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【書籍出版】出雲の伝統的な婚礼文化を残す記録本『出雲の祝言』を多くの人に届けたい

出雲の伝統的な婚礼を再現した結婚式を使って、日本の文化を伝える書籍を作りました。より多くの人に興味をもって読んでもらうため、また地域の文化を引き継いでいくため、島根県内の図書館やコミュニティセンターへの寄贈も行いたいと考えています。12月末に出版予定です。

現在の支援総額

665,000

133%

目標金額は500,000円

支援者数

73

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2024/09/11に募集を開始し、 73人の支援により 665,000円の資金を集め、 2024/10/27に募集を終了しました

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【書籍出版】出雲の伝統的な婚礼文化を残す記録本『出雲の祝言』を多くの人に届けたい

現在の支援総額

665,000

133%達成

終了

目標金額500,000

支援者数73

このプロジェクトは、2024/09/11に募集を開始し、 73人の支援により 665,000円の資金を集め、 2024/10/27に募集を終了しました

出雲の伝統的な婚礼を再現した結婚式を使って、日本の文化を伝える書籍を作りました。より多くの人に興味をもって読んでもらうため、また地域の文化を引き継いでいくため、島根県内の図書館やコミュニティセンターへの寄贈も行いたいと考えています。12月末に出版予定です。

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◆NEXT GOAL 支援者数:88人を目指します!(10月1日追記)

10月1日、あと25日を残して、目標金額に対して100%の達成することができました!ご支援、シェア頂いた皆さん、応援してくれた皆さん、本当にありがとうございます。

古くからの友人や、このプロジェクトを知って興味を持ってくださった方、多くは直接私からの呼びかけに答えてくださった方々に寄る支援により、目標達成ができました。25日という残された時間は、さらに多くの方にこの本を知って頂くことを目標としたいと思っています。

そのため、金額目標ではなく、支援者数でNEXT GOAL を設定してみました。

88人の支援者を募るという目標です。現在47人の方にご支援いただいたことから、さらにその倍に輪が広がるとよいと思っています。88の意味は、スエヒロガリ(末広がり)。目出度さにあやかった数字で挑戦したいと思います。

残り25日間、もうしばらくこのプロジェクトの成り行きを皆さんで共有していきたいと思います。10月27日まで、引き続きご支援のほどよろしくお願いいたします。

はじめまして。島根県松江市在住の糸賀香織と申します。

伝統工芸や住居、衣服などの日本の地域伝統文化に興味があり、中でも出雲地方の伝統的な婚礼儀式や婚礼文化を調べています。

2010年5月、自分自身の結婚式(祝言)の披露宴を「出雲地域の伝統保存家屋」で実施。伝統的な婚礼のカタチをできるだけ再現しようと、文献を参考にしながら昭和初期に提供されていた献立や道具などを揃え、婚礼膳を提供し、花嫁行列なども行いました。

そのときの様子を記録写真として撮影。その写真を解説とともにまとめることで出雲の伝統文化を後世に残せるのではないか、と書籍化に向けて準備を進めてきました。

書籍化を目指し始めて14年。この度ついに完成したのが、書籍『出雲の祝言』です。

この本は結婚という「ハレの場」で使われる「もの」にスポットを当て、わかりやすく伝統的な婚礼を解説しています。民俗資料として、地域に残っている書籍では珍しい「カラー写真付き」の書籍です。

このような書籍を出版することで、少しずつ失われつつある食文化の道具や着物文化などを資料として残しておくことは、大きな意義があると考えています。

また海外の方にも婚礼儀式を通して出雲文化や日本文化を伝えたいという思いで、解説の日本語テキストには「全文英訳」をつけさせていただきました。

2章「食」より。婚礼膳で使ったうつわについて、成り立ちや用途などの説明を英文ともに添えています。


今回は、そんな書籍『出雲の祝言』をより多くの人に届けるためにクラウドファンディングに挑戦しています。

リターンとして、書籍『出雲の祝言』を先行販売させていただきます。加えて、出版記念を応援するリターンや、自宅で出雲を楽しめるリターン、そして島根県内の図書館やコミュニティーセンターなど公共の場に寄贈することのできるリターンなど、様々な返礼を用意させていただきました。

