ご挨拶
2024年10月25日(金)~27日(日)にかけ、6年ぶりに室根神社特別大祭が開催されました。天候にも恵まれ、多くの皆さまのご協力のもと、無事に執り行われましたこと、御礼申し上げます。
今回の室根神社特別大祭では、伝統や文化を継承していくため、室根大祭協賛会として、初めての試みとなるクラウドファンディングに挑戦いたしました。
多くのメディアにも取り上げていただいたほか、記事に触れた多くの皆さまから、あたたかい応援のお言葉とご支援を賜り、大変励みになりました。
1300年以上の長きにわたり、この地域に受け継がれてきた伝統や文化を今後もつないでいくため、皆さまからいただいた支援金は、未来を担う子どもたちに祭りを身近に感じてもらうための桟敷席の設置や、体験行事、ホームページの作成などに役立てさせていただきました。
次回の室根神社特別大祭は、2年後の令和8年10月の開催を予定しています。
先人たちがつないできた地域の伝統を守り伝えていくため、引き続き室根大祭協賛会をよろしくお願いいたします。
最後に、改めてこの度のご支援に心より御礼申し上げます。
2024年11月吉日
室根大祭協賛会 会長 小野寺 規夫
実績報告
支援期間:2024年8月2日~9月30日
支援者数・総額 : 171名 1,857,000円
一関市内・室根町内だけでなく、おとなりの宮城、そして関東などからも 多くの方々に支えていただき、大変嬉しく思います。
支援者の年代についても、今とこれからを担う50代、次の世代を担う30代から多くの支援をいただいたことは、祭りや地域の未来に希望を感じます。
クラウドファンディングの支援金により設置が実現したマツリバ「室根小5・6年生優先桟敷席」。
当日は約15名の小学生が熱気を体感してくれました。
室根神社特別大祭の最高潮であるマツリバ「先着争い」。陸尺(ろくしゃく)たちも最後の力を振り絞ります。
約1300年前に大野東人と共に神様のお迎え・警護をした17人の「荒馬先陣」。夜中に南流神社へ向かう場面です。
いただいたご支援を活用し、新たに室根神社特別大祭のホームページを作成することができました。
https://muronetaisai.com/
新聞社・ラジオ局の皆さまへ
岩手日日さま、岩手日報さまには、今回クラウドファンディングについても度々取り上げていただき、取り組みを進める上での大きな力となりました。
また、FMasmoさま、エフエム岩手さまには、ラジオで放送いただきました。
この場を借りて、皆さまに改めて御礼申し上げます。
以下は大祭当日の様子です。ぜひご覧ください。
【岩手日日さま】先着争い 熱気あふれ 一関・室根神社特別大祭 マツリバ行事で幕
https://news.yahoo.co.jp/articles/c7d0dfb117ea90a342d08c02cc97b8c33a111d94
【岩手日日さま】 [写真特集] 室根神社特別大祭・千歳の継承 次代へ マツリバ行事で最高潮 【一関】
https://www.iwanichi.co.jp/2024/10/31/13738373/
【岩手日報さま】 袰で殿様役務める子どもら、馬上で笑顔 一関、室根神社特別大祭
https://www.iwate-np.co.jp/article/2024/10/26/172651
【岩手日報さま】 6年ぶり特別大祭で古事絵巻熱く再現 一関・室根神社
https://www.iwate-np.co.jp/article/2024/10/29/172882
編集後記 (クラウドファンディング担当より)
地方においては、進学や就職を機に地元を離れて暮らす人たちも少なくありません。私たちも大学進学を機に室根を離れ、10数年が経ちました。
そんな中にあって、小さいときから親しんだ室根神社特別大祭の担い手不足の報に触れるたび、「地元から離れて暮らしていたとしても、地域の伝統や文化の継承に向けて出来ることはないだろうか」と思ったことが今回の取り組みのきっかけです。
また、地方の人口が減少していく中で、貴重な伝統や文化を持続可能にしていくためには、地域の外の人がその価値を理解し、応援していくことも大切ではないかと考えています。
今回のクラウドファンディングでは、同級生だけでなく、小学校や中学校で一緒に遊んでくれた先輩や後輩たちからも数多くの励ましの言葉と支援をいただきました。
その中には、私たちのように室根を離れて暮らす人たちも多く含まれています。
このような活動ができたのも、地域の皆さまによって、長年にわたり室根大祭が受け継がれてきたからこそ、そして郷土教育によって、地域の尊さを私たちに教えてくれる皆さまがいたからこそです。
皆さまからいただいたご支援は、主に子どもたちへの郷土教育に役立てさせていただきました。1人でも2人でも、子どもたちが後に続いてくれることを願っています。
室根の外から取り組めることには限りがありますが、同じ想いをもって協力してくれる仲間を少しずつ増やしながら、大切な文化を次の世代につないでいくため、 引き続き取り組んでいきます。
この祭りを守ることが、地域そのものの明るい未来に繋がることを祈って。
本当にありがとうございました。
小山 健太朗・小林 誠
※今回お知らせした内容は、本日から2日間、室根きらめきパークで開催中の「第20回一関市むろね産業文化祭」にパネル展示しております。
パネル展示では、皆さまからいただいた応援メッセージも展示しております。ぜひおでかけください。