遠くインドからの熱意と洞察に満ちた思いに全力で応えたい – 木村悠介
はじめまして。私は舞台芸術を中心に様々な芸術ジャンルを横断しながら創作活動をしている木村悠介と申します。私が代表を務める芸術団体・&Co.は、特定の個人名に集約されない多様な才能が行き交う場として2022年に設立しました。
その&Co.が主催する第3回公演として、シェイクスピアの原作をフェミニズム視点で翻案・演出する新作『ハムレットの女たち』を上演するため、出演者の募集を告知したところ、偶然それを目にしたインドの俳優・演出家のソチ・ラマパティ・ドゥイヴィッド(Soti Ramapati Dwivid, 略名: Soti RPD)が、ぜひこの創作に加わりたいと熱意と洞察に溢れたメッセージを送ってくれました。
まったく予測していなかったこの嬉しい出会いを、なんとしても実際の共同作業に繋げるため、私はソチをリサーチ・パートナーに迎えることにしました。そしてその資金を得るため、急遽はじめてのクラウド・ファンディングを実施し、皆様にお力を分けていただきたいと、決心しました。
このリサーチ・プロジェクトにはその価値があります。演劇に留まらず西洋文化に多少なりとも影響を受けていれば誰もが知る〈ハムレット〉を、フェミニズムの視点で批判的に描き直す『ハムレットの女たち』のためのリサーチに、英国の植民地だったインドからソチを迎えることは、この創作に決定的なインパクトをもたらします。
そして、この国際共同リサーチは今後のさらなる相互交流や発展的プロジェクトのための序幕でもあります。この大事な序幕を充実に満ちたものにするため、皆様お一人お一人のご協力いただきますよう心からお願いいたします。
私の旅の、エキサイティングな前進の一歩 – ソチ・ラマパティ・ドゥイヴィッド
私は俳優、演出家であり、教育者、演技/運動・発声/発話のトレーナー、研究者でもあります。インドのH.C.U.でシアターアーツの修士号を取得した後、シンガポールのインターカルチュラル・シアター・インスティテュートで専門的トレーニングを続けました。現在、インドの文化省CCRTニューデリー研究員として、「身体とパフォーマンス:間文化・心理・身体的アクター・トレーニングと伝統の源流」の研究に取り組んでいます。
私は表現と探求のための器としての身体を重視し、伝統と現代の両方の文脈に根ざした生の複雑さを通して、身体が肉体的に、心理的に、どのように変化するかに関心があります。そしてパフォーマーの身体を直感的な対話と創造的なリサーチのためのツールとして統合的な視点で理解しています。
このリサーチ・プロジェクトでは、女性の身体の葛藤や政治的支配との関係といったテーマを探求することを目指しています。現代的なレンズを通してオフィーリアやガートルードのようなキャラクターを探求することで、ジェンダー・ダイナミクス、メンタルヘルス、自律性、社会的期待といった時代を超えたテーマを考察することを目指しています。
一言で言えば、『ハムレットの女たち』への取り組みは、私たちの技術的な熟練度と創造的なビジョンを示すだけでなく、舞台芸術の境界を押し広げるという私たちのコミットメントを強調するものです。この作品は、文化的に多様で身体的に表現力豊かなレンズを通して、時代を超越したテーマを探求する示唆に富んだものになることをお約束します。
このプロジェクトは、私の芸術的成長と文化的探求にとって実にエキサイティングな機会です。このコラボレーションの革新的で境界を押し広げる芸術的試みには、私たちの芸術的視野を広げ、文化理解を深め、有意義な文化交流に貢献する大きな可能性が待ち受けています。これは、舞台芸術における多面的なアーティスト/研究者としての私の旅の、エキサイティングな前進の一歩なのです。
『〈ハムレットの女たち〉のためのダイアローグ』とは?
