お久しぶりです、ARCHの片田です。 朝晩はすっかり肌寒くなりましたが、 みなさま体調など崩されていませんか。 本日は、 ご支援いただいたみなさま宛ての送信メールと重複する内容になりますが、お届け予定のリターンについて、 お詫びとお知らせがあります。 「2018年東京ストリートカウント」のリターンを、 ご支援いただいたみなさまに10月中にお届けする予定だったのですが、報告書作成の作業が長引いてしまい、11月のお届けとなる見込みです。 本当に、申し訳ありません。 現在、報告書の最後の分析や校正作業などを行なっていますので、 もうしばらくお待ちいただければと思います。 リターンや、その他ARCHの活動に関してのご質問がございましたら、ARCH事務局(arch.cd.office@gmail.com)までお問い合わせください。 リターンの発送の準備が整い次第、 またみなさまにご連絡いたしますので、 どうぞよろしくお願いします。
お久しぶりです、ARCHの片田です。 もうすぐ8月も終わりとなりますが、皆さまいかがお過ごしでしょうか? 以前この活動報告で、私がストカン直前期に考えていたことをお話ししました。その時、ストカン後に思ったことをまたお話しできたら、と記したと思います。 (詳しくは⇒【ARCHメンバーが目指す未来】第二弾:片田梨奈) 少し間が空いた今、ストカンとクラウドファンディングの過程で起きたこと・感じたことを、忘れないうちに書き残しておきたいと思いました。 その時の私の心情を交えつつのため、口調が砕けていますがご容赦ください! **************** 2017年11月下旬:2018年夏ストカンを1000人規模で行うという提案がでる。 2018年5月上旬:1000人でストカンを実施する意味を運営メンバーで改めて考える。 5月中旬:1000人の認識の変化を積み重ねることが、2018年夏ストカンの目的のひとつに。 6月上旬:クラウドファンディング(クラファン)実施を決定。実施準備もあるのに本当に出来るのか…?不安もあったが、①1000人の認識の変化が目的のため、一人でも多くの人に知ってもらいたい、②規模を考えると資金がかなり厳しい、③リアルタイムでストカンが進んでいく様子を発信・記録できる、などの理由より実施を決意! 6月中旬~下旬:クラファンは、始めるまでが大変なんだな…。ページ作成やリターン検討の日々。 7月2日:クラファン開始!はじめてから24時間以内に応援してくれた人が19人もいて嬉しい! 7月上旬:活動報告やSNSの重要性に気づき、何かしらを発信する毎日。発信するとき、クラファン支援のお願いと同時に、参加募集も告知したいのでバランスが悩ましい。/参加登録者数の停滞、大丈夫かな…? 7月中旬:クラファンが停滞気味。どうすればまず記事をみてくれるのか?/運営管理チーム、連日新規エリアの下見調査に出かけている。皆の体調は心配だけど、確実に地域の団体や人とのつながりを作ってきているな。/いくつかの新聞にストカンについての記事が掲載!それに伴い、アクセス数がぐんとあがる。新聞の威力はやっぱりすごい。 7月下旬:ARCH共同代表が話していた『ストカン曲線』、本当にあった!(ストカン曲線とは、直前2週間で起きる参加登録者数の異様な伸びのことを指すらしい。)ただ、何人集まるか直前まで本当に読めない…。参加人数に合わせた調査エリアの増減の仕方など、作業の合間に運営チームで話し続ける。/調査地図が129種類必要!皆で分担して地道に作業していくしかない。/ストカンと並走するように、クラファンもエネルギーが大きくなってくる。エネルギーが大きくなる嬉しさと同時に、運営がうまくいくかというプレッシャーを感じる。支援してくれた人がいるのに失敗はできないぞ…。 8月1日:OBの方達がストカンのお手伝いとして、深夜調査で使う懐中電灯に乾電池を入れ続けてくれた。ありがとうございます!! 8月2日:ストカン前日!調査グッズの袋詰め大会が開催される。なかなか終わらない…。/隣の部屋では名簿管理担当が、直前まで参加登録が増え続けたため苦しんでいるようだ。 8月3日昼:調査一回目、昼の部。多摩川河川敷を調査予定だったが、35度以上の猛暑日!元々熱中症対策については考えていたものの、これは実行不可能なレベルでは…?運営チームで話し合った結果、調査は中止し、室内プログラムのみ実施という苦渋の決断をする。 8月3日深夜:調査二回目、深夜の部。東京周辺市・区部が調査対象。静かに百人単位の人が東京各地を歩く。