本当に多くの皆様に応援いただいているクラウドファンディングも、残り4時間で終了となります。今の気持ちは、マラソンのラストスパート中のような、そんな気持ちです。支援いただいた皆様から「最後まで頑張ろうね」とお声がけいただけることも多く、今回のラストスパートは沿道から応援してもらってるというより、一緒に走っているような感覚。多くの皆様のお言葉・メッセージ、本当にありがとうございます。
今回、この民泊プロジェクトでは、子ども達が立ち上げ・運営をしていきます。宿泊いただく方には、宿泊費をいただく形となります。その点について、「お金を得る」わけです。
お金を得るということについて、心配のお声をいただくこともありました。確かにNPOが子ども達と一緒に活動する中で、「お金を得る」という活動は多くありません。
高校の文化祭では収支をトントンにすることも多くありますが、キリンこども応援団ではこどもカフェについてもしっかり「利益を出す」ことを考えていきました。
「利益を出す」ということは、子ども達に大きな変化を生み出します。売上とは?原価とは?利益率とは?子ども達はたくさんのことを学びます。こどもカフェの活動でも、売上ー原価=利益ということに気づいた子ども達は、売上を最大化するためのチラシ配布などの広報活動、そして原価を最小化するための周辺スーパーの価格調査・仕入れを行ってきました。
そして、何より「お金をいただく」ということは、そこに責任が発生します。そのお金から伴う期待値を上回る満足度を感じてもらわなければいけない、と子ども達自身が感じます。利益が出る可能性がある一方で、赤字になる可能性もあります。その点について、子ども達と数字を共有していきます。
その利益を、キリンこども応援団の運営費にするのではなく、しっかりと子ども達に還元することで、子ども達は他人事ではなく自分事で活動することができます。職業体験は学校でもできます。でも、経営まで体験することは、ここでしかできません。
今回の民泊施設の宿泊費も子ども達に考えてもらいたいと思います。今、子ども達は周辺の宿泊施設の価格調査を行っています。価格調査を参考として、どのような方をターゲットにしていくのか、価格帯はどれくらいを狙うのか、ランニングコストはどれくらいかかって、人件費はどれくらいかかるのか、全てについて一緒に考えていきたいと思います。
居場所とは失敗できる環境を作れる場所です。たくさん失敗して、悩んで、そして楽しむ。それこそ泥だらけになって、大人も子供も一緒に汗をかく。そんな活動が私は好きです。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
ぜひ、一緒に泥だらけになりながら、子ども達のチャレンジを応援しましょう!!