私たちのリサーチは、フェミニズムの視点からシェイクスピア『ハムレット』の関連文献や先行作品・研究、現代社会が抱える諸問題に対する調査と考察を日本とインドそれぞれの場所で行い、オンライン上で議論を交わし、まずは本年9月上旬までのリサーチの成果を受け、私は本作の上演台本を執筆し、さらに9月から始まる稽古と平行して、上演に向けた実践的な対話を行います。日本とインドという地理的にも、文化的にも、歴史的にも大きく異なる国のアーティスト同士が、一つの作品のために離れた場所でリサーチし、議論を行うことがもたらす成果とその意義は計り知れません。
もしかしたら、ここまでは自分たちの力だけでも何とか実現可能なリサーチかもしれません。ですので、ここからが特に皆さまにお力を分けていただきたいことです。
今回のリサーチによって、日本で9月に行われる創作プロセスはより実り豊かになり、10月の上演でその成果が多くの観客に共有されることでしょう。だからこそ、その場にソチが立ち会うことが是非とも必要です。私達のリサーチがどのような成果をもたらしたかを、オンライン上ではなく、実際にソチがその場で共有し、未来のプロジェクトに向けて共に歩み出すために。
彼は日本で作品のリハーサルを観察し、上演を鑑賞し、その中で生まれた思考やアイデアを共有し、私たちは新たな対話を始めることでしょう。そしてまた、ソチが日本の様々な場所や文化に触れ、彼自身の新たな芸術的直感や感性の展開が生まれることを私は強く望みます。私の作品に多大な寄与をしてくれるソチに、それに見合う返礼を私はしたいのです。
また今回のリサーチの中で、上演に反映されなかった要素を含めて、ソチと私との間でどのような対話がなされたかを記録し、ひとつのレファレンスとして様々な人々に共有できるドキュメントを製作し、それを公開することも非常に重要です。この稀有な対話が、私たち2人の間だけではなく、国境や人種、性別などを超えて多様な人々に刺激を与え、共感や反発を生み出しながら、新たな展開が生み出していくことを私たちは強く期待しています。
なぜ『ハムレットの女たち』なのか?
『ハムレットの女たち』は、シェイクスピア四大悲劇のひとつ『ハムレット』から主人公ハムレットと、多くの登場人物の中でたった2人の女性登場人物であるオフィーリアとガートルードを抜き出し、独自の翻案と演出で関連する既存の作品群と一線を画す、現代のフェミニズム的視点からの〈ハムレット〉を描き直します。男たちに翻弄・侮辱され、しかし、自らを貫き、時に策略を巡らせる『ハムレットの女たち』は、現代を生きる全ての〈女たち〉に共鳴し、男たちが作り上げる物語や社会に反旗を翻すことになるでしょう。
ハムレットの最も有名な台詞 "To be, or not to be, that is the question." を〈女たち〉が奪い取り、〈女たち〉の言葉として語り直すこと。本作が目指すのは、長きに渡る男たちの演劇史を、演劇によって、〈女たち〉が塗り替えることなのです。
そしてその実現により、本作は演劇史におけるマイル・ストーンを打ち立てます。
『ハムレットの女たち』
2024年10月4日(金)〜6日(日) 3日間4回公演 会場:SCOOL(三鷹)
原作:ウィリアム・シェイクスピア『ハムレット』 作・演出:木村悠介
出演:オフィーリア/今井えにか ガートルード/柚木佑美 ハムレット/立浪歩佳
リサーチ・パートナー:ソチ・ラマパティ・ドゥイヴィッド
制作:金井美希
助成:公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京[スタートアップ助成]
主催:&Co.
