(写真)志賀町富来の増穂浦海岸 2024年8月10日撮影
私は、石川県の能登にある小さな町、志賀町富来(しかまちとぎ)で生まれました。小さい頃から富来が大好きで、母の実家近くにある増穂浦(ますほがうら)海岸などの豊かな自然に触れるのが楽しみでした。その富来が、今年1月に起きた能登半島地震で大きな被害を受けてしまいました。
最初はどうしたらいいかわからず、ただ落ち込み、悩んでいました。ですが、居ても立っても居られなくなり、厚生労働省が行う福祉職員の現地派遣の募集に応募して、3月に10日間、輪島市の福祉施設「輪島カブーレ」で復興支援活動に従事しました。現地では仮設住宅を巡回し、住民の変化を継続的に見守る活動を行いました。マジックショーやお茶会のイベントも開催し、被災者同士の交流するきっかけづくりも行いました。
故郷の富来にも行き、仮設住宅での意見交換会に参加しました。馳浩石川県知事、稲岡志賀町長が訪問してくださり、災害復興住宅の建設のことなど議論されました。
地震の被災地に対する思いは、これまでも人ごととは思えず強く感じてきました。大学時代は京都で過ごしたのですが、卒業直前に阪神大震災があって、内定を蹴って、西宮市で復興支援活動に1年間従事しました。ボランティアに行った所がたまたま障害者施設で、そこでは、障害者が先頭に立って炊き出ししたり、仮設住宅に弁当を届けたりしている姿に、障害があっても「与えられる」だけでなく「与える」存在にもなれるんだと感動しました。この経験が原点となり、これまで30年間、障害福祉の仕事に携わってきました。妻も、当時住んでいた西宮市で阪神淡路大震災で被災しました。家屋に被害が出て、3か月間もガスが使えず、苦労した経験があります。
令和6年能登半島地震では、生まれ故郷の富来の自然豊かな景観と歴史的な遺産は大きなダメージを受けました。宿泊施設も営業できなくなり、観光客もほとんど来なくなりました。この状況をなんとかしたい。これまで培ってきた経験を活かし、富来に恩返しがしたい一心で、富来の復興を支援する『I GOTO TOGI』プロジェクトを立ち上げました。
このプロジェクトを多くの方々に知っていただくために、チャンネル登録者数が120万人を超える人気番組『令和の虎』に出演しました。完全ALLを達成し、ショート動画を合わせると200万再生を超える大反響をいただきました。
まずはこの動画をご覧いただき、このプロジェクトについて少しでも知っていただき、被災した富来のことを心に留めていただけたら嬉しいです。そして「このプロジェクトを応援したい」「このプロジェクトに参加したい」と共感してくださった方々とこのプロジェクトを一緒に作っていきたいと思っています。
****************
▼この投稿いいな!と思ったら、一言を添えてSNSで拡散してください!
#能登半島地震 #志賀町富来 #IGOTOTOGI
▼クラウドファンディング挑戦中!
https://camp-fire.jp/projects/view/783894
能登半島地震をきっかけに、富来の復興支援を目的とした『I GOTO TOGI』プロジェクトを立ち上げました。
ボランティアツーリズムでたくさんの人に富来に来てもらうため、シェアサイクルを導入し、交流イベントを開催します。このプロジェクトをみんなで作っていき、人が行き交う富来を取り戻したいです。
****************