昨日、「ようこそ デレセ・タソ・保育園&小学校」 の看板写真をアップいたしました。
じっくりと写真をご覧になられた方の中には、「看板に書いてある”2015”というのは、2015年のことなのではないだろうか?おかしいな?この学校は2023年にできたと書いてなかったか?」と疑問に思われた方もいらっしゃったかもしれません。
サポーターの元エチオピア派遣 青年海外協力隊古泉が解説します。
看板に書いてある”2015”というのは、 お察しの通り、”2015年”の意味です。しかしながら、エチオピアの暦は日本で使われている西暦とは異なります。日本が西暦(グレゴリオ暦)2024年7月15日の今日、エチオピアは 2016年11月8日です。
デレセ・タソ・スクールが建てられたのは、日本の2023年7月ですので、看板には、”ሐምሌ (Hamleと読みます。11月のことです。)2015年”と書いてあります。
ここでもまた「え?11月?」と思われるかもしれませんが、エチオピアの新年は日本の9月11日です。
そして、1か月は必ず30日間です。
なお、1年間は日本と同じ365日間ですので、エチオピアにはなんと13月というものが存在します。
看板にも書いてある言葉はエチオピアの公用語である「アムハラ語」です。元はデレセ・タソ・スクールもあるアムハラ州の言葉です。ご覧の通り、独自の文字を持っています。
暦からも、言葉からも、アフリカが植民地化されていた時代にも独立を守り抜いたエチオピアの深い歴史を感じます。
写真はデレセ・タソ・スクールの入口。英語とアムハラ語で「ようこそ」と書いてあります。