2024/09/17 12:00
芦屋町に生活支援を行う団体が立ち上がりました。
私は、創設メンバーの一人で、生活支援の実動グループのリーダーでもあります。
ある年の瀬のこと。
一人の高齢女性の年末の買い物に同行しました。
買い物は、女性のマンションから見えるスーパー。
マンションの入口から普通なら5分とかからないところです。
女性は退院してから一人で出歩いたことないので不安だというのです。
(病院などはマンション入口からタクシー)
「エレベーターで下まで降りるのはできるけど、マンションの入口から一人で出るのは不安なの」
確かに通路はデコボコだし、横断歩道は渡らないといけないし、たとえ5分でも杖をついて歩くには障害がいっぱいです。
その時に、「マンションの入口で買い物ができたらいいのに」と。
移動スーパーについての一番最初の話です。
この日から数日後のこと。
バス停でコケてしまった高齢女性と遭遇しました。
高齢者専用の巡回バスから降りて歩道に上がる時にこけたそうです。
年末の買い物で両手が塞がっていました。白菜や大根など重いものがいっぱいで一人では起き上がれませんでした。この方を助けたのは通りすがりの男の子とお父さんです。
私はその後、自宅まで送るのを引き受けました。
年末の買い物、自宅近くで済ませられたらいいのにと強く思いました。
この年末から、創業計画までは3年。
当初は、自分でやるとは考えていませんでした。
けれど、人に任せられないから、自分でやると決めました。