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【匠の和ナイフ】抜群の切れ味が持続!日本刀の柄巻師と土佐打ち刃物による至極の一振

欧州ナイフショーで2年連続大賞受賞「土佐極白鋼」の刀身を、伝統工芸「土佐打ち刃物」の職人が日本刀と同じ本三枚作りで鍛え上げた豪壮で切れ味抜群の和ナイフ。ハンドルは刀装技能者展覧会銀賞受賞日本刀の柄巻き師による本鮫革純綿柄巻き仕上げ。本格的な日本の刃物の凄技をもっと世間に広げたいプロジェクトです。

現在の支援総額

253,000

84%

目標金額は300,000円

支援者数

4

募集終了まで残り

4

【匠の和ナイフ】抜群の切れ味が持続!日本刀の柄巻師と土佐打ち刃物による至極の一振

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84%達成

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目標金額300,000

支援者数4

欧州ナイフショーで2年連続大賞受賞「土佐極白鋼」の刀身を、伝統工芸「土佐打ち刃物」の職人が日本刀と同じ本三枚作りで鍛え上げた豪壮で切れ味抜群の和ナイフ。ハンドルは刀装技能者展覧会銀賞受賞日本刀の柄巻き師による本鮫革純綿柄巻き仕上げ。本格的な日本の刃物の凄技をもっと世間に広げたいプロジェクトです。


日本の刃物は「切れる」ことで世界的に有名ですが、それを支えているのは伝統技法を受け継ぐ職人さんたちです。刃物は調理や農工具の必需品なので、古くは日本各地に地元密着の鍛冶屋がありました。

しかし刃物の生産は高熱と危険との闘い。また技術の習得に長い年月を費やします。そのため今の若い人たちから敬遠され、実のところ刃物業界では後継者不足に悩まされています。

また昨今は大手メーカーが量産している「そこそこ切れる」安価な刃物が量販店で出回っています。地元密着型の中小零細の鍛冶屋は年々減少の一途をたどっています。

さらに日本の工芸品のほとんどは分業制です。昨今の原料費の高騰と高齢化で、廃業を選択した職人さんたちも増え、今まで出来たものが出来なくなったという事例が大変増えています。

インバウンドやゲームの『刀剣乱舞』のヒットで昨今国内外から改めて日本刀に注目が集まっていますが、現代の日本刀は法律で生産と所有に制限が設けられ、しかも日本刀の刀匠は国家資格です。

『全日本刀匠会』所属の刀匠の下で、5年以上無給で研修を重ねなければ試験を受ける資格を与えられません。しかも無事刀匠になれたとしても、刀がすぐに売れるわけではありません新人の刀匠は喰えない状況が長く、この高いハードル故に刀工を目指す若者が減少し、『全日本刀匠会』所属の刀匠は30年前の半数近くまで減少しています。

また刀は刀身だけでは使えません。柄や鞘といった刀装具が必要です。それらの制作も分業で、それぞれ専門の職人さんが担っています。技術の研鑽は数をこなしてナンボの世界です。生産が減れば、それだけ貴重な技術を喪失する結果になります。

日本政府が日本の文化や工芸品を世界に発信すると宣伝していても基本的にポーズだけ。その技術の継承は自助努力です。作った商品が売れければ高い技術を持った職人さんたちも生活が成り立たず、廃業を余儀なくされます。世界中で注目を集めている日本の刃物業界も、既に足元は揺らいでいるのです。


匠の和ナイフ『黒不动』は高知県の伝統工芸、土佐打ち刃物のブレード日本刀の柄巻きを施し、キャンプなどのアウトドアで日本の刃物の素晴らしさを実感してもらえるように商品開発しました。

それぞれのパーツは職人さんたちによる手作りで、海外製の量産型のアウトドアナイフとは切れ味も風格も一線を画しています。またナイフでありながら日本刀を意識した作りで、海外展開を考えています。

本物の切れる日本の刃物を国内外に広めるため、ぜひ皆様のご支援をよろしくお願いいたします!


