今日は、昨日の活動報告で、熱が下がり「出れます」と答えた生徒の令和3年に書いた作文を紹介します。
この部員は現在本校の専攻科理療科の2年生。
鍼灸あんまマッサージ師国家資格取得を目指し頑張っています。アンサンブル部の活動も継続し、後輩たちの良き先輩として、助言をくれる存在です。
※写真は、今日の授業の様子です。
【令和3年度の熊本県立盲学校創立110周年記念誌からの抜粋】
学校生活の中で、私にとって最も大きな出来事は何といっても、小学部4年生の時に入部したアンサンブル部との出会いです。入部以来、たくさんの大きな大会に出場させていただきました。その中で、中学部2年の時に出場した「(2019年)全日本アンサンブルコンテスト全国大会」で金賞をとれたことは一番の思い出となっています。当時中学生だった私は、初の全国大会という大舞台で、しかも、「高校の部」で出場するという緊張感でいっぱいでした。しかし、演奏を終え、観客席からのたくさんの拍手を聞いた時、まずほっとし、次にこれまでに感じたことのない喜びが湧いてきたのです。今までの練習では、思うような音を出すことができない日々でしたが、大舞台で演奏できたこと、その上、金賞という栄冠を手に入れたことで、自分に自信を持つことができました。そして、たとえ少人数であったとしても、みんなが心を一つに頑張れば、素晴らしい結果がついてくるのだと学ぶことができたのでした。
#熊本県立盲学校 #盲学校 #理療科 #アンサンブル