
トランボは登場人物の名前にこだわります。主人公の名前を決めるのに数か月悩むことも珍しくありません。名前で物語上の立ち位置やその人物のキャラクター設定が伝わるよう、配慮します。例えば、小説投稿サイト「エブリスタ」に公開中の長編小説『声』には、神の声を聴くことができる沖縄出身の一族が登場します。その苗字は相神(あいがみ)としました。同作で通り魔事件を起こした犯人を取り調べる刑事の名は音無(おとなし)です。現実を静かに見つめる者というキャラクター設定から名付けたものです。
今回の取り組み―― 作中の人物名の命名権譲渡――は、これまでのトランボのこだわりを捨てることを意味しますが、小説『ひきこもり探偵』の存在を少しでも多くの方に知ってもらいたいという想いで決断しました。