調査中、全体規模はわかりにくい。私も班員として歩いてみて、調査自体は少人数の静かな動きであることを改めて実感した。/どの場所でどれくらいの人が動いていたのか、少しでも伝えられるよう調査終了後に集合写真+地図を活動報告にupする。(他の調査時にも集合写真+地図はup) 8月4日深夜:調査三回目、深夜の部。東京中心区が調査対象。一日の調査規模でみると、この回が過去最高の約220人!大きなトラブルが起きずに全エリアで調査終了出来たことがわかった時、本当に安心した。 8月5日昼:最終回、昼の部!荒川河川敷を調査予定だったが、またしても熱中症の危険性が高いため調査自体は断念。室内プログラムと、15~30分程度のチュートリアルを実施。昼は中高生が多く、室内プログラムでその年代の人達と話せて新鮮だった。 8月5日夜:クラファン〆切の最後まで、発信し続ける!最後まで粘った結果、支援総額:74万3000円、支援者数:98人に!目標金額の100万円には届きませんでしたが、金額そのものよりも、98人という多くの方から応援して頂けたということが本当に有難いことだと、つくづく感じております。 ************ 上の時系列では私のクラウドファンドに関する心境が多くなっていますが、他の運営メンバーもきっと私と同じくらい不安を抱えていたと思います。その不安を乗り越えて、それぞれが責任を持って決断していったからこそ、皆さんの大きなエネルギーを集めることが出来ましたし、それを受け止めることが出来たのだと思います。 2020年に向けて、ARCHが更にエネルギーを集めるためにも、このことを忘れずに活動していきたいです。 今まで応援して下さった皆さん、これからも私たちARCHのことを、どうぞよろしくお願いします!
参加していただいた皆さま、 ご支援くださった皆さま、 そしてこのページをご覧頂いている皆さまへ こんばんは、ARCHの片田です。 『2018年夏 東京ストリートカウント』。 3日間全ての調査を無事に終えることが出来、また、クラウドファンディングもそろそろおしまいへと近づいてきています。 今回の東京ストリートカウントは、調査という意味だけではなく、一人でも多くの方が『見ようとしなければ見えない問題』であるホームレス問題というものに気づき、私達ARCHを含む東京に関わる人たちで共に解決に向けて考えて行きたいと考え、実施してきました。 3日間のストリートカウントで、どのくらいの参加者、調査エリアがあったのか。 ここで実施結果をお伝えするとともに、参加して下さった方々やご協力くださった方々に深く感謝いたします。 私達の呼びかけに応えてくださり、本当にありがとうございました!! 【2018夏東京ストリートカウント 3日間総計】 ◆総参加者数:約500人 ◆調査市区数:7市16区(2河川) ◆総本部数:21本部 ◆総班数:108班 最後に、ストカン運営チームから、応援していただいたみなさまに向けたメッセージを載せたいと思います。 ------------------------ 【運営管理チーム 阿部】 2018夏東京ストリートカウントの運営をしました、ARCHの 阿部です。 今回のストリートカウントを実施するにあたり、 準備や当日の調査では高校生、大学生、調査エリアが地元の方、 ホームレス支援に関わる方、 全く関わりのない方など多くの方々にお会いすることができました 。 その中には東京在住の方だけでなく全国各地から参加してくださった方々が多数いて、「東京を変える」 には東京に住む人だけでないさらなる力が必要だということを感じ ました。 ボランティア参加者1000人には届かなかったけれど、この3日間で東京に集った約500名の力、 思いは今後の東京を変える原動力になると信じています。 ご協力下さった皆さま、本当にありがとうございました。 ------------------------ 【運営管理チーム 青山】 2018夏東京ストリートカウント応援してくださった皆さま こんばんは。ARCHの青山です。ご参加くださった皆様、 クラウドファンディングにご協力くださったみなさま、 そしてこのストリートカウントについて興味を持ち、 応援くださったすべてのみなさま、 本当にありがとうございました。 様々な立場や年代の方々が集まり、東京の街を歩き、見て、 話し合う、という、単純なようにも思えるこの活動が、 東京という街がホームレス問題に向き合い続けるための力の源にな るということを、改めて感じた数ヶ月、 そして調査当日の3日間でした。 