのか
・周りが自分をこうだと決めてゆく
・それぞれの得意不得意
◆持参した写真集等
Nさん持参
Walls & Bridges 世界にふれる、世界を生きる|東京都美術館 図録
「RUMI HANA YUME IKU KEN YO YUSUKE AS I CAN」那須悠介編集
YIさん持参
「selected works1960-1991」 Donald Judd
「KODACHROME」 LUIGI GHIRRI
「PHOTOGRAFH」築地仁
「CONCRETE OCTOPUS」金村修
阿部持参
・Walls & Bridges 世界にふれる、世界を生きる|東京都美術館 図録(Nさんとかぶり)
・山崎博 計画と偶然 図録
・「the eyes、the ears、」川内倫子
・アンリ・カルティエ=ブレッソン 自選コレクション
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こんな風に集まる機会をつくり、自分の写真についてみんなで話す機会はあまりないことかなと思います。
misaki photo exhibitionの目標は、こういった集まりを続けていくことです。
本日が最終日となりますが、このクラウドファンディングをきっかけに、今後も気にかけていただけましたら幸いです。