キャンプ飯の準備で潰れやすいトマトも硬いカボチャもこれだけ薄く、サクサク切れます。

アウトドアでのBBQの醍醐味、肉の塊もご覧の通り切れ味鋭くカット。

大きなブレードを利用した枝打ちや

 焚き付けに必要なフェザースティック作りにも。

ブレードが長く厚いので、斧で割った薪をさらに細かく小割にするバトニング※にも使用できます。

※大きな薪は割れません。また誤ったバトニングではブレードやハンドルが折れる場合があります。


これだけ切れ味鋭く幅広く使えるのは、

日本が世界に誇る刃物の伝統技術と現代の合理性を融合した

匠の和ナイフだからです。

刃物の鋭さと長続きする切れ味を生む日本製の炭素鋼「土佐極白鋼」製のブレード材

400年以上の歴史を誇り日本の伝統工芸である佐打ち刃物の刃物職人の手により自由鍛造で鍛え上げた本三枚造りの豪壮な刀身

そして日本刀の柄巻き師により日本刀と同じ本鮫革と純綿糸し柄巻きを施したハンドル

さらに様々な工夫により極上の切れ味と使いやすさを生み出しました。

手にした時に来る刃物らしいズッシリとした重量感、打ち刃物の豪壮かつ野趣な風格が、あなたのアウトドアライフをさらに充実させます。



ナイフのブレード材は様々な種類がありますが、木を削るブッシュクラフトや割った薪を焚き付けで燃えやすいように細かく裂くバトニングでは、ブレードの切れ味は当然のこと、ある程度の負荷に耐える強度が必要です。

黒不動のブレードにはヨーロッパ最大級のカスタムナイフショー“アウトドアナイフショー”の「切れ味コンテスト」で、2年連続大賞受賞の日本製鋼材「土佐極(とさきわみ)白鋼」を使用しています。

このコンテストは単に切れ味を競うのだけではありません。実際にアウトドアで想定される状況を作り、切れ味の耐久性も試されます。

参加したナイフのほとんどが2次審査の皮革板切断テストで5~10cm程度しか切り込めなかったのに対し、土佐極白鋼のブレードは皮革板を真っ二つに切断。

その他のテストでも切れ味を発揮し、刃の摩耗も少なく最後の紙も難無く切断しています。

土佐極白鋼はブレードに必要な

切れ味良く、折れず、曲らず、欠けず、しかも永切れする」

を兼ね備えた鋼材です。

一般的にブレード材が硬いほど切れ味が鋭いとされ、切れる包丁のHRC(ロックウェル硬度)は52以上と言われています。そして、佐極白鋼は「焼き戻し」で得られるHRCは60以上。

ただしブレード材の「硬さ」と「脆さ」は紙一重。ブレード材はHRC62を超えると「脆さ」が出てしまいます。そのため粘り強さを兼ね備えた土佐極白鋼は極めてバランスの良い鋼材です。

また土佐極白鋼は西洋ナイフで使われるステンレス鋼と違い、日本刀の素材と同じ炭素鋼の一種です。そのため錆びやすいのですが、炭素量が多いと切れ味が増します。

使用後は汚れを拭き取って油を塗るなどのお手入れが必要ですが、多少手間がかかる分、愛着が湧く刃物に仕上がっています。

また、刃物の切れ味は刃先にあるノコギリ状の微細な「小刃」が影響しています。どんなに切れ味の持続性を謳うナイフでも、長い間に微細な小刃が押し潰されて摩耗し、いつかは切れ味が鈍ります。切れ味重視でブレードの硬さに偏重したナイフは、その硬さが仇となり研ぎ直しが難しい特性があります。

