【JYMAクラウドファンディング目標金額達成の御礼+ネクストゴールに向けて】
皆様の温かいご支援により、戦後79年目となる8月15日に目標金額(80万円)を達成いたしました!当団一同、改めて感謝申し上げます。引き続き、遺骨収容事業や各種慰霊事業に尽力して参ります。加えて、残り僅かではございますが、本日よりネクストゴールの達成を目指したく考えております。
今後実施予定の沖縄プロジェクトチーム派遣(令和6年11月)・沖縄自主派遣(令和7年2月)に加えて、令和6年10月にも当団理事1名・学生2名の計3名で沖縄へ赴き、沖縄県糸満市での対外機関との外部折衝・現地調査等を行うため、ネクストゴールとしてプラス20万円を設定したうえで【最終目標金額100万円】のご支援を頂きたく存じます。
来年は戦後80年という節目を迎えます。万難を排して沖縄県糸満市に眠るご遺骨を一秒でも早くご遺族の元へお還しするべく、皆様のお力添えをいただけますと幸いです。何卒宜しくお願いいたします。
JYMA日本青年遺骨収集 沖縄プロジェクトチーム派遣担当 石山航
自己紹介
皆さんはじめまして。私たちは創団57年を迎え大学生を中心に、沖縄・硫黄島や海外諸国にて先の大戦で亡くなられた戦没者の遺骨収容活動や慰霊巡拝活動等を行う「特定非営利活動法人JYMA日本青年遺骨収集団」(以下:JYMA)と申します。学生を中心に政府の戦没者遺骨収集活動に参加、協力している日本で唯一の遺骨収集専門のNPO団体であり、全国各地から約50名の学生が集い、皆「戦没者のご遺骨を一日でも早く収容し、ご遺族の元へお還ししたい」という熱い思いで日々、活動に取り組んでおります。
「慰霊」と「伝承」を使命とし、単に収容活動をするだけでなく遺骨収容に向けた地権者との折衝や戦史・骨学勉強会の実施・街頭募金等に学生主体で知恵を絞り、真剣に取り組んでおります。
また、当団は名を「遺骨収集団」と申しますが、遺骨収容事業とは
我々JYMAが参画する遺骨収容事業とは、海外戦没者(沖縄・硫黄島を含む)の約240万人を対象としております。令和5年度末の時点で未収容のご遺骨約112万柱のうち、約30万柱が沈没した艦船のご遺骨で、約23万柱が相手国・地域の事情により収容困難な状況にあります。これらを除く約59万柱のご遺骨を中心に、海外公文書館から得られた情報や戦友等からの情報を基に、具体的な埋葬場所の所在地を推定し、現地調査や遺骨収容を推進しています(厚生労働省社会・援護局『遺骨収集事業の概要』2024年、p.2より引用)。諸外国にて非常に多くの先人が亡くなられた先の大戦から早80年が経過しようとしておりますが、太平洋諸地域をはじめとする世界各地には未だ日本人のご遺骨が取り残されており、本国日本へ帰還できていないという現状であります。
このプロジェクトの概要
JYMAでは今年度、沖縄方面に注力した以下3つの活動を当団の学生自らが主体となり計画しております。
①令和6年7月:応急派遣(地権者との交渉・現地調査)→5名を派遣決定
②令和6年11月:沖縄調査派遣(③を行うための活動地選定・事前調査・土地申請等を実施)→約5名を派遣予定
③令和7年2月:沖縄自主派遣(約2週間程度、学生主体で実地での遺骨収容活動)→約15名を派遣予定
自己負担を差し引いて①20万円②10万円③50万円が必要になると見込んでおります。
《参考》
昨年2月に実施した沖縄自主派遣では約152万円の費用がかかりました。
クラウドファンディング実施の背景
「沖縄自主派遣」は創団当時から続く歴史的な一大行事であり、学生が主体となり計画・実行できるため参加学生の士気は非常に高く、高い志を持ち毎年活動しております。
昨年度の沖縄自主派遣でも約2週間にわたり、総勢80名を超える大規模を以て沖縄県糸満市周辺にて活動を行いました。中でも、ある地区で活動した際には風化した軍靴とともに横たわる、推定1体分の旧日本兵のご遺骨を地表面に確認し、収容が叶うと思われました。しかしながら、その区画が僅かに土地利用申請を地権者の方から得られなかった地域に該当していることが分かり、非常に悔やまれる中でありましたが、収容を断念せざるを得ませんでした。
我々は昨年度に収容できず、今尚この瞬間にも野晒しとなっている糸満市のご遺骨を早期に収容したいと考えています。しかしながら、当団の歴史ある沖縄自主派遣は資金難により継続困難となりつつあります。
沖縄ではこの他にも収容できていないご遺骨が未だ多く取り残されています。当団の沖縄での遺骨収容活動を、資金難を理由に我々の代で絶やすことはできません。そこで、より多くの方々からのご支援をいただきたく、本クラウドファンディングを実施するに至りました。
現在の準備状況