今後も皆様と一緒に、ホームレス問題を通して、 今より少しでもやさしい東京の街をつくれたら、と思っています。 引き続き、ARCHをチェックしてくださいますよう、 どうぞよろしくお願いいたします。改めて、 本当にありがとうございました。 ------------------------ 【クラウドファンド・SNSチーム 片田】 ストリートカウントを通じて、東京に関わる多くの人々がホームレス問題があるということを認識し、少しずつ日常の考えや行動が変化する。そのちょっとした変化が広がっていくことが、東京が変わるということである。 この気持ちがあったからこそ、大勢の方から少しずつ力を貸していただき、大きなエネルギーへと変換していくクラウドファンディングにも挑戦することができました。 ストリートカウントが終わり、クラウドファンディング募集終了まで残り2時間を切った今、改めて一人ひとりのエネルギーが束になった時の強さを実感しています。 参加して下さった皆さま、ご支援くださった皆さま、そしてこのページをご覧頂いているあなたへ。 今私が感じている感謝の気持ちの大きさは伝えきれませんが、少しでもこの気持ちが渡せますように。 本当に、ありがとうございました! クラウドファンディング募集終了までのこり一時間半、どうぞよろしくお願いします。
こんばんは、ARCH共同代表の北畠拓也です。 8月3日(金)~5日(日) に17区7市2河川を対象とした今回のストリートカウントは、高温のため昼間の調査は通常の調査を取りやめることとなりました が、大きな事故なく無事に全日程を終了することができました。ご参加くださった方、ご支援くださった方、ご協力くださった全ての団体・個人のみなさまにお礼申し上げます。 ストカン運営のため、そして社会的なインパクトを生み出そうと、はじめたこのクラウドファンディングもあと残りわずかです。どうぞ、ご協力をお願い致します! そして今後このアクションをどのように東京を変えるインパクトとしていくのか、引き続きぜひ応援&ご注目ください。 最後に、ストカン調査後にみなさまにお配りした、お礼のメッセージを掲載しますので、よろしければご覧になってください。 ---- 2018夏東京ストリートカウントにご参加くださり、誠にありがとうございました。 真夜中、あるいは酷暑の中で調査をしてくださり本当にお疲れ様でした。 —東京を、変える。 と、題して開催している「2018夏東京ストリートカウント」は、多くの方のご協力により都内17区、7市、2河川で実施するに至りました。参加者1000名には届きませんでしたが、500名以上の方にご参加いただき、東京で史上最大規模の調査となりました。 真夜中の街を歩いていただき、いろいろなことを感じられたのではないでしょうか。昼間とは違い、駅や道路にひっそりと寝ている人がいること、こんなにも蒸し暑く過酷な中で暮らしている人がいること、雨が降ったらどうするのか、こんな夜中に缶を集めている人がいること、働いていてもなぜ住宅に入れないのか、あるいは冬はどんなに寒いだろうか、でも自分と同じ人間であること、街の中には居場所が少ないこと、屋根や座るところが少ないこと…などなど、いつもと少し違う東京に出会われたのではないでしょうか。 僕たちも含めてそこに住む市民が、東京という街の別の側面に出会い、少しだけ認識が変わる。そしてまわりの人—家族や親しい人10人に、SNSで100人に話すことで、その人達も少しだけ違う東京を感じ、認識が変わる。小さな変化でも、住んでいる人たちの認識が変わることが積み重なり、東京が変わるのだと思います。更に今回はアンケートで、みなさんがどんな方で、いつもと違う視点で歩いてみてどんなことを考え、どんなことを話してみたいかということをお尋ねしました。これをまとめると、ホームレスの人や東京を案じ、酷暑の中または一晩歩いてくださった数百人の市民が「どんな東京を見たのか」、という世界ではじめての白書になります。皆が知らなかった東京のすがたが、数百人のリアルな声で描き出されるのです。これを東京に、世界に発信し、どんな東京になったらよいのかと、みんなに考えてもらいたいと思います。 「ホームレス」とはつながりや居場所を失った「状態」であり、不安定居住やネットカフェ難民、貧困ビジネス、風俗産業など様々な社会問題とも連続する流動的な存在です。その実態を捉えることは非常に難しく、「見ようとしなければ見えない問題」だと言えます。