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子育てをもっと自由に!「本当の頑張らない育児」を文化にしたい Byコノビー

【ネクストゴール120万円挑戦中!!】「本当の頑張らない育児」をテーマに、子育てや夫婦のパートナーシップについて実際に話したり、振り返ったり、考えてみるという具体的なキッカケをつくるために、都内3ヶ所で"本当の頑張らない育児”のイベントを開催する取り組みを支援してくださる仲間を募集します!

現在の支援総額

1,251,000

125%

目標金額は1,000,000円

支援者数

232

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2018/05/30に募集を開始し、 232人の支援により 1,251,000円の資金を集め、 2018/07/02に募集を終了しました

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現在の支援総額

1,251,000

125%達成

終了

目標金額1,000,000

支援者数232

このプロジェクトは、2018/05/30に募集を開始し、 232人の支援により 1,251,000円の資金を集め、 2018/07/02に募集を終了しました

【ネクストゴール120万円挑戦中!!】「本当の頑張らない育児」をテーマに、子育てや夫婦のパートナーシップについて実際に話したり、振り返ったり、考えてみるという具体的なキッカケをつくるために、都内3ヶ所で"本当の頑張らない育児”のイベントを開催する取り組みを支援してくださる仲間を募集します!

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7/29(日)に開催した『パートナーとの対話入門 -自分と相手の気持ちをいつもと違った方法で知るワークショップ-』のイベントレポートをお届けします! レポーターは当日ご夫婦参加いただいた、なかじーさんです。 ★画像入りのレポートはこちらから読めます! https://conobie.jp/article/12345 ーーーーーー はじめまして、なかじーと申します。 1歳2ヶ月、最近やたらと早起きで親を翻弄してくる息子と、絵に描いたように激務な夫を持つ、常に手探りガサゴソ新米母です。 共働きで平日の育児はほぼ私が担い、我々夫婦が対面でしっかりコミュニケーションがとれるのは、ほぼ10分…連絡事項と日々の息子のことで精一杯。 そんな我々が今回、7/29(日)に開催された「パートナーとの対話入門」-自分と相手の気持ちをいつもと違った方法で知るワークショップ-に参加してきました。 息子が生まれて一年、がっかりしたり我慢したり、不満をぶつけたり、軌道修正したりと、色々ありましたが、私の仕事復帰を機に、試行錯誤しつつ我々もチームになってきたのでは?と思うこのごろ。 それでもまだ、目まぐるしい日々のなかで、取り立てて大きな問題でもないことに時間を割いて話し合うのはなかなか難しい。諦めたり、飲み込んだり、が時々生じているのもまた事実。 きっと自分のなかでさえも取りこぼしていることも、お互い理解したつもりで、勝手に解釈していることも山のようにあるのではと感じていました。 そんな時教えてもらったこのワークショップ。 ブロックで対話する!? というなんとも斬新な試み! なにか発見できそう、という気持ちと共に、日々仕事に奔走し、昨今のイクメンブームになんとなく翻弄されているようにもみえる夫に、 「この頃は子育てを廻る夫婦のカタチは変わりつつあって、私たちはその転換期にいる。そしてどうやらそのカタチはもっと自由でいいらしい。」 と伝えたい。 色んなパートナーが集うワークショップに身をおくことで、体感として感じてほしい。 そんな思いで参加を決意。夫もよく分かってなさそうだが快諾してくれた。 私もみんなの、そして我々のパートナーシップはどこへ向かうのかを知りたい。とりあえず行ってみよう! さて当日。 息子を別室で託児してもらえるということで、気合を入れ一式荷物を抱え、いざ出発。 各駅でエレベーターがなかなか見つからないというベビーカートラップに遭いながらも、台風一過の晴天の下なんとか汗だくで到着。 場所はコレド日本橋駅の向かい東京日本橋タワー27階株式会社サイボウズさん。 なにこの、クリエイティブな空間!! ロビーに動物たちの大きなオブジェ! 人工芝に虹の橋、天井からリンゴ! スカイツリーが臨める高層階の窓辺にハンモック! 眩しい…!!! 真顔の息子に見せながらはしゃいでいると、早速託児スペースへ案内される。 そうだった、本日の主役は息子であるようでそうでない。ややぐずる息子でしたが、なんとも優しく頼もしいキッズラインのシッターさんにお任せ。 子持ちの我々が二人揃ってワークショップに参加する上で高く見えていたハードルを、こんな形で軽々越えさせてくれるなんて、本当にありがたい。 (別れ際は泣いていた息子はすぐに泣き止み、ひとしきり遊んだあと、1時間もぐっすり眠ったそう…プロってすごい。) そうして、なんだか手持ち無沙汰な我々夫婦が通された部屋が…まあおしゃれ。 奥にBarまである…!自分達の職場環境との差を見せつけられすっかり萎縮する我々。 そんな気持ちとは裏腹に、夫婦は別々に、との指示の下、8台程ある四人掛けのテーブルのひとつを選び座った。雰囲気に押され若干心細い…。 我々夫婦は、それぞれ壁際に背を向け、顔が見えるところに着席。普段見ることのないよそ行きの夫の顔が遠くに見える。なんだか新鮮だ。 多種多様のおしゃれテーブルに、続々と入場する何組ものペアがおもいおもいに着席し、皆さん初対面。 ぎこちなく挨拶し、指示されるまま用意された目の前のサイコロ型の紙(キューブと呼ぶらしい)に名前を書き、ブロックをいじいじ。このパーツなんですかね?なんて話しながら。 いよいよ開幕の時間! 今回のワークを主導してくれたのは元木一喜さん。(LITALICOワンダー IT×ものづくり教室に所属。纏う雰囲気が既にクリエイティブ…) 「レゴブロックを触るのが初めての方いらっしゃいますか?」 今時そんな人……と思いかけたその時、遠くではにかみながら挙手する夫が目に飛び込んでくる。 え…うそでしょ…!? 長い付き合いだけど、まだまだ知らないことがあるのねと図らずとも早速プチ発見。 元木さんは続ける。 「今日はブロックに集中。迷ったら手を信じてブロックを組み立ててください。ワークではみなさんと基本目は合わない、自分のブロック、相手のブロックに集中してもらいます」 というようなことを言われ、少し緊張も解け皆さん作業集中モード。 そうして、よし、作るぞー!と気持ちが切り替わったところでプログラムがスタート! 1:まずは練習。「塔」をつくろう ふむふむ、導入ね!オーケーオーケー。 タワーなんて大体みんな一緒になっちゃうし、ちょっと自分らしいものにしよう!と意気込むも、小さなブロックを触るのが初めてで制限時間内に高さが出せず…旗らしきものをなびかせてそれらしく見せてみた。 「作品を指差しながらポイントを説明してください」 むむ。感覚で作ったから意外に難しい。 こんなにじっくりブロックを指差し丁寧に語ることはきっと皆さん初めてだったに違いない。 でも共有しあうと、とても面白い。 「塔」というお題でこんなにもちがうのか!とこれまた発見。そのパーツにそういう意味を持たせるのね~と感心、こちらの創作意欲をくすぐられる。 そして、単なる子どものおもちゃだと思っていたブロックを、大人がこんなに一生懸命見て触って四方八方からじっくり見つめて…なんとも不思議だ。なにが始まるのかワクワクしてきた。 2:組み立て書をつかってつくろう 「組み立て書にある作品の中から一つ選んで、同じように作ってみてください」 あ、まだトレーニングね。オッケー! よかったね夫。 謎の作品の中から、私は顔が二つの妖怪チックなものをチョイスし作った。 「実はそれが“あなたを元気にするもの”です。意味は後付けでいいので、あなたを元気にするものが何なのか語ってみてください」 な、なんと…!? 会場にどよめきが起こる。 こ、これで…? 『私を元気にしてくれるのは息子の存在で、この妖怪みたいなのが息子です。 妖怪みたいにまだまだ理解不能で、でも、とてつもない発見もくれます。 あと、私にぶら下がっているように見えて自分でちゃんとバランスを取ってくれていて、時に信じられないパワーを与えてくれる』 …と緊張してゴニョゴニョと説明(笑)。 半ばやっつけだったが、なるほど!と深掘りして質問をくださって嬉しかった。伝わるって嬉しい。 皆さんもその他なんとも形容しがたいアートな形に、どうにかこうにか意味を吹き込む。 自分を高めてくれるのは多くの経験の積み重ねと自分自身の成長、新しいことに対するアンテナやワクワクを求める向上心が自分の活力…。 質問をしてさらに聞いていくと、その方にとって重要であろう言葉がどんどん出てくる。すごい!たった数分で段々その人のことが分かってくる。 共通言語ではない、しかも手のひらに収まるほどの小さな物体を使って自分の思いを語るとき、逆に雑味が省かれて本当に伝えたいことがクリアになる。 話していると自分自身でも、あ、こんなこと思っているのか…と発見もある。これはすごい。 3:わたしの考える「信頼」をカタチにしよう 先ほどのワークで発見と衝撃を得た私は、これまで軽んじていた態度を正した。 これまでの発見を元に意味を持たせながら、次のテーマである「信頼」をブロック組み立てていく。 考えや感覚を形にするって難しいけど面白い。 わたしは、「信頼とは、お互いの安心や充実の上に積み上げ育てていくもの。そして常に建設途中で脆くもあるもの」と表現してみた。 皆さんブロックでの表現が短時間でアップして、それぞれの「信頼のカタチ」を見せてくれた。 平等で尊重しあうこと、時間をかけて育てること、期待に応えること…人との向き合い方や大事にしていることが伝わってくる。 