アメリカ時間の6/1、URCの閉会式が行われました。
5/29より行われた大会では数々のミッションに日米メンバーが一緒になって取り組みました。
この活動報告では5/27~6/1までの活動を時系列にお伝えします。
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URC 2024 活動報告
日程: 5/27~6/1
5/27 日本メンバー全員集合
5月27日、日本メンバー全員がアメリカ・ユタ州のMoabに集合しました。先遣隊はアメリカメンバーと共にテキサスから長距離のロードトリップを敢行し、後発隊はソルトレイクシティから会場へ向かいました。日本とアメリカのメンバーがオフラインで対面するのは、活動開始以来初めてのことでした。お互いの仲を深めながら、大会前最後の開発に取り組みました。
写真1)会場位置©google
写真2)日米メンバーの初回ミートアップイベント
5/28-29 大会に向けた最終調整とURC顔合わせイベント
5月28日から29日にかけて、大会に向けた機体の最終統合と調整を行いました。大会直前までうまくいかない部分や日米での統合が遅れた部分の調整に苦労しましたが、最後までより良い機体を目指して調整を続けました。
写真3)調整の様子1
写真4)調整の様子2
5/30-6/1 URC大会の各種ミッション
大会はMDRS (Mars Desert Research Station) と呼ばれる砂漠の奥地にある火星の地形や居住を研究する施設の敷地で行われました。会場までの道のりは予想以上の悪路で、輸送中に機体のねじが緩むなどのトラブルが発生しました。
写真5)会場の風景
6/1 結果発表と交流会
大会スコア
審査動画 | 90.49 / 100 |
サイエンスミッション | 74 / 100 |
デリバリーミッション | 8 / 100 |
機器整備ミッション | 15 / 100 |
自動走行ミッション | 0 / 100 |
総合 | 187.49 / 500 |
1位のチームは総合392.76点でした。
交流会では、普段からUSメンバーとオンラインで活動し、1人1人がチームを支える意識を持つことで、多くの海外チームと積極的に交流する姿が見られました。多くの国の人々とかかわり、友達になり、次のローバー製作への知見を得ることができ、大変有意義な時間となりました。
全世界のエンジニア・サイエンティストが集い、意見交換ができる機会は非常に貴重で、私たちにとって大きな刺激となりました。ここで知り合った他のチームと今後も良好な関係を築き、KARURAの活動がよりグローバルなものとなるよう努力していきます。
今回、現地の環境や大会の雰囲気を感じ、機体を改良するための多くの課題が見つかりました。KARURAプロジェクトは、来年以降もURCに向けてローバーの開発を継続していきます。
写真7)交流会の様子
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尚、大会での成績や大会の活動の様子は以下よりご確認いただけます。是非ご覧ください。
大会公式websiteでのスコア一覧:
https://urc.marssociety.org/home/about-urc/urc2024-scores
KARURA公式X:
https://x.com/karura_urc
KARURAプロジェクトではここまでの経験を活かし、
来年度以降も更なる高みを目指した開発を続けていきます。
来年度に向けて更なる機体の改良に取り組むため、
世界で戦うエンジニアを輩出し続けるため、
引き続き皆様からの応援をよろしくお願いいたします。
KARURAプロジェクト創設者・日本プロジェクトリーダー
瀬戸晴登