自己紹介
私は、松岡 西鋭(まつおか せいえい)昭和28年生まれの71歳です。
高知県香美市物部町別役(こうちけん かみし ものべちょう べっちゃく)
と言う、山岳集落に生まれ、地元の高等学校卒業後、大阪府の公務員として42年間働き、11年前に定年を迎えました。
以前から「退職したら故郷に帰ろう」と思っておりましたので、退職した翌月には、故郷の土を踏んでいました。田舎には、親戚もたくさん居り、何十年ぶりの再会など、毎日楽しい生活を送りました。そのころから、今回、登場する「小松神社(こまつじんじゃ)」と関わりをもつことになったのです。
この神社は、宮司や神社関係者がおらず、日頃は無人状態ですが、お祭りの時だけは、神社氏子たち数人が集まって、行事を執り行っております。
当時は、お祭りの前日に、70~80歳代の氏子たち8人くらいが、神社に集まり、神社の参道や境内の掃除を行い、参拝者が気持ちよくお参りが出来るようにと頑張っておりました。それを見た私は、当時60歳、この高齢者たちのために何かしなければと思いメンバーに加わったのです。
それから11年、この間に、高齢の先輩たちも、次々と引退しメンバーも少なくなり、気づけば、自分も70歳を超えていました。そんな中、今年の5月から、この神社を守るために、氏子総代の責任者となりました。
責任者として「山奥の小松神社を守り続けるためには、今、何をすべきか」色々と考えました。神社にとって一番大事なことは、参拝者を増やすこと、参拝者を一人でも多く増やすこと、これに尽きる、と判断しました。
そこで、高齢者や子供連れの若い人達も、安心して参拝が出来るよう、参拝者用の「モノレール」を設置しようと考えたのです。
私は、現在、大阪府大阪市に居住しており、毎年、夏祭りと秋祭りには、数日前に、マイカーで田舎に帰り、民宿等に宿泊しながら、お祭りの準備にあたっております。
このプロジェクトで実現したいこと
高知県の山岳地に鎮座して一千年余、「小松神社」を守り続けるために、神社参道に参拝者用の「モノレール」を設置して、高齢者や子供連れの若い人達も、安心して参拝が出来るようにしたいのです。
参拝者を一人でも多く増やすことが、神社を守ることにつながると考えています。
プロジェクト立ち上げの背景
前記「小松神社」は、鎌倉時代の古文書に「平安時代中期には、すでに、この地に鎮座していた」と書かれており、計算すると一千年以上経っており、歴史的に見ても大変貴重な神社であることには間違いありません。
半世紀ほど前までは、50数軒あった集落も、山奥では生活が厳しいことから、地元集落を離れる人たちが増え、特に若い人たちは、中学を卒業すれば皆、麓の町や県外に職を求めるようなり、次第に過疎化が進み、現在は、とうとう消滅集落となってしまいました。
消滅集落の中にポツンと鎮座するのが「小松神社」です。参拝者は、一年に2回(2日間)だけのお祭りで
〇 夏季例大祭(7月・海の日)~概ね50人前後
〇 秋季例大祭(11月・勤労感謝の日)~概ね150人前後
と、毎年200人前後の参拝があります。
都会の神社と比べれば、参拝者数では雲泥の差があります。「たった200人、なんと少ないなぁ」と思われることでしょう。しかし、私は「誰も住んでいない、不便な山奥の神社に、毎年、200人もの人達がお参りに来てくれる、本当に有難いこと」と感謝の気持ちでいっぱいです。と同時に「こんな山の中に、参拝者を引き寄せる神様の偉大な力」に驚くばかりです。
だからこそ、参拝者のためにも、この小松神社を守り続けたいのです。守り続けなければならないのです。
ちなみに、小松神社に参拝するためには、マイカー等、車を利用する以外に方法はなく、国道195号線から町道(山道)に入り、殆んど上り坂の森の中を15分位走ると、鳥居が見え、神社の入り口(駐車場)に着きます。
入り口の鳥居をくぐると、森の中に、下りの階段があり、約400段下りると、本殿につきます。所要時間は、健常者で、15分程かかります。参拝を終え帰る際にも、この400段の階段を上ることになり、合わせて800段近い階段を上り下りすることになります。
健常者でも、かなり厳しい参道ですが、高齢者となれば、更に厳しいものがあります。麓の町に住む、当神社をよく知っている高齢者の中には
「お参りに行きたいけど、あの階段を思うと、諦めるしかない」
とか、若い世代でも、小さな子供連れの方たちは
「子供を連れて、あの階段を上り下りするのは怖いし、きついです」
など、いずれも、約400段の階段を理由に、参拝を諦めている状態です。
神社を守るためには、経費がかかります。その財源のほとんどは、お賽銭や御守りなどの授与品による収入です。従って、参拝者が少なくなれば、維持管理に支障を来たし、更には神社存続に大きな影響を与えることとなります。
