岩手県の最南端にある一関市。旧8市町村が合併した大きな市。山々に囲まれた自然溢れる景色が多い一方で、新幹線も停まる一ノ関駅の周辺は住宅や商業施設が密集しています。
本プロジェクトは、そんな一ノ関駅周辺にある商店街の中でも特に空き店舗で溢れた、新大町のまちづくりを始める最初の一歩だと思っています。
皆さんはじめまして。まずは興味を持っていただき、そして本プロジェクトページをご覧いただき、本当にありがとうございます。
いちのせき空き家活用プロジェクトチーム代表のmisakiです。
私は三重県桑名市に生まれ、以前は関東で戸建てやマンションの設計の仕事をしていました。2023年10月に地域おこし協力隊として一関へ移住後は、空き家問題解決や移住促進をミッションに活動しています。
移住するまでまったく足を踏み入れたことがなかった一関。
空き家の活動ができる移住先を探していた私にとって、一関という街は課題に溢れていました。特に一ノ関駅を初めて降りたとき。新幹線停車駅の周りがこんなことでいいのかと驚いたのをよく覚えています。ですが、同じように問題意識を持っている人は意外にも多く、ただ何もできていなかっただけだということがわかってくると、私の中で一関は未来の可能性に溢れた街になりました。
住み始めてみると、一ノ関駅前にもおいしいお店を見つけたり、すてきな景色や穏やかで優しい市民がたくさんいることに気づいたり、心ときめく瞬間がいくつもありました。
私たち「いちのせき空き家活用プロジェクトチーム」は、そんな一関の課題解決と埋もれた魅力が少しでも顔を出すような活動を、空き家(空き店舗)の活用を通しておこなっていきたいと考えています。
一関の商店街の問題の1つ。それは”商店街の中で人が見えない”ということです。
用事があって商店街を訪れる人はいますが、留まる人はほとんどいません。学生たちが時間をつぶせるフリースペースのような場所もあるにはありますが、建物の奥にあり外からはまるでわかりません。そのため、誰もいない商店街に見えてしまうのです。
今回のプロジェクトでは、外からも人の動きが見えて、誰でも入りやすい交流の場をつくります。
商店街を訪れた人がふらっと立ち寄り休憩できる場所。
家事に疲れたお母さんたちが井戸端会議で集まる場所。
学校終わりの学生たちが友達と恋バナを楽しめる場所。
挨拶するだけでも、愚痴を吐き出すだけでもいい、訪れる人によって目的や雰囲気が変わっていくような、そんな場所を目指しています。
一関のもう1つの問題。それは”学生たちが一関を離れた後帰ってこない”ということです。
一関には大学がないことから、進学・就職のタイミングで一関を離れてしまうのは仕方のないことです。ですが、離れる前に「また帰ってきたい」と思える体験や経験を1つでも多くしてもらい、地元にもっと関心をもってもらうのはどの地域においても大切なことではないでしょうか。
そこで、今回のプロジェクトには地元の学生にも参加してもらうべきだと考えました。
「交流拠点」という1つのテーマから学生には活用案を考えてもらい、その内容をもとに空き店舗を改修。学生でもできる部分はDIY体験もおこないます。
一関や商店街について考え、どんな場所にするべきか考えてもらうだけでなく、自分で考えたことが形になるおもしろさ、ものづくりの楽しさも感じてもらえたらと思っています。
そして、今回は早稲田大学の学生も参加します。
一関についてまったく知らないけど、まちづくりや地方創生にとても関心のある学生です。
一関に住んでいるから感じること。一関を知らないからこそ感じること。
見方の違う学生たちがいっしょに考えることで、よりおもしろい提案が期待できます。
また、今回のプロジェクトを通して生まれる学生たちの地域を超えた新しいコミュニティが、プロジェクト終了後も続いてくれたらうれしいと思っています。
今回目指す交流の場は、ある意味何もない場所です。
だからこそ人は気軽に足を運び、そこでの交流を楽しめるのだと思っています。