出雲の伝統的な婚礼文化を後世に残しておくために、またグローバルな視点でこの地域の独自性を伝えていくために、書籍『出雲の祝言』をより多くの人に届けたいと思っています。

どうぞ応援いただけると嬉しいです。



この書籍は2010年5月15日、私たちが実際に行った結婚式の記録写真で構成しています。

縁あってお寺に嫁ぐことになった時、自分の結婚式は日本の伝統的なかたちで行いたいと思い、実際にその再現をできるだけ、自分達と周りの方との協力で作り上げようと思いました。

相談した美容室の方のおかげで出雲地域の保存家屋で披露宴を行えたこと、そのことを聞いて花嫁行列をやりたいと言ってくれた保存会の方々の参加が決まり、それに合わせた道具などもそろえていきました。またその場に合わせるために、婚礼膳も昭和初期に提供されていたものを再現しようと考え、地域の食文化をまとめた書籍を参考に献立を家族で考えて調理を行いました。配膳には僧侶の方々や檀家の婦人部の方、一般ボランティアの方が協力くださり、45人分の食事を配膳するという一大プロジェクトを実現できました。そこで使ったお膳や食器もすべてそれぞれの家庭で保存されていたものを使いました。

披露宴会場となった原鹿豪農屋敷。約180枚のお膳が並べられた。

披露宴会場となった原鹿豪農屋敷は、多くの忘れ去られていた「もの」が再び息を吹き返し、その場に居合わせた多くの人達が過去から引き継がれてきた「もの」とつながりあう特別な瞬間となりました。その記録を必ず残し、伝えていきたいと思ったことが書籍を作る動機となりました。

地域に残された郷土料理の本を頼りに献立を作成。調理も行いました。

本の構成は3つの章で出来ています。


1章「婚礼の一日」

ここでは婚礼当日の流れを写真を使って紹介していきます。婚礼当日は生家を出るところから、仏前結婚式、山荘でお茶会、保存家屋での披露宴と場所を変え行ったので、その様子を時系列で紹介しつつ、状況を伝える説明を加えています。あまり見ることのない仏前結婚式や「三三九度」などの儀式についての解説、この地域で婚礼時に行われていたとされる「地蔵担ぎ」の風習など記述しています。


2章「食・衣・住にみる日本のかたち」

婚礼で登場する「もの」について名前の由来やそのもの自体を表す説明を加えて図鑑のようにしています。結婚というハレの場では食器や、衣服に関わるものなどその場にふさわしく準備された工芸品が実際に使われる場面でもあります。私は元々工芸に興味がありましたが、調べるうちに「ものにまつわる想い」が日本人らしさだと感じることが多く、まずはそれぞれの「もの」に説明を加えてみました。また披露宴会場となった「原鹿豪農屋敷」は江戸時代後期に作られた豪農の住居であり、日本の家の素晴らしさを体感できる場所です。写真に残された家の佇まいも美しいのですが、建物を作る要素を説明することで、よりその素晴らしさが伝わると考え、日本家屋の特徴、さらに出雲地域の独自性を調べてみました。

2章「住」より。原鹿豪農屋敷の構造を使いながら、出雲地域の住まいを解説しています。


3章「準備編」

準備のために行われた様々な作業を紹介しています。特に、披露宴となった原鹿豪農屋敷で4つのお膳に盛り付けた料理を45人分提供する、ということは、様々な人の協力と膨大な作業が伴った一大プロジェクトでした。初対面の方もありましたが、その場ですぐうちとけ合い、作業をされていた様子はとても暖かいもので、その空気が伝わるように実際はあまり見えない舞台裏ながら紹介したいと思いました。またあわせて、この章では、この婚礼を行った私自身と、関わってくれた人の想いも伝えたく「美容室タナベ」の田部光恵氏のへのインタビューも対談形式で載せています。このインタビューからも消えつつある出雲の暮らしや、地域に眠る資源について気づくことができるのではないかと思っています。

