自己紹介
皆様初めまして。
一般社団法人しるべの路(みち)の代表理事渡辺誠です。
本プロジェクトは私渡辺と、副代表理事の樋口亜耶の2名で挑戦させて頂きます。
しるべの路とは
しるべの路は、京都の伝統的な産業、そして京都の発展を支援するために活動している社団法人です。
2022年6月に設立し、今年の6月で丸二年を迎えることが出来ました。
具体的には、賞味期限切れのお茶や古い着物を活用してお香や匂い袋、アクセサリーなどを作っています。
また、京都の企業さんと協力しながら香りづくりや石鹸づくりといった体験の提供を行っています。
私たちの目的は、自分たちだけが輝くことではありません。
私たちの活動を通じ、ホテルさん、旅館さんや飲食店さん、お寺さんや神社さん、様々なジャンルの会社さん、そしてしるべの路に関わる一人一人の魅力を最大限に引き出し、ダイヤモンドの様に輝かせる。
それが、私たちの使命だと感じています。
お取引も少しずつ増えてきています
商品については市内の飲食店さんやホテルさんで置かせてもらっています。
また、ねね様で有名な高台寺さんにはねね様四百周年遠忌記念品として匂い袋を作らせて頂いています。
今年の3月には「究極のエコアクセサリー」として京KOU~MIYAKOU~をKBS京都さんの番組で取り上げて頂きました。
体験も市内の飲食店さんや会社さん、ホテルさんで提供させて頂き始めました。
支援者して下さる方も増えてきました
しるべの路は、たくさんの支援者に支えられています。
現在ではしるべの路の匂い袋の生地の多くや、賞味期限切れのお茶は、私たちの取組に協賛してくださり支援していただいたものです。
その他、お香の素材となる植物も、たくさんの支援者の方にご提供いただいたものを使っています。
しかしながら
まだまだしるべの路の取組を知って頂けてはいません。
私たちの取組を知っていただき、私たちが応援する方々を知って頂く。
それが、私たちの目的を達成するための一番の近道です。
そこで、今回クラウドファンディングに挑戦することにしました。
本プロジェクトに至るまで
私たちが届けたい思い
しるべの路では
京都の伝統的な産業を応援したい、京都を盛り上げたい
という理念の中心に
・賞味期限切れのお茶を食べない形で食品ロスの削減に貢献できるということ
・古い着物を廃棄したり手放したりするのではなく、生活の中で香りと共に着物に触れられる方法があるということ
・体験を通じて地球に優しい取組に参加できるということを知ってもらいたい
・日常生活の中で「香り」をもっと楽しんでもらいたい
という思いがあります。
始まりはコロナ禍での「香り」への挑戦
そもそものきっかけは、大学院での医学研究で香りと健康について興味を持っていた代表の渡辺誠が
京都からものづくり産業に挑戦したいという思いがあったためです。
善は急げということで、コロナ禍と言われ始めた頃ですが、北海道から京都へ移住をしました。
移住後外出自粛の時、京都の宇治茶の郷と呼ばれる和束町で余ってしまったお茶をどうにかできないかと相談を受け、
何とかお茶を活用し応援できないかと考えました。
そこで賞味期限切れの京都産お茶を中心に、京都の素材を使ってお香や匂ひ袋などの香り商品づくりに挑戦することにしました。
取組の中で思いを託された着物
お伝えした通り、しるべの路では、匂い袋に提供していただいた古着の着物を使っています。
私たちの取組に賛同頂き、着物や襦袢などを提供してくださる時
「少し汚れていても思い出の大切な着物。それを安く買い叩かれて手元に残らないくらいなら着物生地を使用した商品として沢山の人の手に渡ってほしい。そして、できたらどんな小さなものでも良いから、この着物生地を使用した商品が欲しい。」
このように言われることが多々あります。
着物生地を受け取る時、大切に取り扱おうと改めて思うだけでなく、
そのように思って思い出の着物を保管されている方がたくさんいらっしゃるのかも知れないと思うようになりました。
大切な着物から生まれた「お香絵」
そこで着物を、インテリアとして生活の中で迎えることのできる商品を開発しました。
それが、今回リターンとしても提供させていただく予定のお香絵です。
お香絵は、着物や襦袢の生地を額におさまるように作ったものです。
リバーシブルの設計になっていて、入れ替えることで別の柄を楽しむ事ができます。