土佐極白鋼のブレードは多少鈍っても甘切れして切れ味が持続するだけではなく、研ぎ直しがしやすいのも特徴。

市販のシャープナーや砥石で研ぎ直せば、簡単に切れ味が戻ります。

黒不動のブレードの長さは180mmアウトドアナイフでもかなり長めの部類です。

ブレードが長いと遠心力が働き、枝打ちや草刈りなども鉈と同じく楽に行えます。また黒不動の刃厚は6mmと林業用の鉈なみの分厚さ。

楔(くさび)と同様にてこの原理で左右に割く力が一般的なナイフに比べ強く働くため、バトニングでは少ない力でも薪を割くことができます。

さらにグラインドの形状には、左右の腹が緩やかな丸みを帯びた「ハマグリ刃」を採用しました。

ハマグリ刃は両刃仕立てで、左右の利き手に関係なく使え、さらに刃先自体は鋭角なので対象物に刃がしっかり食い込みます。

しかも腹の緩やかに丸みを帯びたカーブが切断面を押し広げるため離れが良いと、良いこと尽くめ。

刃厚があっても、刃先は鋭角なので食材に刃がスッと食い込みます。そのため水分や脂が多く刃離れが悪い肉類もスムーズにカットできます。

家庭用の包丁のようにトマトもこんなに薄くスライスできます。

これも土佐極白鋼が生み出す切れ味の賜物。黒不動を使うのが楽しくなること請け合いです。



黒不動の製作には、本の伝統的工芸品に指定されている土佐打刃物の工房・有限会社トヨクニさんに協力をお願いしています。

土佐打ち刃物の歴史は古く、鎌倉後期に優れた刀工を多く輩出した大和国(現在の奈良県)から五郎左衛門吉光派が土佐に移住し、地元の野鍛冶にその技を伝授したのが始まりと言われています。戦国時代は有力大名の長曾我部氏により刀の需要が急増し、当時は400件近い刀鍛冶が存在していました。

江戸時代に入ると刀から包丁や林業や農業を支える工具の生産に主軸を移しましたが、刀鍛冶で培われた刃物の切れ味は今も健在。現在までその技を継承しています。

有限会社トヨクニさんは土佐打刃物の伝統技術を継承しつつ、現在の鋼材や合理的な手法も積極的に採り入れ、包丁やナイフといった生活刃物はもちろん、医療用のメスに至るまで現代に即した「切れ味鋭く、より使いやすく、耐久性も優れた刃物」の制作に尽力しています。

黒不動に採用しているブレード材「土佐極白鋼」も有限会社トヨクニさんが自社開発した鋼材です。

黒不動土佐打刃物の伝統に則った自由鍛造製。炉で熱した鋼材をハンマーで丹念に鍛え上げています。

熱した鋼材は叩くと中の気泡や不純物が取り除かれ、純度と密度が増して硬化します。

ただし、焼き入れをした鋼材は硬度が向上する一方で、自然冷却では金属組織にひずみが生じブレードの粘り強さを示す靭性(じんせい)※が低下します。つまり「切れるが脆い」刃物になってしまいます。


※折れ難さのこと

そこで高熱の状態から急激に冷やして金属組織の変化を起こさせず靭性を保つ「焼き戻し」を行います。

一般的に「焼き戻し」では水を用いますが、鋼材ごとに冷却する温度や速度でブレードが得られる性質が違ってきます。そのため刃物の靭性を最大限に引き出すには、「特定の温度を一定時間保つ」必要があります。

黒不動は油で焼き戻しを行っています。

油は水に比べ沸点が高く、焼き戻しの際の冷却速度が遅いため刃物に必要な靭性が増します。そのため「切れ味鋭く耐久性が高い」刃物の製作は、鍛造具合と焼き戻しのタイミングを熟知した熟練職人の経験と勘が必要です。

さらに黒不動ではブレードに必要な「粘り強さ」を出すために、硬い刃金の「土佐極白鋼」の両脇に柔らかい軟鉄「SPHE」を被せる「本三枚造り」

これは柔らかい刃金に硬い鋼を挟み込み、剛柔を合わせて「切れ味鋭く、折れに難い」日本刀と原理的に同じ造り込みです。

また油で焼き戻しを行うと、油に含まれる炭素と軟鉄の表面が結合し、黒皮」と呼ばれる酸化被膜を形成します。

この酸化被膜はいわゆる「黒サビ」で、金属の中まで侵食する赤サビの発生を防ぐ良性のサビです。

漆黒の刀身や鍛造跡の地肌や見た目の美しさはもちろんのこと、サビにも強いブレードに仕上がっています※。


※決してサビないわけではありません。

またブレードの切れ味は先の形状や刃の角度、刃付けの出来次第で大きく違ってきます

黒不動では有限会社トヨクニさんの専門の研ぎ師が丁寧に刃付け行い、極上の切れ味を生み出しています。



ナイフはブレードの切れ味にばかりが目に行きますが、その切れ味を活かすには手の力がブレードにしっかりと伝わるハンドルの持ちやすさも重要です。

黒不動ではハンドル部分を手のひらのカーブに合わせて形作られているだけではなく、日本刀の『刀装技能者展覧会』で銀賞受賞した正真正銘の日本刀の柄巻師(つかまきし)さんに、日本刀の柄と同様に本鮫皮※に純綿柄糸(つかいと)で柄巻をして頂きました(日本刀剣界の慣例で名前は伏せて頂きます。)。