*本作に出演予定だった和田華子から出演辞退の申し出があり、9/8時点でそれを受理いたしました。経緯等の詳細は&Co. Webで公表いたします。
ダイアローグの先にあるもの
この国際共同リサーチは2人の「男たち」による「女たち」についてのダイアローグです。
自分の作品の名に「女たち」という言葉を使うと決めた私は、そのことを強く自覚しています。そして同時に、そんな二元論に決して要約できない複合的なスペクトラムが存在し、リサーチの成果や実際の上演にはそのことが色濃く反映されるでしょう。
例えば、2人が生まれ育った国の歴史や文化、言語、身体観、西洋との関係、〈現代〉の在り方、フェミニズムやセクシャリティに関連する思考と実践、個人の記憶と現在など、あらゆる差異がこのダイアローグの中で検討され、様々な思考の道筋や作品化へのアイデア、イマジネーションを生み出す契機になります。そして実際の上演には結びつかないことや、将来的に取り組むべきことなどは、次のステップに持ち越されます。
例えば今回の枠組みに収まりきらない、ソチの教育者、トレーナーとしての様々な実践を充分に共有することや、私や上演に関わる出演者、スタッフ、またはご支援者様がインドに訪れることなどです。そして何より、このダイアローグの先により開かれた議論と実践の場が必ず必要です。多様な人々を巻き込んで、それはもしかしたら日本でもインドでもない、どこか別の場所で展開するのかもしれません。そのような長期的視野を見据えたプロジェクトの第一弾がこのダイアローグなのです。
現在の準備状況
本年6月に初めてソチからのメッセージを受け、6月下旬にソチをリサーチ・パートナーに迎えた共同リサーチの実施を決定し、緊密なオンライン上でのやり取りを行いつつ、現在、ソチの来日のためのVISA取得など一連の事務的な手続きを終え、来日の準備が全て整いました。
ソチの来日費用を含む本リサーチの資金について、国際交流支援を行う様々な機関に相談しましたが、既に本年度の助成等の募集は締め切られていたため、ソチは自身が芸術監督を務めるMLR Theatre Foundationに相談し、航空チケットの一部をご支援いただけることになりました。公的な支援は望めないことを確認し、7月中旬にクラウド・ファンディング実施を決定し、準備を進めてきました。
共同リサーチ自体の進捗としては、現在、ソチと私の基本的な上演作品に対する分析や考察を行い、お互いの生きる社会の歴史や現状について共有するなど、対話を深めているところです。稽古が本格的にスタートする9月上旬を最初の区切りに、まずは上演台本の執筆に関わる対話を行います。
リターンについて
ご支援いただいた金額に合わせて以下のリターンがございます。
なお、作品上演を行う会場は非常に小さなスペースであるため、今回のリターンでの公演へのご招待は人数を限らせていただきます。何卒、ご理解のほどをよろしくお願いいたします。
◆御礼メッセージ
木村悠介とソチ・ラマパティ・ドゥイヴィッドからの御礼メッセージをお送りいたします。
[方法]BOOSTER(CAMPFIRE)メッセージにて送信
[時期]2024年10月末日までに
◆進捗オフショット
プロジェクトに親しみを感じていただけるオフショットをお届けいたします。
[方法]支援者限定活動報告に掲載
[期間・頻度]12月末日までに3回以上
◆お名前の掲載(小)
ご支援者様のお名前をご掲載いたします。(ニックネーム可、希望者のみ)
[方法]&Co. のWebサイトや 『ハムレットの女たち』当日パンフレットなどで、いずれも文字のみ、1文字6pt以上で10字以内(ロゴ・バナー等は不可)
「期間・時期]Web = プロジェクト終了後から1年以上 当日パンフレット = 2024年10月4〜6日
[注意事項]備考欄に10字以内の掲載名をご記入ください(不要の場合は無記入)。公序良俗に反したり、権利関係を侵害する名称等は変更いただく可能性があります。
◆台本PDF
『ハムレットの女たち』台本(作:木村悠介 / 40P以上)のPDFをご提供いたします。