そのため、参拝者を増やすために、約400段の階段を利用しなくても、参拝者が安心して参拝出来るよう「モノレール」を設置しようと考えたのです。しかし、モノレール設置には、多額の資金が必要で、当神社の経済状況では、毎年2回の例大祭開催が精一杯で、とても余裕はありません。
氏子が多数居たころには、氏子たちの寄付で神社の色々な工事を行っていたようですが、現在は、氏子も少なくなって「多額の資金調達は無理」な状態です。
資金がなければ、当然、モノレール設置は無理、諦めるしかないと、何度も諦めかけました。しかし、神社を守り続けるためには、絶対に必要なものであり、簡単に諦めることが出来ませんでした。
そういう中、ニュースなどで「クラウドファンディング」と言う言葉を耳にするようになり、当初は「自分には全く関係ないこと」と無関心でしたが、今回、モノレール設置で資金難に直面して初めて、「クラウドファンディング」と言う言葉が自分の胸に突き刺さりました。「これだっ、これ以外にない」と、早々ネットでクラウドファンディングについて調べた結果「国内最大級のクラウドファンディング・CAMPFIRE」と出会うことになりました。
モノレール設置が実現すれば、これまで参拝を諦めていた人たちも、喜んで参拝してくれるものと思われます。また「山奥の神社にモノレールが出来た」と言う情報発信により、新たな参拝者も増えるものと期待しております。
現在の準備状況
これまでに、モノレール業者と合同での現地調査を行いました。
レール設置個所の一部で、森林の伐採が必要な私有地もあることから、それらについては、事前に所有者と連絡をとり、本プロジェクトが成功した場合には、正式に協力を要請することとしています。
調査の結果、モノレール出発地(駐車場)から本殿までの約300mの間、モノレール設置は、可能であることか確認できております。
リターンについて
出来る事なら、支援者の皆様にも、森の中の当神社に参拝して頂いて、都会の神社とは一味も二味も違った大自然の静寂の中で、ゆっくりとした時間を過ごして頂きたいと思います。
当神社では、スタッフが参拝の皆様に感謝を込めて、心ばかりの食べ物・飲み物を用意させて頂いております。近くには、小さな川が流れており、せせらぎを聞きながら「森の中の新鮮な空気」と一緒に召し上がって頂き、少しでも日頃の疲れを癒して頂ければと思っています。
リターンには、森の中の400段近い階段を下りて参拝しなければ、絶対に手に入らない小松神社の「御守りセット」と、当神社が鎮座する集落で、百年以上前に作られ、人から人へと歌い継がれている故郷の歌をCD化した「別役唱歌(べっちゃくしょうか)」をセットにしてお送り致します。
1「御守り」は、次の3種類を1セットとします。
①「家内安全」御守り(木札)
②「交通安全」御守り(ビニールケース入り)
③「身守り」カード型御守り(ラミネート加工)
※ ③の御守りは、今回、特別に支援者の皆様のために新しく作製中です。
2「CD(別役唱歌)」は、当神社が鎮座する高知県香美市物部町別役、この地で百年 以上も前に作られ、楽譜がなく、ただ、人から人へと歌い継がれてきた故郷の歌です。
集落の消滅と共に消え去ろうとしていたこの歌を、何とか後世に残したいと、地元出身の母娘が令和5年に自費でCD化、百年の刻(とき)を超えてよみがえった貴重なCDです。
集落名や自然、神社の風景などが織り込まれた歌詞、ブックレットには、土地への思いと共に、四季折々の美しい風景写真も多数掲載されています。
作製者である娘さんの、故郷に思いを込めた優しい歌声が、地元集落に関係ない人たちにも、きっと優しく心に響くものと思います。ぜひ聞いて頂きたいと思います。
スケジュール
① 令和7年1月上旬「ページ作成」完了・確認申請・最終確認
② 同年1月中旬「プロジェクト公開(「ALL or Nothing」形式で行う)」
③ 同年3月中旬「プロジェクト募集終了」
④ 目標金額達成できた場合
⑴ 同年4月中旬から「モノレール設置個所周辺の森林伐採開始」
⑵ 同年6月中旬から「モノレール設置工事開始」
⑶ 同年9月上旬から「リターン送付開始」
最後に
「小松神社」は、前述のとおり宮司などの神社関係者は居らず、昔から神社氏子たちの努力によって、ここまで守り続けられて来た神社です。ここで、集落と同じように消滅させるわけにはいきません。
「モノレール」を設置すれば、高齢者や小さな子供連れの人達も安心してお参り出来るようになり、参拝者も少しは増えるものと思います。参拝者が一人でも増えることは、神社を守ることにつながります。
全国の皆さん、私たちの神社に「モノレール」を設置させてください。
そして一度は、ご自分の支援で出来た「モノレール」に乗って、森の中の新鮮な空気を吸いながら、ご参拝ください。必ず感動して頂けるものと確信しています。
スタッフ一同、皆様のご支援と、ご参拝を心よりお待ちしております。
どうか、皆さん、森の中にポツンと鎮座する「小松神社」のために「大きな力」を、お与えください。
よろしく、お願い致します。
コメント
もっと見る