「仲間と泊まる学校 ちょうなん西小」は、2018年7月に一棟貸の宿泊施設としてオープンして以来、多くの方に宿泊していただいております。誰もが「懐かしさ」を感じる小学校の雰囲気をそのままに、教室も、グラウンドも、体育館も、自由に使えるスペースと時間を提供しています。
今回は、私たちがこの場所に「仲間と泊まる学校 ちょうなん西小」を作ろうと思った時のことについて少しお話させていただきます。
私がここを訪れたのは、2016年の秋のことでした。旧・長南町立西小学校が廃校となることが決まり、次の活用方法について検討されている時でした。西小学校に到着すると、赤レンガの校舎と広々とした校庭が出迎えてくれ、とても温かい気持ちになったのと同時に次の活用方法がすぐに思いつきました。学校としての役割を終えてしまっても、これからは、年齢も居住地も超えた、人と人との交流の拠点にしようと。宿泊施設として生まれ変わらせ、カフェも作ろう! そうしてできたのが「仲間と泊まる学校 ちょうなん西小」です。
「ちょうなん西小」は、卒業生はもちろん、宿泊者や地域のみなさん、すべての方の「母校」でありたいと願っています。小学校は昔も今も、地域の中心、私たちの記憶の中に存在します。だからこそ、誰もが帰れる場所、いつでも気軽に立ち寄れる空間にしたいと考えています。そこで今回は、地域のこどもたちのために、安全かつのびのび過ごせる遊び場を作りたいと考えています。いつまでも「ちょうなん西小」が、こどもたちの笑い声で溢れ、地域の方々の憩いの場となりますよう願っています。