こんにちは。プロジェクトオーナーの松田行正です。
今日は少しだけ真面目なお話をさせてください。
のトニックは自然派飲料です。最初から、自然派にこだわっていました。レシピを七尾市のレストランひのともりの日野貴明シェフにお願いした時点から、そのこだわりは一貫しています。日野さんも、能登の魅力を感じて、能登に移住してこられた方。能登には、普通あるものがほとんどない、コンビニも、セブンイレブンやローソンは七尾までですし、ファーストフードもファミレスも、七尾以北にはほとんどありません。だけどそれを補うに余りあるほどの、他にないものが、あるんです。美味しい空気、満天の星空、美しい海、身近にある山、美味しい食べ物、人の温かさ、などなど。
そんな能登を表現しようとするなら、やはり、自然の材料にこだわって、できるだけ、化学的な素材を使わないようにしたい、体によくないものはできるだけ使わない、そんな思いが一貫していました。
だから、糖分はこれまできび砂糖を使用してきました。ちょっと琥珀色の珍しい炭酸飲料のトニック。ただ、のトニック塩の場合、やはり、海の風を感じる爽やかなイメージを大事にしたい、ということもあり透明感を出すため、グラニュー糖を使用しました。北海道産のてんさい由来のグラニュー糖。お菓子では普通に使われますが、炭酸飲料でグラニュー糖はとても珍しいと思います。市販の炭酸飲料のほとんどが、果糖ぶどう糖液糖を使用しています。化学的に、異性化した糖分で、少ない量で、強烈に甘みを感じます。ですから、原材料費を考えると、価格のためには甘味料は果糖ぶどう糖液糖一択というのが、常識でしょう。
しかし、のトニックは能登を名乗る以上、能登を表現したい以上、可能な限り、体に良くないものは使わずに自然な材料でお届けしたかったのです。糖分は高いものになっています。結果、ボトルも200mlで350円、高いです。普通スーパーで並んでたら買えません。実際、珠洲市のスーパーでも並んでいますが、ほとんど売れていません。高すぎるのです。でも、これだけはお伝えしたいんんです。素材が違うんです。異性化糖を使ってないんです。そこはお伝えしたいのです。正直に、能登を表現したい、それだけなんです。お金では測れない大事なものがあったっていいじゃないですか。そんなメッセージなんです。
そんなのトニックを支援していただいた支援者の皆様には、本当に感謝しかありません。価格じゃない部分を評価していただいたからこそのご支援だと理解しております。応援いただき、本当にありがとうございます。これからも色々な逆風の中、それでも能登らしさを追求していきたいと思います。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。