「文豪ストレイドッグス」という作品を知っていますでしょうか。
全国書店員が選んだおすすめコミック2014で第11位。2024年6月時点でシリーズ累計部数は、朝霧カフカ(原作)、春河35(作画)による、なんと累計発行部数1400万部を突破中の超大人気漫画作品です。
若い方に聞いた話ですが、太宰治、芥川龍之介といった文豪が漫画キャラクターとなり、それぞれの文豪にちなんだ作品や、ペンネームなどの名を冠した『異能力』 で戦うアクション漫画とされています。
その作品の中で坂口安吾は、大変に重要な役割を担っているそうです。安吾は、内務省異能特務課参事官補佐で丸眼鏡を掛けてスーツを着用。異能力は『堕落論(だらくろん)』で、 モノに残った記憶を読み取る記憶抽出能力です。床に触れて逃亡経路を辿ったりできます。
当館としても何かないかなと思い、作中の安吾が表紙イラストに描かれた「堕落論」(中身は小説です)を購入してみました。漫画はこれから読んでみたいです。
そして、もう一つ。若い子に教わったのが「推し活」です。
キャラクターやアイドルなどの「推し(おし)」、ご贔屓を愛する活動だそうです。好きな人、ものを応援するということだと思います。
一説によると、推し活により幸せホルモンが出て、人間は幸せに生きられるそうです。
そして、アクスタ(アクリルスタンド)をもって、一緒に出かけたり、デートしたり、写真を撮ったりするという、今の若い人たちの遊び方を教えていただきました。
さっそく、坂口安吾のアクスタを入手し撮影してみましたが、安吾といっしょに当館を訪れたイメージです。推し活、合ってますでしょうか。
たしかに、推しとのお出かけや写真撮影は、とても楽しいです。
みなさんも是非、推しと一緒に当館へおいでください。
特に安吾ファンの方へ。
安吾が生前訪れたとされる施設で現存している建物は多くありません。
安吾の姉、おばが嫁いだ村山家(当館)には、「安吾の部屋」があります。
安吾が描いた戯画や当時の写真なども飾られ、深く安吾の世界に浸れると思います。
お待ちしています。