4/28にスタートした古民家宿坊プロジェクト、皆様が次々とご支援をくださり、第一目標の30万円をクリアして、現在561,000円です。ありがとうございました!第2目標は80万円ですので何とか達成できたら嬉しいです。引き続きよろしくお願いいたします。そうはいっても集まった金額は、ほぼ材料費で消費されてしまいそうなので、実際の工事は、素人だろうが何とか自力で頑張る必要があります。以前、錦糸町の二七山不動院の御堂を作ったときのDIYでかなりのノウハウは得ているし、道具もかなり揃ってきている。覚悟を決めてやるしかない…などと、古民家を眺めながら不安と恐怖に対峙して、心の中の弱き己と戦ってます。というわけで、良い天気の中、古民家に来て、部屋の風通しと周辺の整備をしようとやってきました。生垣をヘッジトリマーというマシンで一気にきれいに刈り込んでやろうと意気込んできたら、エンジンがかからず、とほほ。古い中古機械なので仕方ないけど、どうやら燃料キャップがダメになっているようで燃料がうまく供給されないようです。気を取り直して、お隣(隣も空き家)との境の木の剪定を始めました。となりから夾竹桃(樹液が毒の木)が攻め込んできている…。これをやると達成感がいっぱいなのが草刈りです。平面的になると草が無くなるとすごく綺麗になったように感じます。というわけで、草刈りもやります。まだまだ、全く建物本体に手が出ませんが生垣や草刈りがしてあると、周囲から見て空き家な感じがなくなります。なにより、まだ私の心が覚悟ができてません。そうです。素人が大工さんの真似事をするのは予想よりもかなり大変なのです。前回も覚悟がきまり、エンジンが温まるのに時間がかかりました。でも、夏の暑さが来る前に本丸に攻め込みたいので次回は、生垣の刈り込みと水(井戸水なのです)を開通させて、浄化槽を確認してお手洗いを復活させなくてはと思います。和尚は戦います。皆様、ご支援よろしくお願いいたします。
4月29日の火渡り修行は本当にお疲れ様でした。僧侶10名、梵天衆(当日の在家修行者)25名、受付や裏方25名の総員60名の修行者によって火渡り修行というお祭りが成満できました。1週間以上前から当日夜の直会(打ち上げ宴会)まで本当に長時間にわたって、お寺の行事を多くの人の力を合わせて、楽しくも、必死に、時にはドキドキして、クタクタになるまで頑張って一つの行事ができることを嬉しく思います。そして、それが終わった次の朝、関係者の着た装束が山のようにお寺の廊下に積みあがってます。以前は和尚さんと寺務長の二人で洗濯していましたが、今では最後まで修行してくれる篤信の人たちが翌朝もお寺に来てくれます。装束や法被は色落ちしたり破れたりしたら困りますので、「着る物なんでも柔らか仕上げ~♪」みたいな洗剤を使ってみんなで丁寧に手洗い、地下足袋もゴシゴシとタワシでして人目も気にせず本堂前の特設の物干し会場にて干します。 なんでも洗濯機や乾燥機に頼ってしまう現代ですが、手洗いが凄いのです。生地が傷まないし、縫製された所も無事です。色も10年使っても色落ちしないのは努力のおかげです。お寺のものは多くの方の御奉納で納められたものばかり、だから、一つひとつを大切にしていきたい。お寺の奉納された一つ一つのものには奉納してくれた人の名前が記載されていて、すでに他界した人もいたりして、その名前を見ると顔を思い出したりします。 95歳になる信徒さんが、「残るものだから、みんなでやるべー」ってよく言ってました。お寺のものは先々まで残っていくものだから、みんなで協力して買おう、とか、作ろう、とか、そんな意味なのですが、お寺としては、そんな信徒さんたちの気持ちに応えるようにしていきたい。だから、装束一枚にしても手洗いをしたい。そして、手洗いをしてくれる現代の信徒さんにも、そんな昔の信徒さんが残してくれた一つ一つに込められた心を感じて欲しいなと思います。 こうやって、あの時やその時や今を紡いで未来という糸になって、人の思いが重なり布を織りなす、なんて、中島みゆきのパクリです。お寺はお坊さんのものではない。これは和尚が常々言っている言葉です。そこに信心という思いを寄せる人のものです。だから、こうやって最後までお寺の行事を己のものとしてやる人は本当の修行者なのだと思います。そして大いなる徳を積んでいますね。本当にお疲れさまでした!
はじめまして。プロジェクトスタートしました。 千葉県神崎町にある神崎寺の金澤真勝と申します。 昨日は「火渡り祭り」を神崎町の利根川河川敷で厳修しました。たくさんの方々にお越しいただきまして、ありがとうございました。 千葉県神崎町を盛り上げていくために、古民家を再生して、宿坊を作るクラウドファンディングに挑戦いたします。 皆様の温かいご支援を宜しくお願い致します。