机の上に置いたり、お部屋に飾ることで、香るインテリアとして楽しんでいただけます。
着物を包む紙「たとう紙」
本プロジェクトで挑戦することになる一つの素材が着物を包んで保管する紙として知られている「たとう紙(し)」です。
たとう紙の歴史は古く平安時代の頃から、手紙や書物の紙として用いられてきました。
江戸時代になると着物などを包むものとして利用されるようになります。
現在でも着物は洗濯することが少なく、着物の生地によっては洗濯することで特性がなくなってしまうものもあるため、
湿気や汗などの水分を吸収するたとう紙は、着物と切っても切れない関係なのです。
私たちが着物を譲って頂く際にも、必ずと言って良いほどたとう紙に包まれています。
地元企業との繋がり
たとう紙の中でも、ゼオライトという鉱石を練り込んだ特殊なたとう紙を取り扱う、
和玄株式会社さんと出会うことができました。
(引用:和玄株式会社HPより)
こちらのたとう紙は、通常のたとう紙とは異なり、湿気だけでなく臭いを吸着してくれる作用があります。
そして和玄株式会社さんでは、その作用を活用してシューズ侍(ザムライ)という靴の汗や臭いとり商品を製造販売しています。
そして、たとう紙の現状や会社の取り組みについてお話を伺うことを通して、お香や着物と一緒にたとう紙を活用し、新たな形で皆様の手に取ってもらえる商品づくりに挑戦したいと思いました。
協働により進化する「お香絵」
そこでしるべの路の強みを活かし、着物とたとう紙の新たな活用方法に挑戦するため、
お香が入った着物のインテリアであるお香絵を改良することにしました。
従来のお香絵には中にお茶を中心に使用したお香袋を入れているのですが、臭いを吸着する特殊たとう紙を用いた吸臭袋も中に入れられる設計にし、入れ替えることができる新たなお香絵の制作に挑戦します。
こうして出来上がった新しいお香絵を、本プロジェクトの返礼の一つとして制作する予定です。
京都で直に触れる伝統的な産業
さらに、たとう紙の会社である和玄株式会社さんのギャラリーをお借りし体験型のリターンを提供させて頂くことになりました。
そこでは、本プロジェクトのために調香したお香を焚きながらたとう紙に
・歌を詠んだり
・メッセージを書いたり
して頂くリターンを基本の体験として提供予定です。
また、体験型リターンには、
和玄株式会社さんのたとう紙を使用した商品である
「臭ューズ侍(シューズざむらい)」
(引用:和玄株式会社HPより)
を1セット(2個入)提供付きリターンもご用意しました。
しるべの路の取組だけでなく、京都で頑張る伝統的な産業の会社さんの取組にも触れられる貴重な機会となっています。
本プロジェクトの内容
改めて今回のプロジェクトで実施予定の内容や支援金の用途、今後のスケジュールを紹介します。
プロジェクト実施内容
京都産の賞味期限切れのお茶・古い着物や襦袢などの活用したお香絵や匂い袋の制作
たとう紙を用いた新たな商品の制作
支援者の方の着物を活用したお香絵の制作
お香とたとう紙に実際に触れられる体験提供
リターンの概要
【商品リターンコース】
・匂い袋コース:5,000円
消費期限切れのお茶を活用して作った、珍しいお茶のお香の匂い袋を2つお渡しします。
袋は古着の着物生地を使用しているのでとてもレトロでお洒落です。
鞄やタンス、車の送風口に置くとふわっと香りが広がります。
ハンガーにかけて吊るすと、お洋服にふんわりと香りがつきます。
(注意点など詳しい情報は各リターンをお読みください。)
・miniお香絵コース:10,000円
お香絵(おこうえ)は両面着物となり、リバーシブルのインテリアになります。
チェコのプレシオサのクリスタルを用いた装飾を施します。
(注意点など詳しい情報は各リターンをお読みください。)
・お香絵コース:30,000円
京都の「香り」と臭い吸収のインテリアコースお香絵(おこうえ)は両面着物となり、額装するとリバーシブルのインテリアとなります。
チェコのプレシオサのクリスタルを用いた装飾を施します。
なお、お香絵の中に入れる袋として
・お茶を中心に活用したお香が入ったお香袋
・臭いや湿気を吸収する特殊なたとう紙
が入った袋の2種類をお付けしています。
(注意点など詳しい情報は各リターンをお読みください。)
【体験型リターンコース】
・お香とたとう紙を楽しむ体験会お手軽コース:5,000円
