宮崎カカオの大田原です。
プロジェクト開始から早速応援いただきありがとうございます。
さて、私がカカオに興味を持ち始めた頃から目指している「純宮崎クラフトチョコレート」があります。
そこで今回は、宮崎県日南市に受け継がれる伝統黒砂糖の紹介と、その黒砂糖を未来へ残すため、私が5月末からお手伝いしているプロジェクトについての投稿となります。
【300年受け継がれる伝統製法による黒砂糖づくり「さとねり」】
宮崎市の南隣の日南市では、江戸時代から300年間受け継がれてきた伝統製法で黒砂糖づくりを続ける風田製糖組合があります。
戦前までは宮崎県内で盛んに行われてきた黒砂糖づくりですが、伝統製法で製造を続けるのは、令和の今、宮崎県内で風田製糖組合の一軒のみ。
そのような中、昭和初期に作られた建屋は老朽化し、黒砂糖を製造する釜の老朽化が進み、年々製造が困難となってきています。
それでも代表の平島さんは、「先祖から受け継いできた伝統を自分の代で絶やしたくない!」と強い意志とプライドをもって毎年黒砂糖づくりを行っています。
この黒砂糖づくり「さとねり」が今後も継続できれば、2年後に初出荷を目指す宮崎県産カカオ豆と宮崎県産黒砂糖を組み合わせた新星と伝統が混ざり合う「純宮崎県産クラフトチョコレート」が完成します。
こちらの資料に黒砂糖づくりの工程が記載されておりますが、そのほとんどが手作業で行われています。しかも一度つけた火を絶やさないようにするため、夜通しで作業を行います。
まさにクラフトの極みの黒砂糖、、、!
【未来へ伝統黒砂糖を残すための取組】
私は、前職時代から平島さんと付き合いがあり、この度老朽化した製造釜を修復し、将来世代へ黒砂糖づくり「さとねり」を継承するためのプロジェクトを立ち上げ、運営面にてサポートを行ってきました(※詳細は以下ニュース記事のとおりです。)。
黒糖づくりの伝統製法「さとねり」 工房が老朽化し後継者も課題に 次世代に継ぐためカカオ農家が支援
そして、、、おかげさまで本日さとねり継承プロジェクトの目標を達成する運びとなりました!
これにより、目指す究極のチョコレートの一つの形態として、「300年の歴史を有する県産黒砂糖」と「令和の新風宮崎県産カカオ」の組み合わせによる純宮崎クラフトチョコレート実現に向けて一歩進むことができました。
ぜひ全国の皆さまに、伝統文化として受け継がれる宮崎の希少な黒砂糖について知っていただきたいと思っています。また、プロジェクト実施期間が今週金曜までとなっておりますので、以下URLからぜひ最後の応援いただけますと幸いです。