数分前に出会ったばかりなのに、レゴを使ったほんの数分でその人のことがわかってくる。 4:わたしの「大切にしたい関係性」をカタチにしよう お、いよいよ、本題だ。 ここまでくると皆、苦戦しつつも没頭し作品を造り上げる!必死だけど気持ちのいい時間が流れた。 作品をつくり終わると、「それでは一斉に立って隣りの席に移りましょう。隣りの方の作品について『わたしの大切にしたい関係性は…』という話し方で、語ってしてもらいます。そのあと本人に改めて説明してもらいます!」と。 なんと…!? 2度目のどよめきが起きる。 隣りの方の渾身の作品。 これは間違えられない…! 隣りの方の想いを汲み取ろうと一生懸命レゴを眺める。不思議なことにこれまでのワークでその人が理解できていたのか、やってみるとそれなりに皆回答がリンクしていた。 私の作品は作った当人も難解だったが、一生懸命理解し表現してくださり嬉しかった。さらにその解釈素敵だなあと他者目線が与えてくれる発見もあった。 私は“大切にしたい関係性”として 『お互いの世界を尊重しつつ、それをパワーに運命共同体として家庭を大切に育てながら、目標を更新し続けられる関係性』 をカタチにしてみた。 皆さんの作品もそれぞれ、パートナーや家族への思いがぎゅっと詰まっていて、なんだかきゅんとした。 「ずっと一緒にいたい」とナチュラルに繰り返しおっしゃっている旦那さんがいて、素直で素敵だなあ~と感激。そのまま奥様に伝えてほしい。 最後に自分の作品のキーワードを、やっと出番の来たキューブに3つ書き込む。 私は、「それぞれの世界」「目標」「家族(大切な原点)」と書いた。 5:パートナーとの「対話のじかん」 お互いの作品を持って、レゴ初心者の夫と約二時間ぶりに顔を合わせる。 夫の作品をみて思わず二人で噴き出す。 なにこれ風車?これが限界だったと夫。 でも説明を聞いてみると、「これがなかじーね、これが俺。」とよく見ると色分けした一つ一つのピースに祈りや希望が込められていて、大切に汲み取ることが出来た。 私の説明にも、ふむふむと丁寧に聞いてくれ、割りとつっこんだ質問も多く、それを基に作品のパーツを変えたりして最後の最後でしっくりくるものが完成した。 風車?とバカにした作品も、夫のものだけど、大切な“わたしたちのもの”に変わった。 これは先ほどまでのワークでは感じられなかった感覚。 ふと目をやるとそれぞれのペアが、“ふたりだけの”作品を共有して笑っている。素敵だ…。 最後に夫が、「なかじーが好きなように人と外に飲みに行けるようにする!」と宣言してくれた。 そういえば前に「私も前みたいに気軽に飲みに行きたいなあ」と言ったことがあった。私の作ったブロックの「それぞれの世界」で思い出したようだった。 夜が仕事のピークである夫にはとても難しいと思うけど、その心意気が嬉しい。 「新しい対話のカタチ」が気付かせてくれたこと ワークショップの最後に、代表で感想を述べてくださった男性が、 「普段妻の話や考えを理解しきれていなかったが、今日は妻の作品をみるだけでストンと心に入ってきた」 とおっしゃっていて、正に今回のワークの成果が出ている!と感激。 握手までしていて本当に素敵だった。 建設的な話が難しいとされる男女、パートナー同士が互いの考えや気持ちをブロックのピースに託してみる。間に作品が介在することで、逆に相手がよく見える。想いの欠片を大切に拾い集めようとする。 普段、ぽっと口からでたのか、じっくり考えて出た言葉なのか、言語だけでは分からない思いを、彼/彼女が組み立てたその背景や真意を大切にしながら噛み砕くことのできる、尊い時間になるのだ。 今回のワークショップは自分の中にも夫に対しても沢山発見を得たとても濃い二時間だった。 多くのペアの皆さんの中に身を置くことで、近すぎて見えなくなっていた夫、そして自分自身をまた違うまなざしで見ることが出来た。 運営してくださったコノビーのスタッフさんと、同じ時間を共有してくれた皆さん、そしてブロックに感謝したい。 終わった今考えてみると、夫と夫婦として何かに参加したのは、出産前に妊婦体験や赤ちゃんの扱い方の手解きを受ける「両親学級」以来だった。 今回のワークは教科書通りのHow toではなくて、正解のない、それぞれの“ふたりのカタチ”を探っていく唯一無二の実践的作業。 過ぎていく日々の中で、拾いそびれて埋もれたりするパートナー間の対話を、共通言語ではない新しいツールが、繋げてほどいて広げていく。発見と思いやりが生まれる。 相手を理解しよう、きちんとわかってもらおう。当たり前なのに次第におざなりになるそんな気持ちを大切にできるいい機会になった。 産後クライシスが話題になっている昨今、教科書的How toだけではなく、こんな新しい対話の試みがもっともっと広まったらいいのに。 そうしたら、情報にとらわれない、真の自分たちらしい、“わたしとあなたのこれから”が、上手に描けるかもしれない。 そう思ったわたくしなのでした。

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