【NY NOW 100th Anniversary:事前視察の活動ご報告】
*大変長文となりますので、ご多忙の方は “冒頭” と “巻末” のみ。そうでない方は最初から最後までお付き合い願います笑。
はじめに、先月7/27より始動した我々「THE FORESTY」のクラウドファンディング【仙台発、老舗材木店によるハンドクラフトギター NYへの挑戦!】にご支援・ご協力を戴いた皆さま、この場をお借りして厚く御礼と感謝を申し上げます(プロジェクト期限:10/12まで)。
さて早速本題へ。
来年2月に開催される『NY NOW Winter 2025』出展へ向けて準備を進めるべく
“何はともあれ事前に実際に現地へ行って、この目で確かめねばっ!”
と、いつものノリと勢いでコソコソと計画を進めていたNY弾丸視察がいよいよ始まりました...(峯岸・佐藤、3泊5日)。
【初日:8/3(Sat)】
お揃いのオリジナル「THE FORESTY」Tシャツを見に纏い、もちろん相棒の『Vulcan Guitar』も当然引き連れ?(ホントのところ、出発前日には “まだ完成品じゃないし重いから置いていこうね〜”と2人で言い合っていたが当日、佐藤は当然の如く背中に背負っていた。偉いっ!笑)
仙台駅から羽田第8ターミナルまで陸路で移動。日本から約12時間のロングフライトにビビりながらも何とかJFKへ到着!
佐藤持ち前のナビゲーション力を頼りに何とか「Air Train(空港鉄道)」と「Subway(地下鉄)」を乗り継ぎホテルへ到着!早速夏のNY特有の夕立&雷の洗礼を受け、ホテル内にあるレストランで夕食を取り雨を凌ぐことに。
程なく特大ボリュームの夕食を済ませホロ酔い加減の2人は、夕立が過ぎ去ったのを良いことにホテルから数ブロック先にある、かの有名な「TIMES SQUARE(タイムズスクエア)」へ向かいます。
こうして、見るもの全てに興奮冷めやらぬ2人でしたが、今回NY滞在のメインとなる『NY NOW Summer 2024』視察を明日に控え、初日の夜は更けて行くのでした(おやすみなさい)。
【2日目:8/4(Sun)】
いよいよ2日目の朝、事前に通訳(というには豪華すぎる人選ですが...)をお願いしていた好青年。15年以上も本場NYでジャズギタリスト兼コンポーザーとして活躍する「金澤悠人さん」とホテルのラウンジで待ち合わせ。
<YUTO KANAZAWA:金澤悠人さん>
Yuto Kanazawa's Official Website
しばし金澤さんと(勝手ながら)感動の対面を果たし、コーヒーをすすりながら音楽談義や理論・技術などのアドバイスを仰ぎつつ、次に向かう先は展示会メイン会場である「Javits Center(ジャビッツ・センター)」へ急ぎます。
会場へ到着し、受付。
数ヶ月前から申請していたものの何故か佐藤だけ承認が降りず、内心ドキドキしていたレジストレーション(登録)も無事通り、一安心した一行は早速会場内へ!
会場内へ入るとそこには流石、だだっ広い展示スペースに洗練&整然と立ち並ぶ、“ライフスタイル”や“ホームデコレーション”等に関連するブランドやプロダクトの数々が!
<secca>
今年で第100回目を迎える「NY NOW 2024 Summer」。ここNYへ実際に足を運び、出会った作品やご縁は本番の来年『Winter 2025』出展への足掛かりとなる素晴らしい経験。
特にジャパン・ブースに出展している我々の先輩とも言うべき方々との出会いは、本当に刺激的かつ貴重な財産となりました。
さて、数々の貴著な出会いをよそに我々が向かった次なる目的地は...何と我らがパートナー(?)、金澤さんが1年半以上に渡り毎週単独で出演し続けているジャズ・パフォーマンスに同行させて頂けることにっ!!