[方法]BOOSTER(CAMPFIRE)メッセージにて閲覧・ダウンロードURLを送信
[時期]2024年10月末日までに
◆お名前の掲載(大)
ご支援者様のお名前をご掲載いたします。(ニックネーム可、希望者のみ)
[方法]&Co. のWebサイトや 『ハムレットの女たち』当日パンフレットなどで、いずれも文字のみ、1文字8pt以上で15字以内(ロゴ・バナー等は不可)
「期間・時期]Web = プロジェクト終了後から1年以上 当日パンフレット = 2024年10月4〜6日
[注意事項]備考欄に15字以内の掲載名をご記入ください(不要の場合は無記入)。公序良俗に反したり、権利関係を侵害する名称等は変更いただく可能性があります。
◆ドキュメントPDF
リサーチの記録、レポート、写真などによるドキュメント(20P以上)のPDF をご提供いたします。
[方法]BOOSTER(CAMPFIRE)メッセージで閲覧・ダウンロードURLを送信
[時期]2025年3月末日までに
◆上演全編視聴
&Co.『ハムレットの女たち』上演の全編記録映像をご覧いただけます。
[収録時間]90分以上
[方法]BOOSTER(CAMPFIRE)メッセージにてURLを提供
[期間]2025年3月末日までに配信開始し、その後1ヶ月間
◆公演ご招待(限定15名まで)
&Co.『ハムレットの女たち』公演に1名様をご招待いたします。
[期間・会場]2024年10月4〜6日・3日間4回公演・SCOOL(東京都三鷹市)
[予約方法]BOOSTER(CAMPFIRE)メッセージにてご案内
[注意事項]会場への支援者様の交通費や滞在費は各自でご負担ください。
◆オンライン交流会(限定10名まで)
木村悠介とソチ・ラマパティ・ドゥイヴィッドとのオンライン交流会に1名様をご招待いたします。
[時期]2024年12月末日までに
[詳細]BOOSTER(CAMPFIRE)メッセージにてご案内
[注意事項]会話は英語のみで自動翻訳字幕を利用したコミュニケーションになる可能性があることをご了承ください。
スケジュール
2024年
7月 共同リサーチのための事務手続きに目処をつける
8月 本格的なリサーチとディスカッションをオンライン上で実施。下旬に上演台本初稿完成。
9月 上演作品の稽古がスタート。下旬にソチが来日し、稽古に参加。
10月 劇場入り、作品上演。共同リサーチの取りまとめ。
11月〜2025年3月ごろ リサーチのドキュメントの作成と公開
資金の使途
リサーチ費用:20万円
ソチ・ラマパティ・ドゥイヴィッドの渡航・滞在費用:30万円
ドキュメント製作・公開・配布費用:30万円
広報宣伝費用:8万円
プロジェクト運営・リターン手配費用:32万円
ソチ・ラマパティ・ドゥイヴィッド – Soti Ramapati Dwivid / Soti RPD
俳優、演出家、教育者、演劇のためのアクティング/ムーブメント・ボイス/スピーチトレーナー。インドにて舞台芸術修士と文学修士を、インターカルチュラル・シアター・インスティテュート(シンガポール)でプロフェッショナル ディプロマを取得。インドのM.L.R Theatre Foundationの芸術監督、シンガポールのTheatre Incorporateの共同設立者 / ディレクター。
以下の国際的に著名な指導者・演出家から指導を受ける。
アールネ・ネメ(Aarne Neme)、T・サシタラン(T. Sasitharan)、フィリップ・ザリリ(Phillip Zarilli)、B・アナンタクリシュナン(Prof. B.Ananthakrishnan)、ラムゴパール・バジャージ(Prof. Ramgopal Bajaj)、モハン・マハリシ(Mohan Maharishi)、S・ラマヌジャム(Prof. S.Ramanujam)、アビラーシュ・ピライ(Abhilash Pillai)、マーク・ワインブラット(Marc Weinblatt)、リーラ・アラニズ(Leela Alaniz)、ギジェルモ・アンジェレッリ(Guillermo Angelelli)、アドリアーノ・バセヨ(Adriano Basejo)、ロビン・ペイン(Robin Payne)、バート・ヴァン・ダイク(Bert Van Dijk)、ヌシャド・モハメド・クンジュ(Noushad Mohamed Kunju)、サティヤブラタ・ルート(Satyabrata Rout)など。