ホームレス問題を見ようとすると、ホームレス状態に至るには貧困や失業、住居の喪失、人間関係のトラブル、社会的孤立、精神疾患、依存症など、社会構造的な要因から属人的な要因まで様々な要素が重なり合っているということ、そしてそれに対応するには、福祉や医療、人権、住宅、公共空間管理、地域コミュニティなど様々な分野が連携する必要がある、複合的な「都市全体の問題」であるということがわかってきます。「ホームレス問題」とは、そうした状態があることを見ようとしない、放置している都市の側の問題なのです。 私は東京という都市を、多様なすべての人々にホーム(居場所やつながり)をもたらすことができる都市にしたいと考えています。モノや場所が大切にされ、もちろん人も大切に扱われる、街に困った人がいないか見守る市民がいて、フルタイムで仕事ができない人でもコミュニティを耕すしごとができ、地域でこどもを育て、支援される側が支援する側にも回り得る、そういう営みが場所に根付いていく。社会的・経済的に弱い立場にある人を支えることが出来、そうした人々が支える側にも回りうる都市は、そこに住む皆にとって優しく、弾力性があり、強い都市だと思います。多様な人々が支え合うことに価値が見出され、そこに寄付や投資がなされることが、これからの都市の生存戦略になると思うからです。 2020東京オリンピック・パラリンピックまで、あと2年となりました。私たちは、華やかな大規模イベントの影で社会的・経済的に弱い立場にある人々を周縁に追いやるのではなく、多様な人々が共に暮らし支え合う営みをレガシーと遺したいと考えます。具体的には、シドニーのホームレス・プロトコル(議定書)(※)を参考に、「東京版ホームレス・プロトコル」をつくりたいと考えます。ホームレス状態にあっても市民と同じ権利を有し差別されないことを取り決めたシドニーのプロトコルのように、東京という都市が、ホームレス問題に本気で取り組み、多様な人々のホームであり得る街になる、そういう宣言をつくりたいのです。この絵のイメージのように、プロトコルをひとつの旗として、ストリートカウントなどを介してつながったり関わった様々な立場の人々—を巻き込みながら議論や参加の渦を大きくし、東京をより大きく変化させたいと思っています。…これができたとしても、思い描く都市を実現するためにはとても小さなことです。でも、「ゼロ」ではないなら、もっともっと広げていけると思います。 みなさまぜひ一緒に歩んでください。 2018年8月5日 ストリートカウントを終えて ARCH共同代表 北畠拓也 ※「公共空間にいるホームレスの人々のためのプロトコル(議定書)」The Protocol for Homeless Perple in Public Places 2000年シドニー五輪を機に、オーストラリアNSW州行政部局間で結ばれた議定書。日本語訳はこちらから。
こんばんは!ARCHの片田です! 本日8月5日 13:00より、2018年夏ストカンの最終地域である『荒川河川敷』に行って参りました! 3日の多摩川調査が室内プログラムのみになったこともあり、今度こそ河川敷での調査を実行したい…そのため「気温よ!なんとか下がってくれ!」とストカン運営チーム一同で祈っていたのですが… 祈り届かず。。 気温35度、そしてなんと体感温度44度(嘘みたいな数字!)という大変な酷暑になってしまい、熱中症の危険性が極めて高いため、調査自体は断念しました。 しかし、せっかく河川敷近くの集合場所まで来ていただいたので、参加者のみなさんで河川敷に赴き、15~30分の簡単なチュートリアルを実施したあとに室内プログラムを行っていただきました。 昼間という時間帯のためか、全体的に中学生・高校生の参加者が多かったです。 参加してくれた高校生の一人から、「こういう社会的な問題に興味があったのですが、今までどこに行けばいいのか分からなかったです。もっとストリートカウントの広報をしてほしい!」 という、嬉しい言葉も頂きました。 次回以降、昼間の河川敷を実施するときには、そういった高校生たちの期待にこたえられるよう、調査の運営面も見直していきたいと思います。 参加者のみなさん、酷暑の中ご参加くださり、本当にありがとうございました! 【荒川 足立エリア 参加者のみなさん】 【荒川 江戸川・葛飾エリア 参加者のみなさん】 ------------ クラウドファンディング募集終了まで残り5時間。 皆さま、最後の応援とご支援をよろしくお願いします!! 本日8月5日23:59まで受け付けております!!