慣れた足取りで目的地へ向かう金澤さんに引き連れられ、行き着いたその先はW 37th Stに位置する「Marriot Vacation Club Pulse」1Fに佇む『Twistted Knot』というカフェ&ラウンジ。
日曜日の17:00-20:00までと、何とも優雅な時間帯&お洒落なラウンジで奏でられる我らが「Yuto Kanazawa」のソロ・ジャズパフォーマンスは聞けばコロナ禍の折でも:
“宿泊者や滞在者に優雅な時間と空間を届けたい”
というマリオット側の配慮により休みなく続けられ、今でも毎日のように日替わりで様々なイベントが執り行われているそう...大変に粋な計らいですね。。。
半ば無理やり神聖な仕事場にくっついて来たばかりか、強引にテレキャスター・タイプのエレキギター「Vulcan」でJazzを奏でてもらうのみならず、徐々にお酒の勢いとともに曲のリクエストまで頼む始末の2人...金澤さん、快くお応えしていただき本当に有難うございました号泣!
<Yuto Kanazawa Plays "Englishman In New York" by Vulcan>
優雅で贅沢な時間があっという間に終わりを告げた20:00過ぎ、明日はレコーディングがあるとのことで金澤さんとはここでお別れ(本当はレコーディングにも潜入してみたかったが...笑)。
“滞在3日間の旅程で本場NYの夜を満喫できるのはこの日だけっ!”
とばかりに興奮冷めやらぬ2人はそのままタクシーで “Jazzの聖地”と言われる『Blue Note Jazz Club』があるGreenwich Village(グリニッチ・ビレッジ)方面へ。
と、勢いそのままに予約もロクにしていない2人が伝統と由緒ある聖地に受け入れられるはずもなく(ちなみにチケットを事前購入していればすんなり入れるらしいです...涙)、またも佐藤のナビゲーション力を頼りに2人は夜のJazz通りをあてもなく彷徨うのでした。
NY滞在2日目:
・「NY NOW」展示会場での現地視察と新たな出会い
・「Yuto Kanazawa」さんによるライブパフォーマンスの優雅な時間
・「VILLAGE VANGUARD」で本場NYのジャズプレイを堪能
を十分過ぎるほど満喫した2人は佐藤たっての要望、「TACO BELL(タコベル:カリフォルニア生まれのメキシカンファーストフードブランド、日本にも主要各地に店舗がございます笑)」お持ち帰りで空腹を満たし、それぞれに眠りにつくのでありました。
【3日目:8/5(Mon)】
いよいよ今回のNY滞在ラストとなる最終3日目。
また、この日は待ちに待った佐藤念願のフリー観光日!
聞くところによればNY渡航が決まったその直後から、行きたい場所を毎日のように念入りにリサーチし、リストアップしていたそう(ちなみにここからはほぼほぼ番外編です笑)。
それではいざ、出発っ!
<Carmine Street Guitars:映画>
2018年公開。
伝説のギタリスト達を虜にする職人は建物のヴィンテージ廃材から、世界でひとつのギターを生み出す(公式HPより)。
ボリューム満点の野外ランチを済ませ、大満足の2人が次に向かったその先は...
セントラル・パーク中央エリアに位置する記念碑、『Strawberry Fields(ストロベリー・フィールズ)』!
言わずと知れた「The Beatles」のメンバー、今は亡き『John Lennon(ジョン・レノン)』氏のために捧げられた2.5エーカーの造園地です(ちなみに先の映像にある弾き語りの方が帰り際「ポール・マッカートニー氏」作の「Let It Be」を弾いた途端、“あれはジョンの曲じゃない!” と若干不満げな佐藤でした。難しいね...汗)。
<Strawberry Fields:セントラルパーク・記念碑>
ちなみにもひとつ余談ですが...まずセントラル・パークはとてつもなく広いっ(843エーカー)!
ランチを取ったスポットから徒歩10分以上かかる道のり、周囲にはレンタサイクルや人力の移動サービスがゴマンといて何度も乗ろうと持ちかけたのですが...
