パラモトライダー体験走行会を定期的に開催している一般社団法人Side Stand Project(SSP)は、今回で3回目となる「やるぜ!!箱根ターンパイク」を開催いたしました。この「やるぜ!!箱根ターンパイク」は、パラモトライダーが友人と一緒に公道をツーリングしよう、という企画で、今回も14名のパラモトライダーそれぞれが誘った34名の友人ライダーたちとともに晩秋の箱根を走ることができました。
パラモトライダー体験走行会でライディングテクニックに問題がないと確認が取れたパラモトライダーが知人・友人を誘って一緒に走行するこの企画の場は、占有利用が可能な一般公道「箱根ターンパイク」。先導車と緊急時用の追走車とともに、標高1000mを超える大観山展望台からスタートし、小田原料金所まで一気に下り、再び大観山まで上がってくるというルートをそれぞれが堪能しました。
当初は9月に開催予定だったものの台風の接近の影響で安全面を考慮してこの時期に開催日を延期して臨んでいます。そして迎えた当日、箱根周辺は晴れ。富士山が山頂からすそ野までしっかり見えるほどの好天に恵まれました。さすがに11月末日ということで早朝の冷え込みは厳しかったもののそれでも日中は日なたに居ればぽかぽかと陽のありがたみをしっかり感じ取れるような一日となりました。
今回も走行中はB+COM(インカム)を使用しそれぞれがおしゃべりでコミュニケーションを取りながら、そして確認を取りながら、14名のパラモトライダーとその友人ライダーたちのツーリングをすることができました。
午前11時から走行を開始し午後2時には予定通り全員の走行が終了。箱根ターンパイクでのツーリングというこの3度目の偉業を無事に事故もなく達成することができました。来年もこの箱根のツーリングを継続して開催できるよう、パラモトライダー体験走行会ともども活動をさらに広げていけるよう、オートバイでつながる輪を大切に進めてまいります。
これまでの箱根ではパラモトライダー体験走行会参加経験のあるボランティアスタッフに限っての開催でしたが、今回はボランティアスタッフも経験の有無なしと門戸を広げて開催。もちろん初参加のスタッフにはレクチャーの時間もしっかり用意し、丁寧に内容の説明を行いました。
今回で3回目の箱根というパラモトライダーも多く、年に一回箱根で会う仲間という感じでボランティアスタッフとも「おひさしぶりです」という挨拶から始まります。
青木治親SSP代表理事、そして青木拓磨SSP専属パラモトライダー、青木宣篤SSPテクニカルアドバイザーの青木三兄弟3人がそろいました。
今回は5台の大型バイクを使用して、全長14.5kmの箱根ターンパイクを往復するコース。隊列を組んでツーリングを楽しみました。
晩秋の箱根路は今年最後の紅葉の見ごろという時期でした。
各パラモトライダーは「冬のような寒さの中でのツーリングになるのかと心配していましたが、全然そんなことはなく、逆にこの冷たい空気の中、富士山や小田原市街がきれいに見えてすごく良かった」と口々にコメントしてくれました。
以上
一般社団法人SSP