こんばんは!elämää setoの野崎由衣です。今日はお店作りについてご紹介します。
皆さま、「モロ板」をご存知でしょうか?
瀬戸市の陶磁器産業において、製品を乾燥させたり運搬したり保管の際に使われる木材の板のことです。そのモロ板を、市内の窯元さんや陶磁器関連企業さまからお譲りいただき、今回のプロジェクトに建築資材として再活用させていただいております。ありがとうございます!
いただいてきたモロ板は、汚れを落とし、磨き、そして製材した上で店内の天井やカウンターなどに生まれ変わります。その数なんと約300枚!写真は電動ヤスリを使って磨いているところです。
使われなくなったモロ板をこのように活用することはアップサイクルでもあり、資源循環を考える当店のコンセプトにぴったりですので店舗作りの重要な部分になります。
ですが均一でない木材を一枚一枚丁寧に掃除をして、廃棄が少なくなるように注意しながらカットしていくことは決して簡単なことではないということを施工に参加しながら少しずつ感じているところです。経済的合理性や効率を優先しなくてはならない状況では、選びにくいだろうなぁとも感じます。どのような過程を経て出来上がっていくのかを、しっかり目に焼き付けておきたいです。
さてモロ板磨き作業ですが、無心になって取り組むとなかなか面白くもあります。身近な方へお声がけしてお手伝いもいただきました。ありがとうございます。10月になったら施工に参加してくださる方を募りたいと考えていて、どんなことなら安全に楽しい思い出として関わっていただけるだろうか現在検討中ですので、決まり次第また募集呼びかけをさせていただきますね。すでに「ワークショップするなら参加するよ」と直接お声がけくださった方々もいらっしゃり、本当にありがとうございます!
今後こちらへもお店作りの様子を上げていきますので、楽しみにしてくださると嬉しいです。
ではまた!