刀での撃ち合いでは汗で手が濡れ勢い余って滑り落ちたら、それこそ命にかかわる一大事。日本刀の柄巻きには刀から手が滑らない様々な工夫が施されています。


※日本刀ではエイ革を本鮫皮と称します。

日本刀の柄巻きではハンドルに本鮫皮を被せます。

水に弱い獣皮と違い、海洋生物の鮫皮は水に強く、しかも天然皮革の中ではずば抜けて堅牢。さらに耐腐食性にも優れています。

なぜなら鮫革の表面の細かな粒は歯と同じリン酸カルシウムの結晶で、刃物を当てても簡単には傷つきません。

そして柄巻師は茅の根を束ねて作った浮造(うづくり)と呼ばれる研磨具と、「イボタ」と呼ばれるイボタノキに付くカイガラムシが分泌する蝋を粉末化した磨き粉で、鮫革を艶が出るまで何時間もかけて磨き上げます。

またエイが泳ぐ時に水の抵抗が少なくなるように、本鮫革の粒は魚の鱗と同様に前から後ろ手でなぞると手触りはツルツル、後ろから前へはザラザラしています。

この本鮫革の硬い無数の粒と繊維が引っかかりやすい構造は、強く握った時に柄糸のズレを防ぐ作用があります。

天然素材の鮫皮は1枚1枚厚さや粒の大きさが異なります。柄巻師は個々の鮫皮とハンドルの形状を見極め、柄糸をヘラで微調整しながら、強く、かつ丁寧に巻いて仕上げます。

また日本刀の柄巻きでは柄糸を交互にクロスさせて巻き締めます。これは柄糸が万が一途中で切れた時も、すぐに全ての柄糸が解けてないようにする工夫です。

このように柄巻師が丹精込めて柄巻きするため、1日に巻けるハンドルの数は多くても2~3本程度

型で大量生産する西洋ナイフのハンドルでは決して再現できない手持ちの良さは、職人による卓越した技術と真心が生み出すのです。

一般的に日本刀では柄糸に艶やかで見た目がきれいな絹糸を用いますが、黒不動では実用性を重視し純綿糸の柄糸を使用しました。

純綿糸は絹糸に比べ強度と耐久性に優れ、天然繊維の綿は吸水性が良く、しかも肌触りが抜群です。

西洋ナイフで良く使う化学繊維のパラコードの柄巻と異なり、握った時のあたりが柔らかく、しかも手にしっくり馴染みます。また手汗をかいても綿の柄糸が吸い取り、ハンドルが手から滑り落ちるのを防ぎます。

黒鍔仕立てのヒルトを設けているので、仮に手が滑っても指を刃でケガをし難い構造です。

さらにハンドル材は洋樫を使用。洋樫は古くから農耕具のハンドル材やステッキ、船舶の部品などに使われ、堅牢で耐水性に優れています。ハンドルの洋樫は乾燥による割れや歪みを防ぐため、何年にも渡り天然乾燥させたものを削り出して使用しています。

天然木ならでは木目が美しく、樹脂や合成材などのハンドルと違い手に持つと温もりが感じられしっかり手に馴染みます。もちろんバトニングでの衝撃に十分耐えられる仕様です※。


※一般的な用途に限ります。



黒不動を持ち運ぶため、シース(ケース)は朴(ホオノキ)で製作しました。

朴は木材として狂いが少なく、手触り良く、ヤニが少ないのに水に強く、乾燥も比較的早いという特徴があります。また適度に柔らかいため出し入れで刃を傷つけず、古くから日本刀の鞘は基本的に朴を用います。

ベルト通しは牛革を使用。朴は経年変化で色合いが黒褐色に変わっていくため、牛革と共に使い込むごとに味わいが増していきます。

さらにシースには日本が世界に誇る浮世絵師・葛飾北斎が描いた「倶利伽羅龍」をレーザー彫刻しました。その迫力ある姿に、毎回ナイフを使うのが楽しくなります。



匠の和ナイフ「黒不動」は、ご察しの通り仏教の守護神・不動明王から名前を頂いています。不動明王は手に三鈷剣を持ち火炎を操り、平将門の乱を鎮めた伝説から、武士の間で「軍神」として崇められてきました。戦場での不動明王のご加護を受けるため、日本刀には不動明王像やその梵字、また化身の倶利伽羅龍を彫り込んでいるものが多数存在します。