3章「準備編」より。どのような準備で婚礼当日を迎えたのか、短い解説を付け、写真を紹介していきます。


『出雲の祝言』制作委員会メンバーとして、デザイン、翻訳、校正に専門の方にお世話になりましたので、ご紹介します。


◆ デザイナー

森山登紀子(1章&3章)
グラフィック&Webデザイナー、Coolwake Designs 代表。島根県安来市出身。広島市のデザイン専門学校終了後、松江市の広告代理店2社に計13年間勤務。その後単身で米国ハワイ州へ。ホノルル市にあるデザイン会社にてインターンとして働く。この間、ローカルのアメリカ企業の仕事だけでなく、リクルート社発行「AB ROAD」「ゼクシィ」、ダイヤモンド・ビッグ社発行「地球の歩き方」等の編集・デザインに携わる。帰国後フリー。Coolwake Designsは2002年7月〜。島根県松江市在住。

安田よーこ(2章)
グラフィックデザイナー。1982年島根県松江市生まれ。 島根大学教育学部美術研究室卒業後、広告代理店勤務6年を経て、2011年あしたの為のDesign(現・株式会社あしたの為のDesign)に参加。グラフィックを中心にディレクションも行う。『みんなでつくる中国山地』狼煙号で第一回山陰広告賞グランプリ受賞など。


◆ ディレクター

綜合印刷出版株式会社 田村仁美
1979年鳥取生まれ。綜合印刷出版株式会社3代目社長。山陰の海、山、幸、文化をこよなく愛し、世界へ未来へ伝えたいと企てる者。


デザインは、coolwake Designs 森山登紀子さん。出雲市斐川町湯宿「草庵」のパンフレット、ウエブサイトのデザインをされています。日本らしさを美しく伝えてくださるこのデザイナーさんに1・3章と表紙デザインをお願いしています。2章を安田よーこさんにデザインをお願いしました。ローカルデザイナーとして活躍される安田さんは2章を写真とテキストで図鑑のように作りたい私の思いを叶えてくれました。 日本的でありながらポップさも持ち合わせた素敵なページに仕上がりました。

英訳はKen Fitchさん、伊藤モニカさんなど様々な方にご協力いただき、最終的には翻訳家の 澤田晶子さん により全面に校正頂きました。また制作全般にわたって綜合印刷出版の田村 仁美さんにより、サポートいただきました。

このように、この地域に住む女性を中心に作り上げられたところもこの本の特徴です。




◆資金の使い道

書籍発送のための送料、リターン、CAMPFIRE手数料をのぞいた残りを印刷製本費の一部に充てます。


◆スケジュール

9月―10月下旬 クラウドファンディング実施

12月末 印刷製本完了

2025年3月末頃 書籍の発送、リターン発送完了

2025年4月末頃 寄贈先へのお届け。島根県内公立図書館39か所、松江市内コミュニティーセンター29か所を想定しています。図書館は島根県立図書館に一括で寄贈、コミュニティセンターは連絡会議において一括寄贈を行う予定です。




「出雲の祝言」を発行し、より多くの方に届けたいと思っています。

地域の婚礼について文献調査するなかで、島根県という地が民俗学研究が非常に盛んであったことや、地域色が濃く、海、山、平野それぞれの地域性、また出雲大社を中心とした神仏への関心がとても強いことを感じました。食については、日本海や宍道湖の恵み、山で採れたり畑で作られたものを丁寧に頂く暮らし、そうしたものがまだ生活の一部としてわずかながら残っています。また地域にある小さな地蔵すら、現在の生活にも人の生活に節目ごとに関わりあい、大事にされています。

一方で、そうしたことを教えてくれる年配の方も少しずつ減っていること、またそのような暮らしを忘れ去られることに危機感を感じている年配の方々にもたくさん出会いました。また暮らしが変わる中で、大事にそれぞれの家庭で保存されてきた工芸品の食器など、「もの」も葬り去られていくことに、なにか今やらなければという思いになっていました。そこから、地域の書籍や年配者の聞き取りなどを行いながら、少しずつ写真にあわせたテキストを作っていきました。

そして、衣食住を丁寧に説明したのは、海外の方にも出雲の魅力を婚礼儀式を通して伝えられるのではないかと思ったからです。日本文化を視覚的に興味深く思う方に、その意味など伝えることで、日本らしさとは何かが見えてくるのではないかと思っています。そのため多くの海外の方にもこの本を手に取ってもらい、出雲を通して日本を伝えてみたいと思っています。

出雲地域は美しい暮らしの文化が残されています。この景色と、そこにある人の暮らしや思いをこれからの世代や海外の人にも伝えていきたいです。ちょっと本を読んでみたい人、出雲を好きでいてくれる人、自分はいらないけど図書館に置きたい人、いろいろな想いの人がこのプロジェクトに関わってほしいです。多くの人に輪が広がっていくことを期待して、様々なリターンを用意しています。お知り合いの方にも広めていただき、応援いただくとうれしいです。

最後まで読んでいただき、本当にありがとうございました!