“楽して向かおうなんてジョンに失礼ですよ、社長っ”
とあっけなく断られてしまいました...ジョンに対するリスペクトが半端ないっ泣!!
なお記念碑に至る入り口の真向かいにはジョン・レノンが最後の生活をおくり、1980年の凶弾に倒れる現場となった『Dakota Apartments(通称:ダコタ・ハウス)』もあり、ようやく佐藤悲願の「聖地巡礼」が締めくくりを迎えるのでありました。
<The Dakota, Dakota Apartments:ダコタ・ハウス>
以上、長々と濃密(?)な3日間の『THE FORESTY:峯岸&佐藤によるNY滞在 弾丸ツアー(いつの間にか題名が変わっている...笑)』をお送りさせて頂きました。最後までお付き合い頂いた皆さま、ありがとうございます(本当はもっと色々ありましたが笑)!
<Epilogue:エピローグ(あとがき)>
今回、自らも半信半疑ながら3ヶ月程度の準備期間を経て断行された『NY NOW Summer 2024:事前視察』の旅でしたが、改めて振り返るとたった3日間の滞在とは思えないほど、公私に渡って様々な収穫がありました:
【収穫:1】
●「NY NOW」に出展している日本企業コミュニティとの接点ができた!
・英語で日常会話はこなせたとしても、やはりビジネスで海外の展示会に出展する上での手続きやノウハウはハードルが高く、その道のプロに任せるのが一番!今回はなんとも心強いベテランさんとのネットワークを築くことが出来ました(やはり現地に行って足を運んでみるものですね...)。
【収穫:2】
●「Japan Quality」にはまだまだ到底及んでいないっ!
・やはり、我々のような材木店が創り出す『Vulcan Guitar』はまだまだ素人の手仕事レベル。キャッチーで初見のウケは良いが、残念ながら目の肥えたニューヨークのバイヤーさん達の目に留まるシロモノではまだない...。帰国後から年内までに更なるレベルアップを目標に据えることが出来ました(いつの日か、あの “Carmine St Guitars” を目指して...)。
【収穫:3】
●「Jazz Guitar」セグメントとの意外な相性っ⁈
・元々は弊社、佐藤のロック魂から派生した『Vulcan Guitar』でしたが、今回デザイン新たに “レザー加工(フェイク・レザーですが)” を施した結果、何ともシックで大人な雰囲気に...。くだんの金澤さんにもヒアリングした結果、ジャズ界においても昔からエレキを弾くトレンドが一定数あるそうな(詳しくはこれから勉強します...汗)。という訳で少し今後のマーケット展開にも視界がひらけた感じがします。
【収穫:4】
●「日本の素晴らしさ」
・これはプロジェクトページ本文にも書きましたが、やはり海外から帰国してみると改めて日本の生活水準は素晴らしいっ(サービスやセキュリティ、ソサエティなど)!いつの時代も『憧れのNY』であることに変わりはありませんが、街中を歩き回ってみると実は “クサい、キタナい、ウルサい” の三拍子だったりします涙(NY在住者にはそれが却って落ち着くらしいですが...)。
ただ、そうは言ってもやはり『経済・文化・芸術の最先端が集う街:ニューヨーク・マンハッタン』、そこには:
人々を惹きつけるダイナミズムと魅力
がふんだんに詰まっています(事実、“出張でNYへ行く” と言うと周囲の反応が他国のそれと比較して明らかに違います笑)。
ついては初志貫徹、来年冬に催される『NY NOW Winter 2025』への出展準備を急ピッチで進める次第です(逆にこれで “やっぱり行くのヤーめた” とか言ったら56されますね...)!!!
最後に、お盆休暇前の超多忙なタイミングにも関わらず、快く(?)2人を送り出してくださったスタッフ各位、それぞれの家族、そして陰ながらサポートしてくださった皆さまにこの場をお借りして御礼を申し上げます。
それでは来年のNY再上陸を目指して
Go Vulcan!