また刃物は炎が無ければ作れません。不動明王は元々インドのシヴァ神が前身で、シヴァ神は「マハーカーラ(偉大なる黒)」という異名を持ちます。そのため「黒不動」の銘は漆黒の刀身を持つ本ナイフに相応しいと考えました。

アウトドアでは様々な危険と隣り合わせです。和ナイフ「黒不動」は食材を切って腹を満たし、木を削って道具を作り、焚き付け用に薪を作るなど多用途で使え、サバイバルでもあなたのピンチをサポートします。また木鞘に不動明王の化身の俱利伽羅龍を彫り込み、あなたの安全も祈願しています。



「銃砲刀剣類所持等取締法第22条及び軽犯罪法第1条第2号」では刃渡り6cmを超える刃物を正当な理由が無く携帯することを違法としています。

キャンプや農作業などは正当な理由になり違反にはなりませんが、それ以外で持ち歩く場合は必ずバッグや道具箱などに入れて所持してください。

※本品は銃砲刀剣類に指定されている刃物ではありませんが、安全性確保のために20才未満の方のご支援はご遠慮ください。

※刃物は大変危険なので、人に向けてご使用にならないで下さい。



黒不動は焚き付け用に斧で割った針葉樹の薪をさらに細かく裂くバトニング向きです。

大きな塊の薪や硬い広葉樹の薪での使用、誤ったバトニングではブレードやハンドルの割れに繋がるのでご遠慮ください。

  • ①    バトニングをする前に、薪に節があるか確認します。節は非常に堅いため、節がある場所は避けます。

②    薪を垂直に立て、割りたい場所にブレードの根元側を薪に当てて水平に置きます。またブレードの先端部分は薪からはみ出るようにします。

③    刃を木の繊維に合わせて垂直に当て軽く食い込ませ、ブレードの先端部分をゴム製のショックレスハンマー(推奨)か別の薪で軽く叩きます。

トントンと細かくナイフの背を叩いていくと、ブレードが薪に徐々に入っていきます。この時にブレードが斜めに傾くので、刃が垂直且つブレードは水平にキープしながら叩いてください。


※注意 金属製のハンマーや石など硬い素材で叩くとナイフやハンドルが破損するので絶対にやめてください。

  • ④    ③の状態をキープしながら、最後まで薪を割いていきます。薪がある程度割けた段階で途中から強い力で叩くと刃の負担が大きくなり、刃こぼれや刃の消耗が早まるので避けてください。テコの原理が働くので軽い力でも十分割れます。



ブレード材の「土佐極白鋼」も側金の黒皮も錆びやすい素材です。

使用後は表面の水分や汚れを良く拭き取り乾燥させた後、椿油や丁子油、或いはミシン油を塗って保管してください。

また長期間使わない場合は、表面の油が酸化するので3ヵ月に1度の割合で古い油を拭きとり、新たに油を塗り直して保管してください。

ブレード材の「土佐極白鋼」は刃毀れし難いブレード材ですが、ブッシュクラフトで木に刃を当てる角度が悪かったり、数多く使ったりすれば必ず刃毀れや摩耗を起こします。

刃毀れや切れ味が鈍った場合は以下の手順で研ぎ直しをしてください。

①    刃毀れを起こした場合は、80番手の荒研ぎ用研石で、刃毀れした部分と刃の高さが同じくらいになるまで磨きます。

②    400番手の砥石を使い、しのぎ(刃金の部分)に付いた細かな傷を磨いて落とします。刃毀れが無くてもある程度ブレードにキズが付き切れ味が鈍った場合も、400番手で磨いてください。

③    しのぎの傷が消えたら、800番、1000番と傷の状態により肌理の細かい番手に替えて行き、最後は2000番手の仕上げ砥石で光沢が出るように磨き上げます。また6000番手の仕上げ砥石で磨くと表面が鏡面のように輝き、さらにと刃付けが細かく仕上がってより切れ味が増します。






