山の寺寺院群の浄土宗 宝幢寺(高田光彦住職)は、能登半島地震で本堂が倒壊し、庫裏も甚大な被害を受けました。
東日本大震災の被災地で傾聴活動を行い、防災士の資格取得を考えていた高田光順副住職ですが、「被災すると何もできない。自分では冷静なつもりでも、振り返ると混乱していた」と話したそうです。
経本や仏具、専門書は散乱し、どこから手を付ければいいのか分からない状態が続き、一人で片付けを進めていると気がめいった。何もせず、ただぼうぜんとしていることも多かった。と精神的にもかなり辛かったかと思います。
そんな中、大本山くろ谷金戒光明寺(京都市左京区)布教師会のメンバーなど、気心の知れた僧侶仲間が応援に来て、率先して復興作業に当たってくれたとのことです。(文化時報社より引用)
高田住職曰く「手伝いに来て声をかけてくれるだけで安心した」
今、宝幢寺だけではなく山の寺の多くの寺院が、お寺の変わり果てた姿を前に、手がつけられない状態だと思います。
そして、お寺の住職やご家族は、自分たちの先祖、檀家さんのご家族、お寺の歴史など多くを背負い途方に暮れているでしょう。
私たち復興プロジェクトチームは知名度も資金も何もありません。
ただ、能登の困ってるお寺と山の寺寺院群の歴史に何かできないかと手を尽くしているだけです。
全く力にはならないかもしれませんが、寄り添わせてください。そこに安心が生まれるなら。