本作品ではI2Uの過去作品ではなかなかできなかった複数台の照明で照明にこだわっています。
個人の照明とレンタル照明を組み合わせてセッティングをしています。普段みる映画内で照明すごい!など思うことは少ないですが、これは実はいかに自然に魅せるかが照明セットする人の技量なのです。部屋の照明や日光だけで撮影してしまうと、明るい部分と暗い部分の差が大きかったり、顔の一部だけが照らされたり、チカチカしたり、など映像にすると不自然に見えてしまったり、見えなくなったりすることがあります。
それをなくし、見やすく自然な映画にするために照明を使います。一つの例として今回廊下からキッチンに入る時の写真を共有します!
こちらは撮影前に照明確認をするときに撮った写真で、キッチンの前に立つ監督を撮ったものです。部屋の方は部屋の電気ではなく、ameranの200Xを天井に当てています。ですがこれだけですと、人物の輪郭は見えず、少しホラーになってしまいます。
ここで廊下の横から輪郭を出すために色温度固定の照明を置くと、
人物の輪郭が見え、わかりやすい絵になりました。ですが、自然に見えるのがポイントです。実際にはそちらに窓はありませんが、あるかのように見せられました。
また、現在は奥の部屋に光が蛍光灯の光に寄せて青くなっていますが、もっと夕方の雰囲気を出すために照明の色温度調整をし、窓の外をオレンジ色の布で被せてみたのが以下の写真です。
こちらも本編映像ではなく、準備段階の写真ですが、キャストの愛純百葉さんに立っていただきました。照明の位置を変えずに照明とカメラの色温度調整をするとなんと夕方のようになりました。
なかなか夕方で撮りたくても、夕陽が差し込まないことも多いですが照明を使えばその悩みは無くなりました!!!
今回はなかなか普段何台も使えない照明を使用させていただいていて、撮影している民家を十分活かせるように工夫を重ねて行きました!このような工夫ができるのも皆様の支援のおかげです!本日50%達成をしました!たくさんのご支援ありがとうございます!!!
完成作品をご覧になるときは、ここの照明どうなってるんだろうとぜひ考えてみてください!また新しい映画の楽しみ方になるかもしれません!(監督は映画見るときついつい考えてしまいます:))