商品名:和ナイフ 黒不動


寸法:総寸320mm、ブレード長さ180mm、刃厚6mm、刃幅35mm、ハンドル長さ135mm

重量:(約)384g

材質:ブレード/(刃金)土佐極白鋼、(側金)軟鉄(SPHE)、

ハンドル/洋樫、本鮫革(エイ革)、綿

鞘寸法:(約)長さ21.5×幅5×厚さ2(最大3)cm

重量:(約)130g

鞘材質:朴、牛革、真鍮


※本品は天然素材を使ったハンドメイド商品です。寸法、重量、色など一本一本若干異なります。ご容赦ください。

※ケースは左右の利きに関係なく使えますが、ケースバンドは右利き仕様です。ご容赦ください。

※本品は銃砲刀剣類に指定されている刃物ではありませんが、安全性確保のために20才未満の方のご支援はご遠慮ください。



今回撮影で使用したサンプルのハンドルの鮫革には、俗に「親粒」と呼ばれるエイ革の部分が使われているものがございます。親粒はエイ革1枚に対して1カ所しかありません。

サンプルでは偶然に原皮の取寸の関係で親粒が入り、それに合わせて柄巻きを行っています。

そのためリターンでお届けする黒不動には基本的に親粒は入りません。

またハンドルや柄巻の機能として親粒の有無は関係ありません。

ただし、日本刀の拵(こしらえ)の柄巻では、この装飾の一部として親粒を中心に使用します。どうしてもサンプルと同じ「親粒」入りのハンドルが欲しい方のために、リターンで特注品もご用意しました。通常では手に入り難い仕様ですので、ぜひこの機会にお求めください。



※本品は銃砲刀剣類に指定されている刃物ではありませんが、安全性確保のために20才未満の方のご支援はご遠慮ください。


ご注意

本品はOEM商品です。ブレードの制作に有限会社トヨクニさんに協力して頂いていますが、リターン商品は完成までに複数の工房が関わっています。商品の質問や納期等、有限会社トヨクニさんへの直接問い合わせはご遠慮ください。仮にお問い合わせいただいても、お応えしないという取り決めを交わしています。


柄巻きは柄巻き師さんが一人で行っており、1営業日で2~3振り程度しか巻けません。そのため10~15本程度まとったところで順次発送いたします。



商品の開発および販路拡大のための資金として使用いたします。




日本匠美は主に日本の手工芸品の企画を行っています。従来、伝統工芸品の各工房は家族経営の零細が多く、地元の問屋を通じ小売業者から一般消費者にお届けする経路が一般的でした。しかし流通の多様化によりデパート等の大口客の不振、ECなどの直接取引が増えた結果、問屋業も力を失い、小売業者から得た市場情報を問屋がまとめて工房へ伝え、時代に合った新商品を作り出せなくなっています。

ちまたでは日本の職人技で作る工芸品は素晴らしいといった風潮があり、国もバックアップしているかのように見せています。しかし実際は職人の高齢化と後継者不足で廃業が進み、技術の継承が出来ず、今まで出来た商品が出来なくなったことも増えています。それは日本が誇る刃物業界でも同じです。

今回の「黒不動」では美術品としてしか現在所持を認められていない日本刀で使われる「柄巻」に着目した商品です。日本刀は一振何十万円から、なので、日本の代名詞の工芸品でもその素晴らしさを実感できません。

しかし銃刀法で所持が禁止されているのは刃物の「刀身」であって、「柄巻」ではありません。そこで日本刀の柄巻師の職人さんと伝統工芸の土佐打ち刃物の鍛冶屋トヨクニさんの協力を得て、アウトドアでも日本の伝統工芸品の良さが実感できる汎用ナイフを企画しました。

確かに一般的なアウトドアナイフに比べ高額ですが、一つ一つの工程で専門の職人さんが丁寧に仕事をしている結果です。そして今回、ただ店に置いてあるだけでは分からない職人の仕事もご紹介させて頂きました。

商品が売れなければ、技術の継承はできません。一度途切れた技術は、ほぼ復活しません。ぜひ皆様のご支援をよろしくお願い致します。



Q.柄巻が解けた場合は巻き直しできますか。

A.はい。送料はお客様ご負担の上、有償にて承ります。なお代金は状態により異なりますので、実物を拝見した上でお見積りさせて頂きます。


Q.ハンドルに親粒は入らないのですか?