今回我々は、今尚この瞬間にも野晒しとなっている糸満市のご遺骨を早期に収容したいと考えるべく、早急に訪沖する必要性があると判断し、7月4日(木)~7月8日(月)に学生主体の応急派遣団を編成、土地利用申請と地権者の把握を改めて行いたいと考えました。この応急派遣にて土地利用申請問題を解消させ、11月に実施予定の①沖縄調査派遣にて、残されたご遺骨を収容したいと考えます。また、来年2月には再び大規模な遺骨収容派遣を行う予定です。
過去から現在、そして未来へ
JYMAは1967年発足以来、50年以上の歴史を有するとともに、これまで戦没者のご遺族をはじめとする非常に多くの方々の御支援に支えられ、長きにわたり遺骨収容活動や慰霊巡拝活動に努めてまいりました。新型コロナウイルスによる海外渡航制限の影響で入団する学生も急激に減少しておりましたが、今年度は新規学生数が増加傾向にあり、令和6年度6月時点では50名を超える規模に拡大させることができました。しかしながら、ご遺族や支援者の減少に伴う財政難により、極めて厳しい状態に陥りつつあります。
皆様からのご支援をお待ちしております。
最新の活動報告
もっと見る【JYMA】 第2次沖縄プロジェクトチーム派遣実施報告
2024/10/19 10:24第2次沖縄プロジェクトチーム派遣実施報告10月9日(水)から10月13日(日)にわたり、本クラウドファンディングにて告知していた派遣に加えて「第2次沖縄プロジェクトチーム派遣」を実施しました。前回に引き続き、本派遣に参加しました石山航(立命館大学文学部3回生)よりご報告させていただきます。本派遣は社会人理事1名+在団学生2名の計3名にて沖縄に足を運び、活動させていただきました。沖縄県糸満市を中心に以下の5点を対応しました。①糸満市における地権者問題対応②各行政への古墓遺骨返還の進捗状況確認③令和7年実施予定の沖縄自主派遣に向けた新規情報に基づく現地調査④在沖政治家への遺骨収集に関する問題共有⑤在沖メディアへの現場対応薄暗いガマ内部へ僅かな光が差し込む本派遣の最大の成果として①「糸満市における地権者問題対応」が挙げられます。本派遣にて逝去された地権者のご親族への面会が叶い、活動許可をいただく運びとなりました。糸満市の地表面に露呈した状態のご遺骨は、早ければ来年の2月に予定される「令和六年度沖縄自主派遣」にて収容、沖縄県への引き渡しが実施される見通しです。収容の兆しがようやく見えたご遺骨に対し拝礼する学生2名社会人理事と協力して活動地を記録メディアの方にも同行していただいた在沖議員への遺骨収集に関する現状と問題点の共有在沖OB・関係者にもご協力いただいた次回の活動は11月15日から11月19日にかけて実施される「第3次沖縄プロジェクトチーム派遣」 です。引き続きJYMAでは社会人・学生の垣根を超えた協力のもと沖縄県での現地調査を継続するとともに、各行政との連携の上で遺骨収容活動に尽力して参ります。沖縄で眠られる先人のご遺骨を一日でも早くご遺族の元へお返しするという目標を忘れず、精進して参りますので皆様のご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。最後になりましたが、改めて本クラウドファンディングにご支援いただきました皆様へ当団一同厚く御礼申し上げます。 もっと見る
【沖縄応急派遣の報告】7月4日~7月8日実施
2024/07/10 12:277月4日~7月8日までの5日にわたり、本クラウドファンディングにて告知しておりました3つの遺骨収集派遣のうち「①沖縄応急派遣」を実施しました。本派遣に参加した石山航(立命館大学文学部3年)より報告をさせていただきます。本派遣は学生4名+理事1名の計5名で実施しました。沖縄県の糸満市・与那原町・西原町・南風原町・北谷町で現地調査を実施し、「③沖縄自主派遣」の活動地選定を行いました。5名の参加者 平和祈念公園にて 暗い壕内部を丁寧に調査する学生達今回「①沖縄応急派遣」の主目的である糸満市の土地利用申請と地権者の把握について、3地点のうち1箇所の地権者と面会する機会をいただき、無事に収容許可をいただけました。一歩前進したものの、残る2地点に関する現地調査や該当地域の関係者様との接渉については、有力な情報が得られませんでした。私たちJYMAは引き続き沖縄県での現地調査をより詳細に行うとともに、沖縄県・糸満市・厚生労働省へ対応の相談を継続してまいります。木々が生い茂る中、前進2月の沖縄自主派遣に向けて活動地の選定を行う現地調査後、この地で亡くなられた先人に対し深く拝礼 もっと見る
目標額ご達成、おめでとうございます! (ドキドキして見てました) 遺骨収容活動、よろしくお願い致します!