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「東京ストリートカウント」1000人がホームレス問題を考えるきっかけを作りたい!

東京にはどれだけの人がホームレス状態にあるのか?はじめて明らかにした取組みが「東京ストリートカウント」です。見えにくい問題だからこそ、皆で「見ようとすること」自体が解決への重要なアクションだと思います。深夜に自分の足で歩き、普段と違う街をみて、東京がどんな都市になればいいか、一緒に考えましょう。

現在の支援総額

743,000

74%

目標金額は1,000,000円

支援者数

98

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2018/07/02に募集を開始し、 98人の支援により 743,000円の資金を集め、 2018/08/05に募集を終了しました

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現在の支援総額

743,000

74%達成

終了

目標金額1,000,000

支援者数98

このプロジェクトは、2018/07/02に募集を開始し、 98人の支援により 743,000円の資金を集め、 2018/08/05に募集を終了しました

東京にはどれだけの人がホームレス状態にあるのか?はじめて明らかにした取組みが「東京ストリートカウント」です。見えにくい問題だからこそ、皆で「見ようとすること」自体が解決への重要なアクションだと思います。深夜に自分の足で歩き、普段と違う街をみて、東京がどんな都市になればいいか、一緒に考えましょう。

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こんばんは、ARCH共同代表の北畠拓也です。

8月3日(金)~5日(日) に17区7市2河川を対象とした今回のストリートカウントは、高温のため昼間の調査は通常の調査を取りやめることとなりました が、大きな事故なく無事に全日程を終了することができました。ご参加くださった方、ご支援くださった方、ご協力くださった全ての団体・個人のみなさまにお礼申し上げます。

ストカン運営のため、そして社会的なインパクトを生み出そうと、はじめたこのクラウドファンディングもあと残りわずかです。どうぞ、ご協力をお願い致します!

そして今後このアクションをどのように東京を変えるインパクトとしていくのか、引き続きぜひ応援&ご注目ください。

最後に、ストカン調査後にみなさまにお配りした、お礼のメッセージを掲載しますので、よろしければご覧になってください。

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2018夏東京ストリートカウントにご参加くださり、誠にありがとうございました。

真夜中、あるいは酷暑の中で調査をしてくださり本当にお疲れ様でした。

 

—東京を、変える。

と、題して開催している「2018夏東京ストリートカウント」は、多くの方のご協力により都内17区、7市、2河川で実施するに至りました。参加者1000名には届きませんでしたが、500名以上の方にご参加いただき、東京で史上最大規模の調査となりました。 真夜中の街を歩いていただき、いろいろなことを感じられたのではないでしょうか。昼間とは違い、駅や道路にひっそりと寝ている人がいること、こんなにも蒸し暑く過酷な中で暮らしている人がいること、雨が降ったらどうするのか、こんな夜中に缶を集めている人がいること、働いていてもなぜ住宅に入れないのか、あるいは冬はどんなに寒いだろうか、でも自分と同じ人間であること、街の中には居場所が少ないこと、屋根や座るところが少ないこと…などなど、いつもと少し違う東京に出会われたのではないでしょうか。

僕たちも含めてそこに住む市民が、東京という街の別の側面に出会い、少しだけ認識が変わる。そしてまわりの人—家族や親しい人10人に、SNSで100人に話すことで、その人達も少しだけ違う東京を感じ、認識が変わる。小さな変化でも、住んでいる人たちの認識が変わることが積み重なり、東京が変わるのだと思います。更に今回はアンケートで、みなさんがどんな方で、いつもと違う視点で歩いてみてどんなことを考え、どんなことを話してみたいかということをお尋ねしました。これをまとめると、ホームレスの人や東京を案じ、酷暑の中または一晩歩いてくださった数百人の市民が「どんな東京を見たのか」、という世界ではじめての白書になります。皆が知らなかった東京のすがたが、数百人のリアルな声で描き出されるのです。これを東京に、世界に発信し、どんな東京になったらよいのかと、みんなに考えてもらいたいと思います。

 

「ホームレス」とはつながりや居場所を失った「状態」であり、不安定居住やネットカフェ難民、貧困ビジネス、風俗産業など様々な社会問題とも連続する流動的な存在です。その実態を捉えることは非常に難しく、「見ようとしなければ見えない問題」だと言えます。ホームレス問題を見ようとすると、ホームレス状態に至るには貧困や失業、住居の喪失、人間関係のトラブル、社会的孤立、精神疾患、依存症など、社会構造的な要因から属人的な要因まで様々な要素が重なり合っているということ、そしてそれに対応するには、福祉や医療、人権、住宅、公共空間管理、地域コミュニティなど様々な分野が連携する必要がある、複合的な「都市全体の問題」であるということがわかってきます。「ホームレス問題」とは、そうした状態があることを見ようとしない、放置している都市の側の問題なのです。

 

私は東京という都市を、多様なすべての人々にホーム(居場所やつながり)をもたらすことができる都市にしたいと考えています。モノや場所が大切にされ、もちろん人も大切に扱われる、街に困った人がいないか見守る市民がいて、フルタイムで仕事ができない人でもコミュニティを耕すしごとができ、地域でこどもを育て、支援される側が支援する側にも回り得る、そういう営みが場所に根付いていく。社会的・経済的に弱い立場にある人を支えることが出来、そうした人々が支える側にも回りうる都市は、そこに住む皆にとって優しく、弾力性があり、強い都市だと思います。多様な人々が支え合うことに価値が見出され、そこに寄付や投資がなされることが、これからの都市の生存戦略になると思うからです。

 

2020東京オリンピック・パラリンピックまで、あと2年となりました。私たちは、華やかな大規模イベントの影で社会的・経済的に弱い立場にある人々を周縁に追いやるのではなく、多様な人々が共に暮らし支え合う営みをレガシーと遺したいと考えます。具体的には、シドニーのホームレス・プロトコル(議定書)(※)を参考に、「東京版ホームレス・プロトコル」をつくりたいと考えます。ホームレス状態にあっても市民と同じ権利を有し差別されないことを取り決めたシドニーのプロトコルのように、東京という都市が、ホームレス問題に本気で取り組み、多様な人々のホームであり得る街になる、そういう宣言をつくりたいのです。この絵のイメージのように、プロトコルをひとつの旗として、ストリートカウントなどを介してつながったり関わった様々な立場の人々—を巻き込みながら議論や参加の渦を大きくし、東京をより大きく変化させたいと思っています。…これができたとしても、思い描く都市を実現するためにはとても小さなことです。でも、「ゼロ」ではないなら、もっともっと広げていけると思います。 みなさまぜひ一緒に歩んでください。

 

2018年8月5日 ストリートカウントを終えて 

ARCH共同代表 北畠拓也

 

※「公共空間にいるホームレスの人々のためのプロトコル(議定書)」The Protocol for Homeless Perple in Public Places 2000年シドニー五輪を機に、オーストラリアNSW州行政部局間で結ばれた議定書。日本語訳はこちらから。

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