A.基本的には入りません。本鮫革の原皮は近年高騰しているため、革を無駄なく使用しています。革の取寸の関係でたまたま入っている場合があるかもしれませんが、撮影サンプルと同じ場所に入るとは限りません。撮影サンプルと同じ場所に親玉があるハンドルが欲しい場合は、特注品のリターンをご利用下さい。


Q.シースに入れて歩くとカタカタと音がするのが気になります。

A.木鞘はもともとマタギや林業の人たちが使っていた入れ物です。刃と鞘の隙間に小枝を挟むと音が止み、なおかつ移動中に鞘から抜けにくくなります。


Q.返品交換はできますか。

A.初期不良のみ商品到着後8日以内にご連絡いただければ、送料弊社負担で交換いたします。着払いにてご返送ください。ただし、試し切り等の使用が認められ場合は、返品交換は致しません。ご了承ください。



■ 特定商取引法に関する記載

● 販売事業者名: 日本匠美

● 代表者または通信販売に関する業務の責任者の氏名:田中 宏児

● 事業者の所在地:〒285-0905 千葉県印旛郡酒々井町上岩橋2180

● 事業者の連絡先:Tel:043-497-6669 メール:nihonshobi8@dream.jp

※こちらでは当該製品に対するお申し込み、ご質問等は受け付けておりません。お問い合わせは当ページの「起案者に問い合わせ」ボタンよりお願い致します。

●リターン価格:各リターン記載の通り *商品内容についてはリターン欄記載の通り※リターン価格とは別にCAMPFIREのシステム利用料として、支援金額1万円未満の場合は250円(税込)/ 1万円以上の場合は支援額の2.5%(税込)が支援者様の負担となります。※上記システム利用料はCAMPFIREが受け取るもので、当社が受領するものではございません。

●送料:送料込み

●対価以外に必要な費用:プロジェクトページ、リターンに記載のとおり。

●支払い方法:CAMPFIREの決済手段に準ずる (詳細はこちら

●支払い時期:当プロジェクトは「All-in型」の為、目標達成の如何に問わず、ご契約が成立しリターンをお届けします。その為、お申込みと同時にご利用の決済方法に準じてご請求となります。

●引渡し時期: 各リターン詳細に記載の発送予定月を引き渡し時期とします。但し、生産状況によって遅れが生じる場合があります。その際は当プロジェクトページ内の「活動報告」または購入者へのメール等でご連絡いたします。

●キャンセル・返品: 当プロジェクトは「All-in型」の為、お申込み完了をもって契約が成立いたします。その為、お客様都合による返品・キャンセルはできませんのでご注意ください。尚、製品到着後に破損や初期不良がある場合には交換させていただきますので「メッセージで意見や問い合わせを送る」から、または納品書記載の連絡先までお問い合わせください。

