
その後のご報告
本年は、クラウドファンディングのご支援をいただき、誠にありがとうございました。
映像詩「空のように生きる」のクラウドファンディングは、皆様からの暖かなご支援により、11月30日に無事に終わりました。
その後、仮編集が終わり、円覚寺派管長・横田南嶺老師のナレーション入れの段階になりました。
映像詩は、短い言葉と写真・動画の組み合わせで構成していますが、プロローグとエピローグを加え、7章構成となりました。1章分、追加になりましたので、7分30秒の予定の長さが1分30秒程長くなり、約9分の長さになる予定です。
空には国境がない
「空には国境がない」—これが私からの一番のメッセージです。そして空(くう)という大乗仏教の教えを、空(そら)になぞらえて伝えることの意義は、「心の境をつくらない」ということに尽きるように思われます。
私自身、かつてはドイツで、その後はアメリカで永住権を取得して、ささやかながら「国境のない生き方」を実践してきましたが、私がこの度の映像詩づくりを通して一番学んだことは、仏教の「空(くう)」とは、「何々がない状態」ですから、変わらないものはなく、すべては縁によって生じるため実体もなく、区別も境もない、という考え方です。
実体がないからこそ変わることができる、変わるためのエネルギーそのものという教えです。すなわち「すべては変わるからこそ、とらわれない心を持つ」という生き方の智恵といえます。.
本年のお礼と新年の抱負
映像詩をつくりながら、私自身、空によって心が洗われ、清められる、心の「大掃除」ができたように思います。
そして世界の一体性への願いを乗せて、横田老師の言葉とともに、空のように大きく広がりたく、国境を越えて、発信し続けていきたいと願っています。
来年2月16日には、東京・日比谷図書文化館で、本作品の発表を兼ねた講演イベントがあります。横田老師とともに、私も登壇いたします。改めて新年にご案内をさせていただきますが、ご都合がつくようでしたら、ぜひご来場くださいませ。
本年ご支援をいただいた皆様に、今一度心より厚く御礼申し上げます。
新年も皆様とご一緒に、未来へ光を見続けてまいりたく、どうぞよろしくお願いいたします。
どうか良いお年をお迎えくださいませ。
令和6年12月30日
MIRO ITO 伊藤みろ
メディアアートリーグ&本物の日本遺産イニシアティブ





