※だいぶ遅れておりまして、こちらは先週木曜日(なんとしても元のペースに戻したい)のお話です。
15日目、無事に終わりました。
本日も支援して下さる方が増えました、誠にありがとうございます。
終戦記念日は皆さまそれぞれの想いがあるかと思いますが、お店近くの神社へ参拝に来られた方たちにもたくさん遊びに来て頂いた日でした。
今日はよく来て下さるお客様と2人だけの時間があり、何気ない会話からお互いの年齢の話になりました。
僕は普段の接客では名前や年齢などではなく、なるべくどうでもいいことしか聞かないようにしています。
聞いたら皆さん快く教えて下さるでしょうが、中には答えたくないな…って思う方もいらっしゃる方もいるかもしれないからです。
そんなわけでよく来て下さるお客様であっても、普段何をされているかはもちろんのこと、年齢もお名前も知らない方が実は多いのです。
いつもはコーヒーの話を中心に最近のおすすめはここだとか、家の近所でこんなカフェが工事をしていたとかそんな話をしていましたが、その日はお互いのパーソナルな話になりました。
自分で言うのもなんですが僕はよく若く見られます。
自分でもそう思い込んでいるわけではなくいくつかの理由があって、まずいつもマスクと眼鏡をしていたり、前髪も下ろしているので顔のほとんどの部分が隠れていることもあって若く見えるだけで、実はそんなに若くないのです…。
なのでお客様とそんな話になると結構な確率で僕の方が年上というパターンが多いのですが、今回もまた比較的近そうだけど少しだけ年下かな、だけどお話を聞く限りかなりしっかりとお仕事をされていて若いのにすごいなぁといつも思っていました。
ただ、少しずつ会話を積み重ねていくごとに「近いとは思っていたけどかなり近そうだぞ…」さらに会話が進み「近いと思ったけどもしかして…!」と、確信に変わっていきました。
そうして自分の年齢を伝えるとお互い「あら!」なんて驚きあってしまい、さらに色んな会話に花が咲きました。
僕は学校を出てからは営業や接客業など、人と関わる仕事しかしてきませんでした。
人見知りが激しい方なので得意かと聞かれたらそうでもないとは思いますが、楽しいなとはいつも思います。
それは丁寧に接していくことで年齢や、ステータスの壁を簡単に飛び越えてしまう瞬間があるからです。
お客様と店主なので仲良くという表現が適切かは分かりませんが、育ってきた環境や世代が明らかに違っていても共通の趣味があったり、普段ならお話することすら絶対にできないんだろうなという地位の方にコーヒーの淹れ方を教えたりなど、日々小さな奇跡ばかり起きるので飽きないんです。
「商い=飽きない」なんてよく聞く言葉ですが、本当にその通りだなと思います。
体調が優れない、仕事が上手くいかず心が晴れない日などがあっても、いつもと変わらずお店に立つと皆さまが小さな奇跡を運んできてくれるんです。
そんな楽しくて素敵な仕事を選べて本当に良かったと思いながら、いつもコーヒーを淹れています。
クラファンも僕にとっては毎日奇跡の連続です、まさかこんなにたくさんの方が支援して下さるなんて本当にありがたい…。
僕が今こうして楽しく仕事をさせてもらえるのは当たり前のことではないと、改めて自分に言い聞かせる日にもなりました。
皆さま、いつも誠にありがとうございます!
HAYAKAWA coffee
早川 侑