●原則として、配送遅延に伴うご支援後のキャンセルはできませんが、リターンの配送予定日から6か月を超えた場合は、希望者に限りキャンセルにて対応させて頂きます。

●その他記載事項:プロジェクトページ、リターン記載欄、共通記載欄(https://camp-fire.jp/legal)をご確認ください。



その他

※「銃砲刀剣類所持等取締法第22条及び軽犯罪法第1条第2号」では刃渡り6cmを超える刃物を正当な理由が無く携帯することを違法としています。

※本品は銃砲刀剣類に指定されている刃物ではありませんが、安全性確保のために20才未満の方のご支援はご遠慮ください。

※みなさまのご支援により生産効率などが向上した場合は、将来、希望小売価格が下がる可能性もございます。

※一部国内に類似商品が出回っている場合がございます。弊社では他社の類似品に関しての問い合わせは対応できませんのでご了承ください。

支援金の使い道

集まった支援金は以下に使用する予定です。

  • 設備費

  • 広報/宣伝費

  • リターン仕入れ費

  • 新商品開発と販路拡大に使用します。

※目標金額を超えた場合はプロジェクトの運営費に充てさせていただきます。

最新の活動報告

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  • CAMPFIREで匠の和ナイフ「黒不動」のプロジェクトを実行し、早いもので残り1週間になりました。現在3名のサポーターの方からご支援を頂き、目標金額の2/3まで到達することが出来ました。ありがとうございます。黒不動の柄巻きで使用している本鮫革(エイ革)は江戸時代から海外からの輸入品に頼っています。昨今は地球温暖化の影響で柄巻きの品質に耐える原皮の確保が難しく、さらに円安で原皮の価格も高騰しています。実際、ちまたにあふれるアウトドアナイフに比べ価格が「高いのではないか」と思われるかもしれませんが、日本の刃物の生産環境は以前に比べ激変しています。鉄の原料費の高騰もさることながら、特定の目的で使う刃物の「特殊鋼」は需要が少なく、まとめて作らないとコストが掛かるため鋼材メーカーも以前ほど積極的に作らなくなっています。そのため以前に比べ3~4倍もコストが掛かっています。他の用途で使え需要の多いステンレス鋼をプレス機で型抜きした刃物なら大量生産が可能でコストも比較的安く抑えられますが、刃物の面白味には欠けます。また安価な大量生産品は≒で消耗品に近く、使うごとに手に馴染んで愛着が湧き長くナイフとい観点では遠く及ばないと考えています。良いモノはそれなりにコストは掛かります。「黒不動」は切れ味が鋭く、ステンレス鋼のブレードには無い研さを持つ和ナイフで、細部までこだわり抜いて企画しています。末永くご愛用頂ける逸品と自負しています。ぜひ最後までご支援をよろしくお願いいたします。 もっと見る

コメント

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  1. 2024/09/21 21:55

    何度も申し訳ありません。柄巻の部分が汚れた際に、汚れを落とす手段はあるのでしょうか?ご回答の程、よろしくお願いいたします。

    1. 2024/09/22 09:44

      ご質問ありがとうございます。 全て天然素材を使っているため、ひどい汚れが付くとどうしても染み込んでしまい、完璧に汚れを取り除くことはできません。 汚れが付いた場合は、布を水で濡らして硬く絞り、汚れを吸着させる感じで取り除き、風通しの良い日陰で良く乾燥させてください。 また天然素材なので経年変化による変色は避けられませんが、茶道の「茶道具」と同じで汚れ自体が景色となり詫びた感じになるので味わいが増していきます。柄紐の綿は使い込むと繊維がある程度解れ握りやすくなります。 なお、柄紐の汚れがどうしても気になる場合は、切れた時と同様に柄巻き師さんに新たな柄紐で蒔き直してもらうことが可能です。その際は往復の送料と、蒔き直しの実費をご負担願います。 これは私の個人的な見解ですが、西洋ナイフと和ナイフの違いは、切れ味はもちろん使っている素材の変化を楽しめるかどうかだと思っています。 私もかれこれ20年以上、日本の伝統工芸品や時には古美術を扱ってきましたが、千利休による侘び寂びの美学化が確立して以降、日本の諸工芸は使い込むことによる素材の経年変化を重視したモノづくりがなされていると感じています。だから飽きずに長く使え、愛着も湧くのだと思います。 以上、お話が少し長くなりましたが、宜しくお願いします。

    2. 2024/09/22 12:08

      丁寧なご回答をいただき、ありがとうございました。とても魅力的な商品なので、前向きに検討していきたいと思います。

    3. 2024/09/22 12:43

      お褒め頂きありがとうございます。 職人さんたちが丁寧に作り上げているので、モノは確かです。 ぜひご検討をよろしくお願いいたします。


  2. 2024/09/21 12:41

    刃こぼれ等があった場合、トヨクニさんに研ぎ直しの依頼は可能でしょうか?ご回答の程、よろしくお願いいたします。

    1. 2024/09/21 15:07

      お世話になります。 お問い合わせありがとうございます。 トヨクニさんとはブレード部分の制作を行ってもらっているだけです。 それ以外の研ぎ直しや直接問い合わせを行わないという条件で 今回の仕事を受けて頂いております。 研ぎ直しに関しては、弊社を通じ提携している研ぎ師さんへ依頼します。 また柄巻きの巻き直しも、弊社を通じ柄巻き師さんへ依頼します。 その際は往復の送料と研ぎ直しの実費をご負担いただきます。 ただし、往復の送料を考えるとお近くに研ぎ屋さんがあるようでしたら そちらへ依頼した方が結果的に安く上がると思います。 以上、宜しくお願い致します。


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