しかし、それだけでは運営は難しく、完成したことに満足して終わっていってしまいます。
そこで今回の交流拠点には別の3つの顔を持たせることにしました。
1つめ、地域おこし協力隊の拠点。
本プロジェクトチームの代表が地域おこし協力隊(空き家プロデューサー)であることから、協力隊の拠点としても扱うことで、空き家や移住についての相談を、会話を楽しみながら気軽にできるようになります。
それ自体に金銭は発生しませんが、市役所のようなかしこまった場所では行きづらい人にとって相談しやすい場所になることで、交流を楽しみ、商店街を楽しむことにつながると考えました。
2つめ、チャレンジショップ。
一関市内には、お店を持たず個人で頑張っている方や、開業・起業に関心のある方が多くいます。
そんな方たちが気軽に挑戦できる場が必要だと思い、交流拠点の一部の棚や机を活用して小さなチャレンジショップができるようにしようと考えました。
交流の場を訪れた人は、会話を楽しみながらも気になるものがあればショップも見られるようになります。
あくまで交流の場であることに変わりはありませんが、ただ、ここに来れば何か新しい出会いがあるかもしれない、というわくわくはたくさん感じていただきたいと思っています。
また、商店街の中で挑戦しそこで自信と実績をつくることで、その後お店を開こうと考えたときに、商店街の中で始めてもらえたらうれしいです。
3つめ、学生起業家向けのペーパーオフィス。
一関市内には、学生の内から起業して頑張っている若者がたくさんいます。
ですが、一方で住所に困っている人が多くいると聞き、住所を貸すことでそんな若者を応援できる場所にしたいと思いました。
これはシェアオフィスではありません。
なのでデスクは用意しませんが、ペーパーオフィスとして利用してもらうことで、交流の場が誰かに相談しやすい場所になったり、チャレンジショップに挑戦している人と新しい何かが生まれたり、大人を頼れる場所になればいいな、と思います。
今回のプロジェクトを応援してくださっている方々から応援メッセージをいただきました。
今回リターン品として、岩手県一関市を感じていただけるものや、本プロジェクト参加者と交流できるものをメインにご用意いたしました。どのリターン品にするかお悩みの場合は、まず以下の一覧表をご覧ください。
【リターン品早見表】
※法人・個人問いません。
スケジュール
2024年10~11月【ワークショップ期間】
交流拠点の活用案を学生たちがチームごとに考え、最終日に発表会をおこないます。
2024年12月~2025年1月【打合せ期間】
学生たちの発表をもとに、工務店と工事内容をまとめます。
2025年2~3月【工事・DIY期間】
学生たちができる部分はDIYを体験し、3月末の完成を目指します。
2025年4月~【運営開始】
みなさまお待ちしております!
支援金の使い道
いただいたお金は、以下のような用途で活用させていただきます。
・クラウドファンディング手数料
・クラウドファンディングリターン品対応費
・工事費
・家賃を含む初期運営費
長文になりましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。
空き店舗の問題、学生の問題、いろんな問題に目を向けたプロジェクトではありますが、「一関の街を少しでも元気にしたい」この想いからすべては始まりました。
今回のプロジェクトは、一関のまちづくりに必要な大切な一歩になると思っています。
このプロジェクトに興味をお持ちのみなさまには、ぜひ完成した交流拠点にも遊びに来ていただきたいです。新しい交流をみなさまとも共有できたらと思います。
プロジェクトの協賛者様
柴宿建築 様 Creo Creatorsクレオクリエイターズ 様 内記 裕太 様 Next IWATEネクストイワテ 様 café&GuestHouse kaziya 様 小山工務店 様
最新の活動報告
もっと見る第2回ワークショップにて提案発表会をおこないました!