支援金の使い道

集まった支援金は以下に使用する予定です。

  • 書籍発送のための送料、リターン、CAMPFIRE手数料をのぞいた残りを印刷製本費の一部に充てます。

※目標金額を超えた場合はプロジェクトの運営費に充てさせていただきます。

最新の活動報告

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  • 10月27日、クラウドファンディング終了いたしました。目標金額 500,000円 のところ、665,000円のご支援いただきました。達成率133%。支援者は73名となりました。皆さん、本当にありがとうございました!制作に向け、引き続き頑張っていきます。またこちらの活動報告に、プロジェクトの進行状況も上げていきますので、引き続き見守ってください。45日間と長期にわたりましたが、やっと安眠できます。私の母親も毎日見てくれていたようで、そんな方々、他にもおられたらうれしいですが、ついに終わります。たくさん気づいたこともあって、苦しさもある取り組みでしたが、やはりやってよかった、です。皆さんとつながりあえたことがなによりうれしいことです。今後ともどうぞ、よろしくお願いします。そして、少しずつ深い秋から冬に向かいつつあります、皆さんお体にも気を付けてお過ごしください。この度は、ご支援、応援本当にありがとうございました。                『出雲の祝言』制作委員会 糸賀 香織 もっと見る

  • いよいよ明日、10月27日23:59をもって終了となりますーー! 長かったような、あっというまのような。現在達成率130% 支援者数は70名となりました!クラファンのこのサイトが使えない方で振り込みや直接届けに来られた方も20名あり、なんと、90人の支援者となりました。本当にありがとうございます!目標金額も、ネクストゴールも、結果としては達成しました! (サイト上は70名ですが)本当にありがとうございました!昨日、これからクラファンを始めようとされている方とクラファン支援を仕事としてされている方のトークイベントがあり、オンラインで参加しました。そこでも、クラファンを呼び掛ける人の熱量がとにかく大事という話がありました。熱い思いが伝わらないとクラファンは失敗する、という話。。私自身はSNSのフォロワーもそれほど多くなく、(キャンプファイヤーの人からもそういわれてしまった。。。)SNSの呼びかけは期待できないから、個別にお願いに上がる方法がよいかなと思い、たくさんお手紙を書いたりしました。公民館の館長会でクラファンのことを説明したり、施設にチラシを置いてもらうようあちこちいったり、地味な活動を続けていました。ビビりすぎて、チラシを持って行ってるのに説明するタイミングが計れず、渡せないまま帰ることもたくさんありまして、勇気のなさに密かに落ち込んで帰ったり。。。いろいろありましたが、それでも支援してくれる人があって、また思いがけず私の知り合いでもない方にも広がりだしていて、これをきっかけに私のことやこんなことしてる人がいることに気づいてもらえることになったのが、なによりやってよかったことでした。残り一日も、偶然やら誰かのお勧めでこのプロジェクトに出会う方があるかもしれません。そんな一日になることも願いつつ。明日はまさかの、選挙の日。そちらもしっかり行いながら、終わりを走り抜けようと思います。残り一日もどうぞよろしくお願いいたします。写真は、祝言のすべてが終わり、お客様をお見送りしていた花嫁の自分です。クラファン終わりはこんな気分です。 もっと見る

  • いよいよ残り3日となりました。本当にたくさんの方にご支援頂きました、ありがとうございます。残りの期間もカウントダウンしながら、周知し続けようと思います。既にご支援くださった方も、周りの方へのご周知、どうぞよろしくお願いします。クラウドファンディングが終わっても、活動報告を上げることで今後の様子はお届けできますが、Instagramでも、写真と活動の様子を上げていきますので、フォローよろしくお願いします。@izumonoshugen前回お尋ねしていた、表紙のレイアウト案について。個別にコメントを貰った中で、②案(タイトルが下中央にあるもの)が、人気でした。扁額にタイトルがかかるのが良くないとお伝え頂いたりして、②案がやはりよいな、と決まりました!ありがとうございました。 もっと見る

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