『限りなくピュアなエネルギーの表出』である芸術の力が、人や街や世界を豊かにすると信じて
この度は、AIAFF2024-芦屋国際芸術映画祭-に、多くのご支援、ご協力を賜り、誠にありがとうございました。
AIAFF立ち上げの理由はとてもシンプルで、ある意味とても稚拙(純粋と言いたいところですが)なものでした。
普段の業界(映像・映画・アート等)柄、地方映画祭に足を運ぶ機会がある中で、地元芦屋でならもっと面白いことができるのではないか、地元芦屋を芸術の力で盛り上げたいと思った。
たったそれだけでした。
立ち上げ当初からクリエイションとしての青写真は頭の中にあったものの、『イベント』として具現化する工程に至っては、正直なところ『想い』と『パッション』でしかドライブできておりませんでした。
そんな中、まだ一度も開催されていないイベント、まだ誰の目にも見えていない景色、絵空事のような未来に少しでも光を見出していただき、ご支援・ご協力いただいた皆様には、本当に感謝しております。
誰カメ部門、短編部門のコンペティションには多くの作品が届きました。
全ての作品を鑑賞し、AIAFFとして皆様にお届けしたい作品、AIAFFを盛り上げてくれるような作品、AIAFFにスパイスを加えてくれるような作品、AIAFFとして将来が期待できるような方の作品……そのような基準で選考いたしました。
お客様からは「感動した」「面白かった」というお声をいただき、出品者様からは「第一回でここまでクオリティの高い映画祭は初めて見た」「ノミネートされただけでも誇りに思う」などというお声をいただきました。
グランプリを受賞した常石梨乃監督が涙を流していらっしゃったことも、とても励みになりました。
キッズシネマプロジェクトでは、一週間前倒しの締切にも関わらず、120名を超える子供達がオーディションに来てくれました。
酷暑の中での撮影は、通り雨の影響で4日間という過酷スケジュールとなりましたが、芦屋神社様をはじめ、多くの方々のご協力のおかげで乗り切ることができました。
また、参加した子供達から「表現することの楽しみに目覚めた」「自信につながった」「居場所ができた」などという声が多く届いており、アートや表現することを通じて伝えたかった想い(私が子供の頃に欲しかった環境)をしっかりと体感していただいているという実感がございます。
イベント当日の動きとしては、ご迷惑やご不便をおかけしてしまった部分が多くあったかと思います。
キッズシネマプロジェクトが功を奏し、『ルナホールを満員にしたい』という第一目標は達成できたものの、運営面には多くの課題が残りました。
『目には見えないものを目に見えるようにすること』
それも我々なりの『アート』の定義の一つです。
そういう意味では、イベントという括りではあるものの、AIAFFも一つのアート作品だと考えることができるのかもしれません。
これからも、AIAFFという作品を皆様と一緒に創り上げていけるよう、精進して参ります。
私共としましては、『変化し続けること』が、『継続』『安定』という言葉の本当の意味だと信じ、変わらぬ初心とパッションを胸に秘めつつ常に挑戦の姿勢を示していくことが、皆様のご支援に対する誠心誠意のお応えだと考えております。
今後ともご支援、ご協力いただけますと大変ありがたく存じます。
改めまして、この度は本当にありがとうございました。
芦屋国際芸術映画祭実行委員