いつも温かいご支援と応援、本当にありがとうございます。
本日は引き続きプロジェクトに書ききれなかった【葉瑠名】の作品への想いや写真家として活動をしていくキッカケになったストーリー【 ミスiDがきっかけvol.2 後編 】をお伝えしたいと思います。まだ【 ミスiDがきっかけvol.1 前編 】をご覧になっていない方はぜひご覧ください。
そして10月開催の個展 <さざめいて移ろふ、太陽と月に下で。>がますます皆様にとって興味深く、様々な想いをめぐらせる場になっていただけたら幸いです。
飯村一貴
〈ミスiD オーディションにエントリーした女の子達に向けたツイート。 このツイートから葉瑠名の写真家としてのストーリーが始まる。〉
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どうも葉瑠名です。
今日は私がポートレート撮影をするきっかけとなったミスiDから繋がった方でずっとご縁がある秋桜子ちゃんのお話です。もう3年目の仲になります。
私がデザフェス出展の時にサプライズで会場音源を作ってくれて、
1stソロコンサートにカメラマン担当で撮影させてくれて、
私に3年間もアーティスト写真にジャケット写真に、たくさん依頼してくれている秋桜子ちゃん。
私が行きたかった福島の廃墟遊園地の撮影同行者としてにモデルで来てくれた秋桜子ちゃん。
先日の撮影後、秋桜子ちゃんがめちゃくちゃ嬉しいことを言ってくれました。
「はるなさんに出会って3年になるけど、あの時声かけて良かったです!
撮られることで自分と向き合えて、そこから自分の音楽の向き合い方も変わりました
はるなさんは表現者なんだと思います
なんて言えばいいか分からないけど…。」
ラーメン屋でしんみりムードにする訳にもいかなかったので心の中で嬉し泣きしました。
私はとことん依頼してくれた人に寄り添って撮りたいので、依頼者が想い描くなりたい人物像を読み取って、その人の側面を見て、心情を汲み取って、最後に光とかコントロールしてその人に合った写真を撮る、そんな感じで今の撮影スタイルは成り立ってます。
秋桜子ちゃんを撮る時は
「森とか海とか風とか感じながら生きる物語」の中に住む女の子のイメージで撮るし、
柔らかな風に包まれる光を表現したいときは、表情も立ち位置も変えて貰うし、
出来上がった写真は毎回毎回私が想い描く、秋桜子ちゃんから受け取ったそれ(感覚)でした。
それが秋桜子ちゃんに伝わってポジティブに自分と向き合えた、そのきっかけとなれたんだな、そんな気持ちでした。
私も前とは変わりました。
正直な気持ちでカメラを握ってファインダーを覗くのはなかなか気持ちよくて、でもこうしなきゃとか、するべきとかそういう思考と葛藤して撮影してたのに、今は自分のやりたい事を解放して個展やっちゃおう!って行動してます。
私を気持ちを奮い立たせて引っ張って来てくれた大切な方たちは、
紛れもなく今読んでくれているあなたと、
カメラの前でモデルをしてくれた皆さんのおかげです。
肯定的な優しい世界で表現者として受け入れて貰えたからこそです。