私と龍神浴② 健康寿命延伸ボックス開発物語
「実は、私自身が52歳の時に脳梗塞で倒れたんです」
社長の言葉に、私は息を呑みました。
背中をシャンと伸ばし、顔はツヤツヤ。大きな声で体験者を勇気づけ、現在も元気に工場を切り盛りする社長からは、そんな過去を想像できません。しかし、脳梗塞の発症は、彼の人生を大きく変えることになりました。
3日間の昏睡状態。奇跡的に一命は取り留めたものの、その後遺症は深刻でした。半身麻痺に苦しみ、8年近くにわたって連続的な頭痛に悩まされ続けたと言います。
「体が動かない。悔しい...。何より、大好きなゴルフができなくなった。もう一度コースを回りたい!」
その悔しさと希望が、新たな発想を生み出すきっかけとなりました。
実は社長の会社は、50年以上にわたり「水の浄化設備」を開発してきた会社。特に、鉱石を使った水質改善では、信州大学工学部との共同研究も行い、確かな実績をもっていたのです。
「待てよ...」
ある日、社長の頭に一つのアイディアが浮かびました。
「うちの鉱石は水を改善する。燃料の油も改善する。共通項は液体だ。人間の身体だって、60%以上は水なんだ。血液だって液体じゃないか!」
藁(わら)にもすがる気持ちで、社長は鉱石を抱いて寝てみることにしました。すると、「少し立ち上がりやすくなったぞ?頭痛も少し弱まっている・・・?」
そこからさらに、鉱石を粉末にしてボックスの壁に塗り...温熱を加え...。2年以上の歳月をかけ、試行錯誤を重ねて、ついに「健康寿命延伸ボックス」は完成したのです。
驚くべきことに、開発の過程でボックスに入り続けるうちに、頭痛は消え、麻痺していた体が徐々に動くようになっていきました。数年後、医師も驚く回復を遂げ、血圧の薬も、血液をサラサラにする薬も卒業。(医師の指導の下)
そして76歳の今—。社長は元気にゴルフコースを回っているのです。
インスタ動画へ→ゴルフの練習では1日に1,000球以上打つことも!
「つまり...この健康寿命延伸ボックスは、社長自身の切実な願いから生まれた、まさに汗と涙の結晶だったんですね」
私の言葉に、社長は静かにうなずきました。
その後、このボックスは社長の劇的な回復を目の当たりにしたゴルフ仲間を中心に、口コミで広がっていきました。特に経営者層や富裕層の間で評判となり、中にはがんや脳梗塞の治療中の方々も。使用者の多くが、思いがけない変化を喜びの声とともに語ってくれたそうです。
その評判は、ついに医療機関の耳にも届きました...。
つづく |→私と龍神浴③ 医療機関が認めた「龍神浴」の力