多彩な役柄、教育法、ボディムーブメント、ヴォイスワークに優れ、多様な伝統芸能、リアリズム演技、精神身体表現、異文化間の舞台芸術に精通している。
Facebook/Instagram/Youtube: Soti RPD
木村悠介 – Yusuke Kimura
演出家、パフォーマー、「&Co.」代表、「gallop」共同代表。
舞台芸術を中心に領域横断的に活動。扱う主題、メディア、表現形式の歴史や構造に着目し、<自他境界の撹乱>を通底するテーマに作品を発表。これまでに前映画史や映像技術の構造に着目したメディア・ダンス/パフォーマンス作品や、サミュエル・ベケットや金時鐘、司辻有香など先鋭的かつ周縁的な作家の言葉に取り組んだ演劇作品など、幅広い活動の中で、ミニマリスティックにストイックに、かつ大胆な切り口の作品を発表してきた。
舞台芸術と映像芸術を京都造形芸術大学で学び、太田省吾、山田せつ子、高嶺格、伊藤高志の影響を強く受ける。その後、情報科学芸術大学院大学(IAMAS)でメディア・アート、プログラミングを学び、2012年に渡独。ベルリン芸術大学 (UdK Berlin) 所属 Hochschulübergreifende Zentrum Tanz Berlin(HZT Berlin) 修士課程 Solo/Dance/Authorship (MA SODA)に日本人で初めて入学し、身体を表現のベースに据えたソロ・アーティストとしての教育を受ける。2016年に帰国し、日本での活動を再開。2021年からは長期プロジェクト「罵倒の作法」を展開。
またパフォーマンス・グループ「gallop」では他3名との特定のリーダーを持たない共同演出による作品制作を行う。自身の活動と平行して、Choy Ka Faiや荒木優光など他作家のクリエイションへの参加や現代美術を中心にインストーラーとしての活動も行う。
X/Facebook/Instagram/Threads/Youtube/Vimeo: @UsKimra
&Co.
舞台芸術を中心に領域横断的に活動してきた木村悠介が特定の個人名に集約されない多様な才能が行き交う場として2022年に設立。木村の長期プロジェクト『罵倒の作法』の企画制作を引き継ぎ、世界中を飛び交う罵詈雑言や攻撃性に対抗するリサーチやクリエイションを展開する。
演劇、ダンス、現代美術、メディア・アートなど、様々な芸術領域を横断しつつ、芸術や社会、テクノロジーなどの歴史的文脈を見据え、現代社会やそこに生きる個人の内的な思考や感情、感覚を深く掘り下げ、鋭利な批評性や大胆なオルタナティヴを示し、既存の価値観や倫理観、社会への問題提起を行う。
X/Facebook/Instagram/Threads/Youtube: @andCo4AnS
運営体制
リサーチャー:木村悠介 ソチ・ラマパティ・ドゥイヴィッド
アテンド・通訳:原田理央(柿喰う客)
運営:&Co. 中野優妃(Xrise株式会社)
最後に
この国際共同リサーチがこれまでの様々な人々による研究と実践の積み重なりにどれほどのインパクトを与え、これから生み出される歴史と記憶にどのように刻まれるかを、皆様お一人お一人の意思に委ねさせてください。
私、木村悠介とソチ・ラマパティ・ドゥイヴィッドは、全身全霊を捧げ、このプロジェクトに取り組みます。その後押しをしていただければ、その成果と未来を皆様と共に享受し、語り合い、喜びと興奮を分かち合うことができます。
様々な偶然によって訪れたこの類稀な出会いを、ぜひ皆様と共有させてください。
皆様がこのプロジェクトに参加してくださること自体が、私たちにとって本当の喜びと興奮です。
何卒、ご支援賜りますよう、心よりお願い申し上げます。
最新の活動報告
もっと見る『ハムレットの女たち』上演台本一部公開!
