はじめに
私たちLOVE EASTは、1月から能登半島で活動している災害ボランティア団体です。
志賀町や穴水町、輪島市で瓦礫の撤去や家財の運び出し、生活支援物資の配布等、様々な活動を行ってきました。
発災から半年がたち、私たちの活動件数も200件を超えました。
ですがいまだに景色の変わらない地域や、支援の届いていない部分が多くあるのが現状です。
この半年間、全力で支援活動を行ってきて、志賀町や穴水町ではいよいよ瓦礫の撤去等のボランティアも完了する日が近づいてきています。
その一方で、今まで注目されづらかったところや後回しにされてしまっていた部分の支援が、まだまだこれからであることを強く感じるようになりました。
被災地の子供たちのために
その大きな一つが、被災した子供たちへの支援です。
発災以来、被災地の子どもたちは多くのストレスにさらされています。
住む場所が変わり、学校が変わり、多くの困難の中にあります。
多くの小中学校で校舎が被災し、今までとは違う場所で授業を行うしかありませんでした。
志賀町でも、小学校の校舎が被災し、今も近くの中学校で授業を行っています。
子供たちへの支援は、必要が表面にあらわれにくい部分だと思います。
大変なことがあっても、声をあげられなかったり、自分でも気づかずにストレスを抱えてしまっている場合もあります。
「被災地の子ども達のために、何かしたい」
そのような思いから、夢団の皆さんに協力して頂いて今回のプロジェクトを始めました。
夢団とは
夢団は、日本全国の小中学校を巡って公演を行うミュージカル劇団です。
2011年の創立以降、毎年公演数を増やし、2015年に2班体制に、2018年に3班体制にと成長を続けてきました。
そして、2019年度は年間約350公演、10万人を超える子ども達と出会い、公演を行っています。
新型コロナウイルス流行の際には、一時公演の9割が無くなるという厳しい時期も経験しましたが、「すべての子ども達に夢と感動を」という思いのもとに活動を続けてきました。
被災地にこそ夢と感動を
私たちLOVE EASTが、被災地の子供たちに何かできることがないか悩んでいた時、夢団の皆さんが真っ先に連絡をくださいました。
発災から半年たっても景色が変わらない、復興が進んでいるのかわからない、希望の見えないように感じる、そのような声も被災地では聞くことがあります。
そのような時にこそ希望を持つことの大切さを伝えたい。子どもたちを励まし、笑顔にしたい。
共に同じ思いをもって、このプロジェクトを進めています。
一人でも多くの子ども達に、夢と感動を届けるため、ご支援をお願いいたします。
第一回の公演決定!
第一回として、8/6に志賀町の文化ホールで公演が決定しました!
志賀中学校の約400人の子ども達が集まります。
今回は、「あらしのよるに」という作品をお届けします。
夢団ファンタジーミュージカル「あらしのよるに」
大人気絵本「あらしのよるに」のミュージカルです。
(あらすじ)
嵐の夜に仲間とはぐれたヤギのメイは、壊れた山小屋に避難した。
そこへ同じように嵐を逃れて一匹の仲間がやってきた。
小屋の中は真っ暗で、お互いの姿は見えないまま、二匹は言葉を交わし、次第に仲良くなっていく。
そして、「あらしのよるに」を合い言葉に、翌日の再会を約束して、それぞれ小屋を後にする。
ところが翌日、待ち合わせの場所でメイの前に現われたのは、なんとオオカミのガブだった...!
“喰うもの”と“喰われるもの”・天敵同士のはずの二匹が「ひみつのともだち」になり、幾多の困難を乗り越えて友情を育み、強く前向きに、未来を信じて生きていく。
大きな地震が起こり、嵐の夜のように、前を向いて真っ直ぐに歩むことが難しい今。
子どもにとっても、大人にとっても、心が折れてしまいそうな瞬間が多々あることと思います。
吹雪の山の向こうに穏やかな緑の森があると信じて励まし合い、支え合って生きようとするガブとメイの姿はきっと、たくさんの人の心を勇気づけてくれるに違いありません。
多くの人の心が疲弊している今こそ、心にたくさんの栄養を与えてくれる舞台芸術が必要であると信じています。
そしてこの素晴らしい物語を通じて今、改めて希望を持って生きていくことの大切さを子ども達と一緒に感じ合えたらと願っています。
資金の使い道
集まった資金は、公演にかかる経費に充てさせていただきます。
被災地で公演するには、会場費・機材費・人件費・移動や滞在にかかる費用など様々な経費がかかります。
夏の公演は、体育館では暑すぎて危険なので、空調のある設備が必要です。
また、夢団の皆さんは、前日から現地に入り、会場の設営や様々な準備をしてくださいます。
最後に
このプロジェクトは、被災地での演劇公演を通じて、子どもたちに希望と笑顔を届けたいという強い想いから生まれました。
私たちの活動に共感し、支援してくださる皆さまのお力添えがあれば、より多くの被災地で公演を実現することができます。
どうか、私たちの活動にご支援をお願い致します。
最新の活動報告
もっと見る返礼品のステッカーを発送しました!