2024/11/28 18:0011月下旬。2回目のワークショップをおこなうため、約2か月ぶりに学生たちが集まりました。前回は街を歩き、空き店舗を見学して感じたものから、どんな交流拠点にするべきかチームごとにわかれて考えました。今回はその続きです。前回の内容をもとに各チームで活用案をまとめ、最後に提案発表会をおこないました。【チーム音飛(おとひ)】自分たちが思う「やりたい」「おもしろい」を1番大切に考えられていたチームでした。「人間牧場をつくりたい」と人工芝を設置したり、BGMの提案まで。地域の「誰か」のことも大切だけど、まずは自分たちがわくわくできる提案をすることで、実現したときの過ごし方が想像しやすかったのもこのチームの特徴でした。【一る。(はじまる)チーム】1回目と2回目でメンバー変動があるなど、ハプニングに見舞われたチームでした。ですが、ハプニングがあったからこそ「何を提案したかったのか」「どんな考えからこの提案につながったのか」立ち止まって考えを共有し直す時間につながり、1番「交流拠点」に求められているものを突き詰められたチームでした。過ごし方の提案と運営方法についての提案がとにかく豊富なのがこのチームの特徴でした。【BAKKE(ばっけ)チーム】1番年齢差のないメンバーだったからか、みんなで1つ1つ問題を解決するようにまとめていっていたのが印象的なチームでした。人の動線から、家具のデザインや配置にこだわって考えられていたのが特徴のチームでした。また、交流拠点の名前として提案された「BAKKE」に込められた、一関のまちづくりへの想いはとてもすてきなものでした。(※「ばっけ」とは東北地方の方言で「ふきのとう」の意味)提案発表会には、プロジェクトやクラウドファンディングの準備にご協力いただいた方数名にもご参加いただき、感想も頂戴しました。発表会後の交流会の様子です。交流会では学生たちの提案に対して、大人たちも意見をぶつけていたり、もっと詳しく話を聞きたくて質問を投げかけていたり、とても有意義な時間になりました。今回の提案発表会をもって、ワークショップは終了です。2月から始まる工事・DIYに向けて、今後は準備を進めていく予定です。引続き、応援よろしくお願いいたします!! もっと見る
【募集終了】ありがとうございました!!
2024/11/01 18:00みなさん、こんにちは!10月31日(木)をもって、学生空き家活用プロジェクトのクラウドファンディングは終了いたしました。皆様の応援のおかげで、最終日についに目標金額を達成することができました!!初めてのクラウドファンディングだったこともあり、毎日不安にかられる2か月間でしたが、そのたびに皆様からいただいた応援コメントを読んで勇気をいただいておりました。ご支援いただいた方、拡散にご協力いただいた方、そもそもこのプロジェクトページを開いてくださった方、全員に感謝しております。クラウドファンディングは終了しましたが、プロジェクトはまだまだこれからです。皆様の期待を裏切らないよう、これからも全力で挑戦していきます。そしてプロジェクトの進捗状況は、今後もお知らせできたらと考えておりますので、交流拠点の完成まで見届けていただけますと幸いです。本当に!本当に!!本当に!!!ありがとうございました!!!!! もっと見る
クラファン終了まで残り1日!!!!
2024/10/30 13:00みなさん、こんにちは。いちのせき空き家活用プロジェクトチーム代表のmisakiです。9月に始まったクラウドファンディングもまもなく終了です!(募集期間:10月31日(木)24:00まで)2か月間という、長いようであっというまだったクラウドファンディング。皆様のたくさんのご支援とご協力のおかげで、目標金額の約80%(30日13時時点)までくることができました。本当にありがとうございます!!!!私が一関市に移住して約1年。最初何も知らなかった街に魅力を感じてから、いろんな人の協力がありたった1年でここまで進めることができました。温かい人がたくさんいる一関の街がもっともっと素敵な場所となるよう、全力で頑張りたいと思います。そしてまもなく終了とはなりますが、まだまだ皆様の応援が私たちの力になります。最後まで応援のほど、何卒よろしくお願いいたします!! もっと見る
コメント
もっと見る