いつもにじLaboの活動をあたたかく応援していただき、子どもたちの成長を優しく見守っていただき、本当にありがとうございます。
おかげさまで、obrigado COFFEE 最終日を前に、目標金額を達成することができ、今朝いちばんに拍手で喜び合いました。

　今回のプロジェクトのテーマでもある「obrigado」
子どもたちは、こんなにもたくさんの方々に支えていただいてこのプロジェクトが実行できていることに感謝しながら、より一層気持ちを込めて取り組みました。
　カフェではたくさんの「ありがとう」を伝え合うことができ、その言葉によって、自分の存在価値を改めて実感し自分に自信がもてたという子も多くいました。このプロジェクトによって子どもたち一人ひとりに新たな価値と可能性を見出すことができたことは、とても大きな成果だったと思います。

こうして私一人ではもちろん、子どもたちの力でも、にじLaboだけでも叶えられない想いをみなさまの温かいお気持ちによって叶えられたことに心より感謝申し上げます。

　おかげさまで、カフェでの売上金を全額修学旅行費に充てることができますが、大阪旅行にかかる費用の約６４万円に対し、この２日間のカフェでの売上金は１６万２千円という状況です。

　私が「にじLabo」をはじめたことに「不登校による家庭の負担を少しでも軽減したい」というひとつの想いがあります。
これまで学校教育に携わっていたからこそ、学校に適応できる子どもたちにだけ教育を含め様々な公的な支援を受けられている現状に、ずっと疑問を抱いてきました。
教育（授業）を受けられることはもちろん、給食費の無償や修学旅行の補助など、「学校に通っていなければ受けることができない」制度にずっと考えを巡らせてきました。

　にじLaboに通う子どもたちも、本来は「学校で学びたい」と願っている子どもたちです。
学校に通えなくなってしまった経緯は様々ですが「学校に通っていないから」という理由ですべてが家庭の負担になってしまう現状を少しでも変えていきたい。という想いに尽きます。

　この想いに少しでも賛同してくださる方がいることを願って、修学旅行費を少しでも軽減させられるよう、引き続き挑戦させてください。どうぞよろしくお願いいたします。

「こどもたちの未来ににじを」　　　　                   　　　令和６年９月１２日　　Place of Liberty  にじLabo　　田巻　典子

はじめに

フリースクール「にじLabo」は、山梨県笛吹市にある小さなフリースクールです。
社会で自分らしく生きていく力を身につけるため、日々たくさんのことを学んでいます。
その中でも特に大きな活動が、この「にじまめCOFFEEプロジェクト」です。
今年度も９月７日（土）８日（日）１５日（日）の３日間限定で甲府市にある「やまなし地域づくり交流センター」でカフェ「obrigado coffee」をオープンすることが決まりました！

昨年度の様子⇒昨年の様子（YouTube）

　　　　　　　昨年の様子（クラウドファンディング）

「obrigado」とは、ポルトガル語で「ありがとう」を意味しています。
今回のコーヒー豆は、ポルトガル語圏内の「アンゴラ共和国」です。
この活動は私たちの力だけでなく、非常にたくさんの方々に協力していただくことで行うことができています。
そのことに感謝の気持ちを込めて、このプロジェクトを成功させたいという願いからつけました。

カフェプロジェクトの実行に向けて・・・

　６月には様々な企業さんにご協力いただき、職場体験をさせていただきました。

実習先事業所　：一宮保育園　さま
（五十音順）　  　オギノ　向町店　さま
　　　　　　　　CAFE Logue　さま　
　　　　　　　　ガスト　石和駅前通り　さま　
　　　　　　　　セブンイレブン　笛吹八代南店　さま
　　　　　　　　TULLY'S　COFFEE　セレオ甲府店　さま
　　　　　　　　ねづの畑　さま
　　　　　　　　花国　さま　
　　　　　　　　McDonald　石和店　さま
　　　　　　　　UNIQLO　甲府上阿原店　さま

今年度は主に食品や接客に関わるお店で体験をし、接客の楽しさや大変さ、挨拶は人とつながる大切な言葉であることを実感することができました。それと同時に私たちのカフェをどんな空間にするか、具体的にイメージすることができました。

この経験を活かし、みんなで力を合わせて「私たちにしかできないカフェ」をオープンします！

「にじまめコーヒープロジェクト」とは・・・

　「一杯のコーヒーから世界ににじをかけよう」のテーマのもと国際教育の一環として様々な国のコーヒー農家さんと繋がってきました。
昨年度はコスタリカの豆を、そして今年度は、アメリカ在住の真由美さんの力をお借りして、アンゴラ共和国の豆を提供することになりました。９月のオープンに向けて夏休みから本格的にみんなで準備を進めています。

