こんにちは。龍ノ口りんご園です。プロジェクト開始から7週間。現在の達成率は691%です。沢山のご支援ありがとうございます。
今回は、龍ノ口りんご園の冬の話、特に雪についてお伝えします。
龍ノ口りんご園のある青森県黒石市を含む津軽地方は全国でも有数の豪雪地帯です。日本海からの湿った空気が雪として降り、北国の氷点下を下回る気温の中でなかなか溶けることがなく長い期間積もり続けます。
おおよそ毎年、12月には雪が降り始め、およそ150㎝くらいまで積もります。積もった雪が完全に溶けるのは3月の末から4月の初めころです。
冬から春の作業として、りんごの枝を切る「整枝剪定作業」があります。畑に雪が積もっている間は、スノーシュー(かんじき)を履いて作業を行っています。積雪期間中は、除雪されている道路から畑までスノーシューで移動しますが、雪の柔らかさによっては畑まで10分弱かかることもあります。
そんな付き合うのが大変な冬と雪ですが、良いこともあります。
雪の中に穴を掘り食料を保存することが昔から雪国では行われてきました。雪の中は外気温が氷点下になっても0℃近くに保たれて、湿度もほぼ100%に保たれるのだそうです。雪の中で保存された果物や野菜は凍結することなく保たれ、また寒さから身を守るために糖度を増す、とも言われています。
リターンのひとつ、「雪かぶりりんご」はこの仕組みを利用して雪の中に保存したりんごです。龍ノ口りんご園より更に雪が深い、八甲田山のふもとに近い場所に積雪後に埋め、3月上旬以降に掘り出します。通常のりんごとまた違った味わいをぜひお楽しみください。