
皆様、明けましておめでとうございます。
本日、1/1、16時10分より長壽寺にて昨年の地震と同じ時刻で
慰霊祭として法要と鳴鐘の儀式が行われ、山の寺復興チームで参加してきました。
地元の方の多くの人から聞かれる言葉として「また。地震が来るのでは?」「元旦は嫌な思い出がフラッシュバックする」といったことを多く聞かれました。
過去の苦しい地震を忘れることなく、新たな未来に対しての希望を
参拝者のみなさんが噛み締めながらお参りしているような印象でした。
被災者にとっての本当の意味での新たな年は、
無事に16:10を迎えることだったのかもしれません。
とはいえ、市内を見回せばまだまだ多くの瓦礫や倒壊した家屋は残されたままです。
顔を上げ、輝かしい未来を見ることも大切ですが、足元の瓦礫からも目を背けることはできない。複雑な被災者の心境も感じ取ることができました。
長寿寺の仮設の釣り鐘を叩き、懐かしい音色に思いを馳せる一方、新たに釣鐘堂を製作すると2500万円以上はかかると高木住職が教えてくれました。
完全な復興はまだまだ道半ば。
仮設で作っていただいた釣鐘堂もいい思い出になれるように。今後も復興チームで力を合わせていけたらと思います。