　コーヒー豆をきっかけに、アンゴラの気候や文化、独立と内戦の歴史など、調べ学習をおこないました。
　調べたことは、会場で紹介するので楽しみにしていてください！

　来てくれたお客様に喜んでもらえるように、コーヒーカップをデコレーションしました。オリジナルカップで、美味しいコーヒーを楽しんでください！

　前回のカフェで、ランチョンマットを気に入ってくださったお客様もいました。すごく嬉しかったので、今回もみんなで心を込めて素敵なランチョンマットを制作しました！

　みんなの「修学旅行」を実現しよう

　にじLaboでは毎年、２泊３日の修学旅行「旅ラボ」を行っています。　
１年目は名古屋、２年目は仙台、そして３年目は、京都に行き、様々な日本の文化に触れたり歴史的建造物を実際に見たりして改めて日本の素晴らしさを実感することができました。また、西京焼きや八ツ橋など京都の美味しいものをたくさん食べて幸せな時間が過ごせました。

　４年目を迎えた今回の旅は、みんなで行きたいところを紹介しあい、投票制で決めることになりました。
様々な個性あふれるプレゼンテーションの結果、旅行先は「大阪」になりました。
一人ひとりの夢と希望が形になる過程を楽しみながら、みんなで力を合わせて最高の思い出をつくります。
このプロジェクトの資金をみなさまにご支援いただくことにより、カフェでの売上金は、私たちの修学旅行「旅Labo」の資金となります。

「obrigado　coffee」を紹介します！

今回カフェで提供するコーヒーは、アフリカの南西部に位置するアンゴラ共和国で育ったコーヒー豆を使います。日本からは飛行機で乗り継いで30時間ほどかかる遠い国です。2002年に終了した27年間の内戦前はヨーロッパへの出荷量も多く、世界的にも有数のコーヒーの産出国だったようです。

毎年このプロジェクトを支援してくださっているアメリカ・シリコンバレーで働く真由美さんが、アンゴラ共和国政府と調整し、在日本アンゴラ共和国大使館からもサポートをいただきました。なんと私たちの取り組みに、アンゴラ外務省から日本語とポルトガル語で応援メッセージをいただき、みんな驚きました。

13,400㎞離れたアンゴラの皆様が応援してくれていることを忘れず、私たちは頑張りたいです。

駐日アンゴラ共和国大使館のカブラル・ラウレアノ・ネト参事官とPango CG真由美さん

アンゴラにとって日本への輸出は初の試み、私たちがこのコーヒーをみなさまに提供するということは、アンゴラの生産農家さんの想いを届けることに繋がります。

コーヒー豆が届き、早速試飲をしてみました。飲みごたえがあってダークチョコレートのような香りと味のするコーヒーには、チョコレートお菓子を合わせることで、味がより調和されるだろうと、さっそくお菓子のレシピを調べました。

このプロジェクトのスタート時からお手伝いいただいている雨宮さんに加えて、お菓子作りが得意な卒業生の凛佳さんにもアドバイスをいただき、コーヒーにマッチした甘くて美味しいガトーショコラに決まりました。

山梨県はぶどうの産地です。職場体験で実際に収穫までの工程をお手伝いさせていただいたぶどうのシロップをつくりました。シロップは炭酸水で割ってジュースとして提供します。　

　果物は、気候の変化に敏感でとても繊細な食べ物なので、美味しいシロップになるように、丁寧な作業を心がけました。
調理活動を通じて、農家さんや飲食店さんの大変さを感じることができました。

　私たちの気持ちが味に大きく影響するので、雰囲気づくりも大切にしながら私たちにしかできない唯一無二の空間にしようと力を合わせて取り組んでいます！一人でも多くのお客様に喜んでいただけるようなカフェにしようとみんなで準備を重ねています。　

このプロジェクトで実現したいこと

Q .このプロジェクトで伝えたいことは？
A .不登校だからといって何もできないわけではなく、ぼくたちにしかできないこともたくさんあるということ。【あきら】
A.にじLABOの活動を通して、不登校のイメージを変えたい。【ぎんじろう】

Q .このプロジェクトを通して学びたいことは？
A .より多くの方との接客を楽しみたい【としき】　
A.アンゴラのことをたくさん知りたい。【さわ】　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

Q .このプロジェクトで大切にしていることは何ですか？
A .お客様の気持ちを意識して丁寧にコーヒーを淹れたい。【ゆうと】

Q .このプロジェクトで楽しみなことは何ですか？
A .このプロジェクトを成功させて大阪旅行を楽しみたい。【ちさと】
A.はじめて店員さんになれること。【まなか】

