⇓University Rover Challengeを運営する、The Mars Societyから届いた大会参加への切符です!
===============目次===============
1. KARURA Projectとは?
2. University Rover Challengeとは?
3. TEAM VISION
4. TECHNOLOGY
5. チームメンバー
6. 資金の用途
7. リターン一覧
8. 応援メッセージ
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学生団体「KARURA」は宇宙に強い関心を抱き、将来の宇宙開発を担いたいと志す46名の学生が集まり、火星探査機を製作するチームです。
2022年9月に発足して以来、火星探査機の世界大会:University Rover Challenge(URC)への出場を目指して活動してきました。
この「University Rover Challenge」は18年の歴史を持つ大会であり、スタンフォード大学やプリンストン大学などの世界的な一流大学をはじめ、世界中から精鋭が集います。
これまで、エントリーしたチームのうち、大会に出場するための審査を突破するものは毎年わずかであり、18年の歴史の中で出場チームは毎年固定されつつありました。
しかし、私たちKARURAは、この3月、発足以来わずか1年半の活動でUniversity Rover Challengeへの出場を決めました。これは日本勢として、国際チームとして初めての出場になります。
また、私たちの大きな特徴は国際色豊かな点です。アメリカのテキサスA&M大学の学生と合同でチームを組織し、国境を超えて互いの技術力・科学力を持ち寄り、連携を取りながら活動しています。
日本国内では長野・東京・富山など複数の拠点を持ち、オンラインベースで活動しています。
アメリカと日本での共同ミーティングでは、時差や言語の壁が大きいですが、チーム内で試行錯誤をしながら開発を続けてきました。
このように様々な地域からメンバーが集まるKARURAでは、3つのチームにわかれて活動しています。
エンジニア:探査機(ローバー)のハードウェア・ソフトウェアを開発する
サイエンス:火星で生命を探すミッションに取り組む
ビジネス :アウトリーチ・国際連携を行う
メンバーそれぞれの得意分野を宇宙と組み合わせて開発しています。他にも、「未来の宇宙リーダーズ」が実施する月面探査車YAOKIを使った宇宙教育合宿にて、教育活動を通じて宇宙のリーダー育成を行っています。この合宿ではKARURA missionとして私たちの研究分野の一部を小中学生と一緒に考えるアイデアソンなどを行っております。
これまでに、御殿場・君津・淡路で開催された合宿に参加してきました。
University Rover Challenge(URC)の最大の特徴は、自分たちが作成した探査機を「地球で最も火星環境に近い場所」で走行させることができる点です。
会場であるアメリカ・ユタ州の砂漠(MDRS)は、地質的にも火星に近く、NASAも訓練のために使用しています。
大会では分野を横断した以下の4つのミッションが行われ、自動走行・ロボットアームを用いるような工学的なミッションだけでなく、土壌を分析し、生命の存在を探査するサイエンスの知識を問うミッションも含まれています。
そのため、国内のロボット系のコンテストにはない学際的な大会となっており、科学の分野では、化学・生物学・惑星科学・アストロバイオロジーなどを専攻とする学生が切磋琢磨して、「火星に生命はいるのか」という大きなテーマに向かって研究しています。
「宇宙から国境は見えない」
これは日本の宇宙飛行士、毛利衛さんの言葉です。
私たちが実現したいのは、国境を超えた宇宙開発。それぞれの国や地域から得意な技術や知見を持ち寄り、協力して人類が見ることのできる宇宙をより遠くへ広げていく、そんな宇宙開発です。
私たちのチームには日米の拠点を中心に、日本・アメリカ・インドの学生が集まり、国際的な開発を展開しています。
学生の頃からこのような活動に参加し、将来は実際に世界を繋ぐ開発を遂行する人材になることが多くのメンバーの夢でもあり、そのような人材を輩出し続けることがKARURAのビジョンです。
また、長年、宇宙開発において日本/JAXAが重点をおいてきた分野は、人工衛星を用いたサンプルリターンであり、探査ローバーの技術はかつての日本ではあまり開発が行われてきませんでした。