たとう紙(着物を包む紙)を卸されている和玄株式会社さんのギャラリー兼体験スペースにて開催します。
クラウドファンディングのために調香したお香を焚きながら、たとう紙に歌詠みやメッセージなどを書いてもらう体験です。
(注意点など詳しい情報は各リターンをお読みください。)
・プレゼント付お香とたとう紙を楽しむ体験会コース:10,000円
お手軽コースと同じ体験内容に加え、和玄株式会社さんのオリジナル商品「臭ューズ侍(シューズざむらい)」を1セット(2個入り)プレゼントします。
(注意点など詳しい情報は各リターンをお読みください。)
【その他のコース】
・全力応援コース:5,000円〜100,000円
①お礼メールをお送りします。
②活動報告書をPDF形式でお送りします。
③当法人HPや京KOU特設ページ、活動報告書、動画などでお名前を掲載させて頂きます(希望制)
なお、商品・体験の全コースにこちらのリターンが含まれます。
(注意点など詳しい情報は各リターンをお読みください。)
支援して頂いたお金の使い道
目標金額の総額:約150万円程度(内手数料:約30万円)
支援して頂いたお金は以下のように使用させて頂く予定です。
①道具・材料費:300,000円〜
・薬研などの道具を新調(中古品で探します)
・石臼などの道具を購入(中古品で探します)
・香りづくりや体験等の開催に必要な道具などの費用
・賞味期限切れのお茶やお香の素材をまとまった量を購入する費用
②宣伝費:100,000円
・報告書の制作、報告用配信動画や編集動画の宣伝、私たちの取組を国内外に発信するための費用
③運営費(リターン制作費などを含みます):600,000円〜
・しるべの路の取り組みを続けていくための費用
・リターンを制作するための費用
・リターンの体験を準備するための費用
④地域企業応援費(調整費・リターン商品費用を含みます):200,000円〜
・リターンを制作する上で地域企業にしるべの路の取り組みを話し関係性を築くための費用
・地域企業の商品を素材として購入するための費用
支援していただいた金額が上回った場合には、上記の①、③、④に使用させて頂きます。
今後のスケジュール
プロジェクトが成立しましたら以下のようなスケジュールで進める予定です。
(多少予定が前後する可能性がありますのでご了承ください。)
なお、報告はリターンの発送が終了するまでメールにてさせて頂く予定です。
9月〜11月
・リターン用のお香(粉末)制作準備(天然素材のお香材料の乾燥、粉末化等)
・着物生地を使用したお香絵制作
・支援して下さった方と着物生地のやり取り、及びお香絵の制作
・たとう紙を用いた吸臭袋の制作
11月〜12月
・お香(粉末)制作開始
・お香(粉末)の制作が完成し次第お香絵などのリターン発送開始
・体験型リターンの実施(11月下旬を予定)
プロジェクトの展望
京都らしさの香りづくり
賞味期限切れのお茶を活用するだけではなく新たな香りの制作に挑戦したいと思っています。
例えば
京都の地域ごとに香りの素材を見つけて、その地域の香りを制作
京都野菜の葉や皮などからお香を制作
などに挑戦する予定です。
地域のみんなと京都から世界へ
また、京都の伝統的な産業の応援を「香り」を通じてしていきたいです。
まずは本プロジェクトで取り上げている、
着物やたとう紙などと関わる京都の伝統的な文化だけでなく、
私たちの取組に共感して下さった方々と一緒に商品やサービスづくりに挑戦し、
京都から世界へ発信していきたいと考えています。
季節のうつろいや思い出を香りの中で楽しむ世界
建物に入るとふと目に止まる生花
八百屋さんで売られる旬の野菜
祭のお囃子を練習する音
ぼた餅やおはぎで気付くお彼岸
様々な場面で季節の移り変わりを感じる事があるのではないでしょうか。
そんな季節のうつろいを彩り支えているのは、その地域の人たちや会社さんだと思います。
私達も、季節の素材を活用してお香などの香りを作ることで、季節を感じて頂けるお手伝いができたらと考えています。
そして、私達の活動を通じて、季節のうつろいを彩り支える地域の人たちや会社さんがより輝き、
幅広い人に日常生活の中で親しみを持ってもらえるそんな世界にできたらと思います。
そんなしるべの路を是非応援よろしくお願いします。
最新の活動報告
もっと見るたくさんのご支援ありがとうございました!!