Q.職場体験の学びをどう活かしたいですか？
A.カフェでの接客で学んだ「お客様の目を見て接すること」と、お客様の笑顔を想像しながら準備します。【だん】

修学旅行に行くためのカフェプロジェクトですが、このプロジェクトにはたくさんの材料費が必要となってしまいます。　
そこで、今年度もプロジェクトに関わる材料費をご支援いただきたくてクラウドファンディングに挑戦することになりました。「みんなの力で一からプロデュースする旅」として、より豊かな旅行になるように、ぜひみなさんの力を貸してください！
　応援のほどよろしくお願いいたします。

旅ラボの行き先は仲間にプレゼンテーションをしてみんなで決めました。旅費は自分たちで3日間カフェを運営して売り上げからできる限り創出します。手作りの旅ラボを実現しようと頑張っている子どもたちをシリコンバレーから応援しています。

にじラボKidsはいつでも本気です。子どもたちは今年の豆の原産地を聞いた途端、早速地球儀を回しました。検索しても情報があまり出てこないその国の文化や習慣について、次々と質問をしてきました。

9月7日、8日、15日に日本で味わう機会がほぼない、遠い国で獲れた豆から作る珍しいコーヒーを子どもたちが淹れます。甲府まで是非いらっしゃってください。

にじLaboKids 応援団一員　Pango CG　山田　真由美

前回はカフェオーナーとして関わらせてもらいましたが、現在は諸事情によりお店を閉店してしまいました。
今は何者でも無い私ですが、肩書きや年齢など気にせず、こうしてまた自分がやってきた事でこれからの将来を担っていく可能性が無限大にある子どもたちと関わらせてもらえる事にとても感謝しています。
みんなが今年も楽しく笑顔で大成功出来るよう全力でサポートしますので、皆さんも楽しくみんなで仲良く協力し合って頑張ってください。

雨宮　瞬

私は３月までフリースクールにじラボへ通っていた卒業生です。
昨年のカフェプロジェクトには私も参加し、お菓子作りを担当させてもらいました。
私の好きなお菓子作りでパウンドケーキを作り販売しました。来店して下さったお客様に「美味しかったです。」と言って頂いたときはとても嬉しく、応援してくれている方々がこんなにもいるんだと感謝の気持ちでいっぱいになり、カフェを終えた後は達成感を得られました。

応援してくれて、支えてくれている周りの方々への感謝の気持ちを忘れずに、今年のカフェプロジェクトも成功できるように頑張って下さい。

にじラボ三期生　りんか

資金の使い道
カフェ材料費：約　２０万円
クッキー材料費：約　５万円
施設使用料：約　２万円
消耗品費：約　３万円
物販品＋リターン費：約　５万円（送料込み）

実施スケジュール
６月　下旬　職場体験
７月２７日　CAFEミーティング
８月　２日　コーヒー豆到着
８月　５日　CAFEミーティング
８月１９日　CAFEミーティング
８月２３日　試作品
９月　６日　焼き菓子製作
９月　７日　第１回　カフェオープン
９月　８日　第２回　カフェオープン
９月１４日　焼き菓子製作
９月１５日　第３回　カフェオープン
１０月中旬　旅Labo
１１月上旬　リターン送付

＜募集方式について＞本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

リターン　３０００円　【ありがとうコース】　感謝のメールをお送りさせていただきます。

　５０００円　【旅ラボ応援コース】　感謝の動画をお届けします。（URLによる限定配信です）

　１００００円　【にじカフェお楽しみコース】　　　　　　　にじLaboオリジナル缶バッチとメッセージカードをお送りします。

　３００００円　【にじカフェ応援コース】　旅Laboの報告会をオンラインにて行います。

最後に

　私たちは、学ぶ意味と選択する自由について考えながら、日々たくさんのことを学んでいます。
ここでの素晴らしい出会いや貴重な経験、たくさんの学びの集大成が、このプロジェクトにあります。

　９月７日・８日・１５日は、甲府市「やまなし地域づくり交流センター」で、私たちのカフェがオープンします。
にじLaboで何を学び、どんな思いで毎日を過ごしているのか…私たちの姿をぜひ見に来てください。　
きっと、私たちが今まで学んできたことや感じてきたことを実感していただけるはずです。
私たちはこうした活動を通して、社会における「不登校」が少しずつでも変わっていくことを強く願っています。　

「みんなの未来に “にじ” を」

チーム/団体/自己紹介・活動実績など

Place of Liberty　にじLabo

山梨県笛吹市　石和温泉駅前にあるちいさなフリースクール

「すべての子どもたちに多様な学びと豊かな経験を」をコンセプトに、様々な学習活動に取り組みながら、自分らしく生きる未来を切り拓くため、生きる力と豊かな心を育てています。