12月8日から10日にタイ北西部チェンマイで開かれていたビルマ民主の声(DVB)のピーコック・フィルム・フェスティバルで、ドキュ・アッタンが支援しているエンモーウー監督の「トゥワーズライト」が最優秀短編ドキュメンタリー賞を獲得しました! この映画祭で最も大きな賞と言え、今回の受賞は快挙です。
トゥワーズライトは、エンモーウー監督が率いる制作集団ウォッチドッグ・チームが手がけた音楽ドキュメンタリー。内戦で足を失ったラッパーなど2人が音楽を作っていく様子を描いています。エンモーウー監督は、ミャンマータイムズなどを経てフリーのビデオジャーナリストに。2021年の軍事クーデターで国を追われ、タイに脱出しました。脱出後は、記者として現場に行けないことに悩みながら、ストレートニュースよりも人間の物語をアーティスティックに追うドキュメンタリー作家に転向しました。ドキュ・アッタンの立ち上げ期から参加している古参メンバーのひとりです。
この映画祭ではほかにも、ヌエウーネイン監督の「ステップフォワード」が国際審査員特別賞を受賞しました。