2024/10/16 17:18【皆様へ御礼】この度はクラウドファンディングのご支援ありがとうございました!直接のご支援も合わせ、お陰様で30名以上の方がご支援してくださいました。またお気に入り登録も多くの方にして頂き大変嬉しい結果となりました!額面の目標金額という意味では達成されませんでしたが、多くの皆様にしるべの路を知って頂くという、実質的な目標は達成されました!本当にありがとうございました!!ご支援頂きました皆様へ、改めまして報告やリターンについてご連絡させて頂きますので、お待ち下さい♪【これからの抱負】これからも自分たちの事業である・賞味期限切れのお茶を活用したお香・究極のエコアクセサリー京KOU・お香素材を活用した体験の提供・お寺さんや会社さんといった地域の方のノベルティ作りを中心に地域企業と一緒に色々な取組に挑戦します!これからも一般社団法人しるべの路をよろしくお願いします!一般社団法人しるべの路代表理事渡辺誠 もっと見る
このプロジェクトができるまでのプロジェクトX
2024/10/13 14:10こんにちは。一般社団法人しるべの路の樋口です。9月1日より公開してきた今回のプロジェクトもいよいよ明日で終了となります。早いものですね…。実は今回のプロジェクトは、公開するまでがまさにプロジェクトXでした。半年の紆余曲折を得て着物業界の行く末に注目する人は多いけれど、着物の保存に欠かせないたとう紙の危機についてはあまり注目する人がいない…よし!!私達の力で着物を包むたとう紙を応援するプロジェクトを始めよう!と決めたものの…決めてから公開するまで計算すると、半年以上もかかったと思います。なんとか自分達の思いを皆様に伝えたい…!!という事で、文章も内容も数えきれないくらい練り直しました。私と代表の渡辺は夫婦なんですが、時には夫婦喧嘩みたいになりながらも内容の推敲を繰り返し「こんなに喧嘩みたいになるくらいならやめた方がいいんかな」と諦めかけた事もありました。でも、その甲斐あって自分達の思いが伝わる内容のものができたと思っています。(あの時、文章を読んで「ちょっと何が言いたいかわからない。もう1回練り直した方がいい」と言ってくださったXさんには本当に感謝しています。)リターンには初心を反映リターンの内容にも相当頭を悩ませました。実は、今回のリターンで一番人気の匂い袋は現在は販売していません。全て手作業で作る匂い袋は、実は一番手間がかかって作る難易度が高く、作れる人も限られているからです。しかし、ある意味私達も弘法さんで出していた頃のあの初心に戻りつつ皆さんが手軽に楽しめるものを…という事で現在は非売品となっている匂い袋も入れました。縁の下の力持ちを応援しよう「着物を着る人が少なくなってきた」といいうお話を巷でよく聞く昨今、着物業界の展望を心配する人はいても着物を包むたとう紙について思いを馳せる方は少ないように思います。今回のプロジェクトは、そんな、注目され辛い…でも縁の下の力持ちであるたとう紙業界を応援する、ある意味レアな内容となっています。応援していただいた方々1人1人の存在はとっても貴重で、大きなものだと感じています。本当にありがとうございます!!今回のプロジェクトを通じ、たとう紙の新たな可能性に注目すると共に、着物にあまり馴染みがない人にとってもたとう紙とう存在をしっていただくきっかけになればと思っています。どうぞ、最後まで応援よろしくお願いいたします。 もっと見る
クラファン挑戦34日目&つぶやき
2024/10/04 18:22ご無沙汰してますしるべの路です♪ねね様四百年遠忌法要でお配りする匂い袋と高台寺さんで販売している記念品匂い袋の納品無事終わりましたーーーー色々ありました…ヘルプに入ってくださったO様やJ様もう天使でした…ありがとうございました!ちなみに香りは、ねね様が好きだったと言われる秋草の一つ「藤袴」とお茶がメインとなっています٩(๑❛ᴗ❛๑)۶ねね様と秀吉さんが藤袴の香りを纏った秋の庭先でお茶を飲んでいるというイメージです。手にとって下さる方が喜んで頂けたら嬉しいです。そして、いよいよクラファンも10日で終わりです!お茶を使用したお香が入った匂い袋がリターンになっているものもあります。 是非プロジェクトをご覧いただければと思います!引き続きよろしくお願いします! もっと見る
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