2024/10/10 12:00こんにちは。LOVE EASTです。爽やかな秋風を感じる頃となりました。皆様いかがお過ごしでしょうか。この度はLOVE EASTにご支援いただきありがとうございます。改めて心より御礼申し上げます。大変お待たせしいたしましたが、本日クラウドファンディングの返礼品のステッカーを発送いたしました!今回クラウドファンディングにご支援してくださった寄付者の方々には、公演にお越しいただいた学生の皆様に配布した記念ステッカーと同じ物を返礼品として発送いたしました。舞台を見てくださった方々がこのステッカーを見る度に、舞台を観た時の楽しい気持ちを思い出していただけるように、という願いと夢をたくさん詰めたデザインになっております。皆様の温かいご支援のおかげで2024年8月6日に日本全国で巡業公演している夢団の皆さんをお招きし、志賀中学校・富来中学校の生徒さんおよそ440人にミュージカルをプレゼントすることができました!皆様のご支援があった事でこのプロジェクトを行うことができました事、重ねてになりますが御礼申し上げます。季節の変わり目ですので、くれぐれもご自愛ください。 もっと見る
公演無事に終了しました!
2024/08/15 18:00【夢団ミュージカル】8月6日(火)に、志賀町文化ホールにて、ミュージカル『あらしのよるに』の公演を行いました!夢団の皆さんをお招きし、志賀中学校・富来中学校の生徒さんおよそ440人にミュージカルをプレゼントすることができました。このプロジェクトは、被災地の子どもたちに笑顔と感動を届けたい、そのような思いから始まりました。そのためにクラウドファンディングを実施した結果、本当に多くの方の支援をいただき、公演を実現することができました!応援してくださった皆様に心から感謝いたします。公演では、楽しい歌やダンス、セリフの掛け合いに私達も思わず魅入ってしまいました。主人公の狼と山羊の二人の友情と、嵐のような困難を乗り越える姿に、心動かされる、明日への希望をもつことができる、そのような素敵な時間になったと感じています。公演の最後には、栃木の中学生の皆さんからのメッセージ入りのパンとオリジナルステッカーをプレゼントしました。また、その中学校で作成した黒板アートの写真もお渡しすることができました。パンにはひとつひとつ、心のこもったメッセージが書かれていて、それをキャストの皆さんと一緒にお配りしました!今回のプロジェクトは最初から最後まで、本当に多くの方に支えられて実現することができました。今までの私達の活動もそうですが、全てにおいて多くの方の助けがあったからこそ、こうして活動を続けていけます。皆さん本当にありがとうございます。震災から既に8ヶ月以上経っても、まだ復興の手が足りないのが現状ですが、能登の未来のために、今私たちができることを日々全力でやっていく所存です。今後ともご支援いただければ幸いです。 もっと見る
【配布ステッカーのデザイン決定!】
2024/07/25 20:40いつも応援ありがとうございます!今回の被災地の公演にお越しいただく学生の皆様に、記念としてステッカーを配布させていただきたいと思います!ということで、ステッカーのデザインがこちらに決定しました!!来てくださった学生の皆様がこのステッカーを見る度に、舞台を観たときの楽しい気持ちを思い出していただけるような、夢がたくさん詰まったデザインになっています。そしてこちらのステッカーは、今回のクラファンにご支援をくださった方への返礼品にもなっています。順番に感謝をこめてお送りいたします!多くの人に笑顔をお届けするために尽力してまいりますので、ぜひ、引き続き応援をお願いいたします! もっと見る
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