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息を聴け!心ひとつに 熊本県立盲学校アンサンブル部 全国総文楽器運搬費支援

熊本県立盲学校アンサンブル部は、全国高等学校総合文化祭岐阜大会に熊本県代表として出場権を得ました。しかし、全児童生徒計32名の小さな学校で、楽器を運ぶための費用や楽器メンテナンス費用が不足しています。そのために皆さまのご支援をお願いしたくクラウドファンディングを立ち上げました。

現在の支援総額

832,000

160%

目標金額は520,000円

支援者数

141

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2024/05/14に募集を開始し、 141人の支援により 832,000円の資金を集め、 2024/07/30に募集を終了しました

社会課題の解決をみんなで支え合う新しいクラファン

集まった支援金は100%受け取ることができます

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現在の支援総額

832,000

160%達成

終了

目標金額520,000

支援者数141

このプロジェクトは、2024/05/14に募集を開始し、 141人の支援により 832,000円の資金を集め、 2024/07/30に募集を終了しました

熊本県立盲学校アンサンブル部は、全国高等学校総合文化祭岐阜大会に熊本県代表として出場権を得ました。しかし、全児童生徒計32名の小さな学校で、楽器を運ぶための費用や楽器メンテナンス費用が不足しています。そのために皆さまのご支援をお願いしたくクラウドファンディングを立ち上げました。

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今回は、令和5年11月の九州地区盲学校音楽会長崎大会のことを回想します。


長崎へ出発する日に1人、インフルエンザに罹患していることが判明。いざ9人で長崎へ。

長崎に到着後の夕食時に1人発熱、しばらくしてまた1人発熱。そしてまたまた1人発熱。これで、主旋律を奏でる奏者が誰もいなくなるという事態に陥った。

夜のミーティングでは、「熊盲アンサンブルの演奏はできない。明日は欠場とします」と山田顧問の、苦渋の決断が告げられた。

中学生部員は「高等部を卒業する先輩たちと一緒に演奏したかった」と泣きながら訴えた。皆が涙に暮れた。

その後もまた1人、発熱。5名の発熱者のうち、4名が夜のうちに家族の迎えで帰宅。残る1人は翌日帰る事が決まった。

今まで練習を頑張ってきたのに、こんなこともあるのだと、気落ちした。

明日は、他校の演奏を鑑賞することになった。これも大切な事。

翌朝、昨晩の発熱者の中でまだ帰宅していなかった部員の熱が下がった。しかし、4人欠けた緊急事態には変わりない。貸切バスに沈む気持ちで乗り込み会場へ向かう。

会場に到着し降りる時になって、山田顧問が、熱が下がった部員に聞いた。「出れるか?」「出れます」と、静かに返事が返ってきた。

「出場しましょう!いないパートは、歌声で補いましょう!いける!できる!」と山田顧問が弾んだ声で呼びかけた。

皆驚き、そしてできるのか!?という不安で動きが一瞬止まった。

その時、「よし!気合い入れて行こう!」と他の職員から声が上がる。

昨夜事務局に欠場を連絡していたのだが、朝の受付で「出ます!」と再度の変更を告げた。事務局もバタバタと動き出した。

とにかく、やってみるしかない!

すぐに練習。

動画は、その時の様子。即興。


本番のステージが始まった。

会場には、6人が奏でるそれぞれの楽器の音と歌声が響き渡った。

結果は、グランプリを受賞する事ができた。審査員からは、歌声と演奏のハーモニーがとても素晴らしかったと賞賛をいただいた。審査発表の後に、歌声は即興であった事を審査員に伝えた。

「演出だと思った」と驚かれた。

結果的に、最高にみんながひとつになり互いの息を、声を聴きながら作り上げた、その時にしかない素晴らしい演奏となった。

ドラマよりドラマだと思える展開だった。

「演奏できる」と言ってくれた部員は、全日本アンサンブルコンテストでの金賞経験者である。その部員の「できる」との決意が、山田先生の「歌声」最終判断に繋がったと思う。

経験が次の経験につながると感じた瞬間だった。

インフルエンザでステージに立てなかった経験、4人欠けた中で歌声で演奏を作り上げた経験を、部員たちはどう次に繋げてくれるのかと、ワクワクした気持ちになった。

※当日のステージでの演奏を大会規約でSNS上にアップできないのが残念です。本当に、素晴らしい演奏でした。

#熊本県立盲学校 #アンサンブル部 #グランプリ



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