そんな中、1月に月面探査機のSLIMが月面への軟着陸に成功。
日本にも、かつてNASAが牽引してきたような大型の探査機によるダイナミックな探査の幕が開かれようとしています。
KARURAは今までの日本になかった、大型の探査ローバーの開発を主軸とする学生団体であり、今後も宇宙開発に夢を持つ後進の学生が世界を目指す場所であり続けたいと考えています。
Science
Our Rover
アメリカチームとオンラインで
アームの遠隔操作確認
日本各地、アメリカから50名近いメンバーが参加し、共に活動しています。
詳細は、画面右手(パソコン)/画面下方(スマートフォン)のリターン画面をご確認ください。
慶應義塾大学 機械工学科 准教授 石上玄也 様
「国内外のモチベーションの高い学生さんから構成されているKARURA.たゆまぬ努力と試行錯誤を経て,見事,URC決勝への出場を勝ち取りました.彼らこそが次の時代の宇宙開発を担う人財です.URC決勝での好成績に向けて,そして探査ローバならびに宇宙への彼らの熱い思いに対して共感してくださる方,サポートをお願いします!」
<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
最新の活動報告
もっと見る【プロジェクト終了のご報告とお礼】
2024/06/10 07:00日頃より弊プロジェクトへのご支援・応援を頂きましてありがとうございます。KARURA プロジェクト日本リーダーの瀬戸晴登です。6/9 を持ちまして、campfire 様でのクラウドファンディングを終えることができました。ここまでご支援いただきました皆様にお礼と感謝申し上げます。最終的なご支援状況は以下の通りとなっています。支援総額: 1,594,041円支援者 : 91名皆様からのご支援をもとに、無事当初目標である URC 大会出場と国際的なものづくりコミュニティを作ることが出来ました。これからも日本における国際火星探査機開発チームのパイオニアとして次年度の URC 挑戦や宇宙コミュニティを盛り上げる新たな挑戦に取り組んでまいります。今後のチームの動きや活動状況は、KARURA プロジェクト公式 X をはじめとする各種 SNSでご紹介させて頂きます。X:https://x.com/karura_urc引き続き今後の KARURA の成長にご注目いただけますと幸いです。また、クラウドファンディングリターンに関しては順次メール等をお送りさせて頂きます。 改めまして、この度はご支援をいただきありがとうございました。火星・宇宙を目指して、我々は引き続き全力で取り組みます。KARURA 共同創設者・日本リーダー瀬戸晴登 もっと見る
クラファン終了間近! 日本1位、アジア5位、世界27位 更なる高順位を目指して
2024/06/09 14:00クラウドファンディングも残り時間わずかになってまいりました。今回はKARURA日本リーダー 瀬戸晴登からのメッセージです。ここまでのクラウドファンディングのご支援を頂き誠にありがとうございます!多くのご支援を頂いておりますこと、心より感謝申し上げます。 現在のご支援状況は支援総額:1,556,541円支援者 :85人 です。(2024.6.9現在)皆さまからご支援いただいた資金は今回のURC渡航に係る費用・今後のローバー開発費として利用させて頂きます。現状、開発費や渡航費はチームメンバーが分担して立て替えており、正直資金面においてはかつかつな状態です。円安の影響により、アメリカに行ってみると食費から交通費まですべてが 高くなっており、 当初の試算費用より高くなってしまった部分もありました。 大会登録費や現地調達した部品等にかかった費用を考慮すると、現地まで帯同してくれたメンバーたちへの渡航費の補助が非常に厳しい状況になっています。すでに多くの支援者さまにご協力いただいておりますが、できる限り目標金額に到達できるよう、チーム 「KARURA」への皆様からのお力添えをお願い申し上げます。ここで改めて URC2024 大会の結果報告をさせて頂きます。KARURA は全 38 チーム中日本1位、アジア5位、世界27位の成果でした。ルールや環境が想定していたものとは大きく異なったり、ミッションの開始時間が言われなかったりとアメリカンなルール・環境の洗礼を受けました。他のチームと話していると初回はローバーが全く動かないチームも多いそうです。