2024/09/15 12:00今回のリサーチでどんな成果が生まれるのか気になっている方も多いと思います。そこで、ソチとのリサーチを行いながら書き上げた『ハムレットの女たち』の冒頭部分を公開します!最初の数ページですが、すでに本作が取り込んでいる様々な文脈が垣間見えると思います!そして現在、この台本の言葉を、俳優の身体と空間でどのように立ち上げていくか、実践的な議論がソチとの間で交わされています。何卒、少額で構いません! ご支援のほど、よろしくお願いいたします!木村悠介『ハムレットの女たち』 もっと見る
ご報告
2024/09/15 07:35本プロジェクトと連動する木村悠介 新作公演『ハムレットの女たち』に出演予定だった和田華子から出演辞退の申し出があり、9/8時点でそれを受理いたしました。再キャスティングの有無の詳細等は後日、&Co. Webにて公表いたしますが、公演は予定通り実施いたします。詳報につきましては、今しばらくお待ちください。&Co. Web:https://and-co.org/ もっと見る
応援メッセージをいただきました!
2024/09/06 12:12『ハムレットの女たち』の台本も書き上がり、稽古もスタートし、ソチとのダイアローグも実際に上演されるテキストを土台にした、より具体的なものになってきました!着々とプロジェクトが進行する中、初めてのクラウドファンディングについてはどうご支援の輪を広げていくことができるか、日々、模索をしています。少しずつでもご支援を賜ることができれば非常にありがたいです。今回はいただいた応援メッセージを掲載いたします。メッセージを寄せていただいた皆様、本当にありがとうございます!応援メッセージ(順不同)以前、scoolで観た、木村さん演出のベケット「私じゃない」は、とっても面白かったです。今回は、シェークスピア!どんな切り口から向かうのだろうか。楽しみです。山田せつ子(ダンサー / コレオグラファー)ぼくはハムレットを読んだ。10年以上は読んでいなかった。久々に読んだ戯曲はやはり亡霊だった。いや、白くバラバラになった無機質な骨だ。さまざまな色の皮と肉が貼り付けられては剥がされてもなお残る、組み換え可能な骨の器。今日もまたどこかで、違う色の肌をまとい、そして脱いでいる。今作「ハムレットの女たち」は、ぼくたちと同じアジアの褐色の肌と肉を貼り付け、フェミニズムと対峙するらしい。ハムレットはそれを見て、王妃ガードルードに対してのそれのように、淫売だ売女だと揶揄できるだろうか。その骨の股から、自身を含めた近代・現代演劇が産まれたに違いないのに。矛盾と自己嫌悪で、彼はいよいよ役を降りてしまうかもしれない。アーティストが新たに立ち上がせる亡霊を、ぼくは目撃し、声を聞き、夜明けを迎えられるのだろうか。できなければ、鼻歌混じりに穴を堀り、土中から出てきた骨の価値もわからぬ墓守にすぎない。そうなるか、ならないのか、覚悟して客席で待ちたいと思う。イトウユウヤ(Drillbros / arsaffix Inc.)【日印対話】国際共同リサーチ『〈ハムレットの女たち〉のためのダイアローグ』インドの俳優・演出家ソチをリサーチ・パートナーに、オンラインでの対話を経てソチが来日し、本年10月の『ハムレットの女たち』上演を共に迎え、さらにリサーチの成果をドキュメントにまとめ、公開します。https://camp-fire.jp/projects/779660/view目標金額120万円/2024年9月30日(月)23:59まで/CAMPFIREアカウントを作成し、ご希望のリターンを選択。リターン別の支援額にさらに上乗せも可能! クレジットカード、PaypalやPayPayなどでお支払い方法多数。皆様のご支援や情報拡散などのご助力を心よりお願い申し上げます。 もっと見る
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