そんな中、ユタの地でローバーを動かせたこと、そして何よりも難しい開発を乗り越えて日米のメンバーでここまでこれたことに大きな感動を覚えました。今の順位をさらに引き上げ、日本そして世界にKARURAの名を轟かせる。それと同時に学生をはじめとする多くの人が世界を舞台に国際的な開発に取り組めるコミュニティを維持していくことは大きな社会的・教育的意義があると考えています。今後の活動を継続していくためにも、残り時間僅かのクラウドファンディングにおいて皆様の拡散とご支援でチーム「KARURA」をもう一押しいただけますと幸いです。KARURA 共同創設者・日本リーダー瀬戸晴登 もっと見る
URC2024への挑戦記録
2024/06/09 12:36アメリカ時間の6/1、URCの閉会式が行われました。5/29より行われた大会では数々のミッションに日米メンバーが一緒になって取り組みました。この活動報告では5/27~6/1までの活動を時系列にお伝えします。----------------------------------------URC 2024 活動報告日程: 5/27~6/15/27 日本メンバー全員集合5月27日、日本メンバー全員がアメリカ・ユタ州のMoabに集合しました。先遣隊はアメリカメンバーと共にテキサスから長距離のロードトリップを敢行し、後発隊はソルトレイクシティから会場へ向かいました。日本とアメリカのメンバーがオフラインで対面するのは、活動開始以来初めてのことでした。お互いの仲を深めながら、大会前最後の開発に取り組みました。 写真1)会場位置©google写真2)日米メンバーの初回ミートアップイベント5/28-29 大会に向けた最終調整とURC顔合わせイベント5月28日から29日にかけて、大会に向けた機体の最終統合と調整を行いました。大会直前までうまくいかない部分や日米での統合が遅れた部分の調整に苦労しましたが、最後までより良い機体を目指して調整を続けました。写真3)調整の様子1写真4)調整の様子25/30-6/1 URC大会の各種ミッション大会はMDRS (Mars Desert Research Station) と呼ばれる砂漠の奥地にある火星の地形や居住を研究する施設の敷地で行われました。会場までの道のりは予想以上の悪路で、輸送中に機体のねじが緩むなどのトラブルが発生しました。写真5)会場の風景6/1 結果発表と交流会大会スコア審査動画90.49 / 100サイエンスミッション74 / 100デリバリーミッション8 / 100機器整備ミッション15 / 100自動走行ミッション0 / 100総合187.49 / 5001位のチームは総合392.76点でした。交流会では、普段からUSメンバーとオンラインで活動し、1人1人がチームを支える意識を持つことで、多くの海外チームと積極的に交流する姿が見られました。多くの国の人々とかかわり、友達になり、次のローバー製作への知見を得ることができ、大変有意義な時間となりました。全世界のエンジニア・サイエンティストが集い、意見交換ができる機会は非常に貴重で、私たちにとって大きな刺激となりました。ここで知り合った他のチームと今後も良好な関係を築き、KARURAの活動がよりグローバルなものとなるよう努力していきます。今回、現地の環境や大会の雰囲気を感じ、機体を改良するための多くの課題が見つかりました。KARURAプロジェクトは、来年以降もURCに向けてローバーの開発を継続していきます。写真7)交流会の様子-----------------------------------------尚、大会での成績や大会の活動の様子は以下よりご確認いただけます。是非ご覧ください。大会公式websiteでのスコア一覧:https://urc.marssociety.org/home/about-urc/urc2024-scoresKARURA公式X:https://x.com/karura_urcKARURAプロジェクトではここまでの経験を活かし、来年度以降も更なる高みを目指した開発を続けていきます。来年度に向けて更なる機体の改良に取り組むため、世界で戦うエンジニアを輩出し続けるため、引き続き皆様からの応援をよろしくお願いいたします。KARURAプロジェクト創設者・日本プロジェクトリーダー瀬戸晴登 もっと見る
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