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コロナ禍を乗り越えて「心理リハビリテイション(動作法)キャンプ」を復活させたい!

2024年10月12日(土)~14(月)、夜須高原福祉村「やすらぎ荘」(福岡県朝倉郡筑前町)にて、心理臨床の理論に基づく心理リハビリテイション(動作法)による療育キャンプ開催へ準備中です。この療育キャンプを行うために、参加者からの参加費や助成金収入で不足する費用(会場費、教材費、等)をご支援下さい!

現在の支援総額

255,000

85%

目標金額は300,000円

支援者数

33

募集終了まで残り

22

コロナ禍を乗り越えて「心理リハビリテイション(動作法)キャンプ」を復活させたい!

現在の支援総額

255,000

85%達成

あと 22

目標金額300,000

支援者数33

2024年10月12日(土)~14(月)、夜須高原福祉村「やすらぎ荘」(福岡県朝倉郡筑前町)にて、心理臨床の理論に基づく心理リハビリテイション(動作法)による療育キャンプ開催へ準備中です。この療育キャンプを行うために、参加者からの参加費や助成金収入で不足する費用(会場費、教材費、等)をご支援下さい!

自己紹介
~私たちは「しょうがい生活支援の会すみか」です~

 初めまして。私はしょうがい生活支援の会すみかの芹田と申します。この度、初めてクラウドファンディングに挑戦させていただきます。プロジェクトの話に入る前に、まずは私たちのことをお話しさせて下さい。

 あらためまして、しょうがい生活支援の会すみか(以下、「すみか」)は、2004年に佐賀県鳥栖市で障害当事者や保護者が集まり、障害当事者である芹田が代表となって始まりました。たくさんのボランティアにご協力いただきながら行う余暇支援から始め、2006年にNPO法人化してからは、「障害の有無を問わず誰もが自己実現できる社会づくり」「24時間365日このまちで安心して暮らせるシステムづくり」をミッションとして、地域の中での集いの場づくりや障害理解のためのイベントに取り組んできました。そして今は、特別支援学校内に設置された学童保育の運営や、障害福祉サービスの利用を希望する方への相談支援を中心に、地域の中で足りない支援についてはインフォーマルサービスとして実施しているものもあります。事業は多岐にわたりますが、常勤スタッフは2名、パートを含めても十数名の小さな法人であり、たくさんの方に支えていただきながら約20年の事業を行ってきました。

<参考>
特定非営利活動法人しょうがい生活支援の会すみか
(情報が古いページもあるのでご了承ください)


このプロジェクトで実現したいこと
~心理リハビリテイションキャンプを復活させたい!~

 私たちは、余暇支援や地域貢献の一環として、動作法による支援に取り組んできました。

 動作法(正式名称は「臨床動作法」)とは、心理リハビリテイションの中核となる、心理学的発想をベースにした障害のある方への支援理論と技法です。芹田は幼少の頃から心理リハビリテイションの支援を受けてきており、その有効性を実感していることから、この地域の中でも役立てたいとの思いで動作法をすみかの事業の1つとして位置づけると共に、心理リハビリテイションの中で培われた文化をすみかの理念や哲学の基盤としました。

 心理リハビリテイションの文化を最も体現しているのは「キャンプ」と呼ばれる宿泊集団集中訓練なのですが、後述するように現在九州では宿泊を伴うキャンプが行われることがなく、復活への道のりも遠い状況です。そこで、心理臨床の理論に基づく心理リハビリテイションにより、主に動作法を用いて肢体不自由や知的障害・発達障害等の方(トレーニー)の心身の状態の改善を図る目的で、2泊3日の療育キャンプ【すみか動作法キャンプ】を行います。また、このプロジェクトは支援者育成も兼ねており、動作法による支援を実際に行いながら知識と技術の向上を目的としたトレーナー研修を実施します。

<参考>
心理リハビリテイションの会


プロジェクト立ち上げの背景
~アフターコロナにおける心理リハビリテイションの再構築のために~

 心理リハビリテイションの歴史は半世紀以上にわたります。当初は脳性麻痺を中心とする肢体不自由の子どもを主な対象とし、その当時からキャンプを臨床の中核の場として発展してきました。理論と技法の発展において、その中核的な場となったのがやすらぎ荘であり、全国からたくさんのトレーナー・トレーニーが集い、実践の中で培われた最新の知見が全国へ広がっていきました。また、全国の養護学校での養護・訓練(現:特別支援学校での自立活動)の中でも重要な支援方法の1つとして取り組まれていました。日々の支援の中で取り組まれるものから週例・月例等の訓練会、5泊6日のキャンプまで、個々のニーズに応じた幅広い選択肢の中で数多くの障害のある方が支援を受けると共に、心理・教育・福祉などの様々な分野の支援者育成にも寄与してきました。

 しかし、コロナ禍により社会的な活動が停滞を余儀なくされた2020年以降、心理リハビリテイションの活動も多大な影響を受けました。障害のある方への動作法では身体接触がほぼ必須であり、皆で集まることで得られる集団による効果を最大限活用してきたため、三密を避けることが求められるコロナ対策との相性は最悪と言えるものでした。全国的に社会活動が制限されている期間はもちろん、それが徐々に緩和されてきてからも、感染対策や不安の軽減に決定打を見いだせない心理リハビリテイションの活動は停滞が続きました。

 アフターコロナの社会の中で、各地の訓練会が段階的に再開されていきました。そして2024年、全国的には5泊6日のキャンプを再開される地域が出るなど、ようやく復活の動きが見られています。その一方、中核的な場であったやすらぎ荘をはじめとする九州ではその取り組みが遅れており、宿泊を伴うキャンプの開催には至っていません。いくつかの課題がある中で、キャンプを経験し、運営のノウハウを持ったトレーナー減少の影響は大きく、このまま放置してしまうと再開はますます困難になることが予想されます。

 動作法は心理リハビリテイションの根幹とはなりますが、集団療法や生活面などトレーニーの生き方をトータルに支援する場として、キャンプは無くてはならないものです。その場がこの地域から失われてしまうことのないよう私たちにできることが何か無いかと考えた時に、これまでキャンプに参加したことのあるメンバーとの繋がりを元にして、未経験の方にも体験していただける機会をつくることを思い立ちました。私たちとしては初めての試みにはなりますが、この地域のお役に立てるよう、頑張りたいと思います。

<参考>
社会福祉法人夜須高原福祉村「やすらぎ荘」


現在の準備状況
~10月のキャンプ実施へ向けて~

 実は、実施へ向けては準備がかなり進んでいます。

期日 2024年10月12日(土)~14日(月祝)
会場 夜須高原福祉村「やすらぎ荘」(福岡県朝倉郡筑前町)
募集 トレーニー15名、トレーナー15名程度

 計画当初は、指導いただくスーパーバイザー3名、10組のペアと共に、必要最低限の規模と内容で実施するつもりでした。予算も、参加費と幾ばくかの助成金、そして法人からの負担金で対応する予定でした。しかし、多様な方の参画で集団療法が充実できそうだったり、次世代育成のためにサブトレーナーの参加が見込まれることで、資金さえ確保できればより質の高いキャンプが実施できる見通しが出てきました。このようにたくさんの方の参加や協力が見込まれているのは、このキャンプに対する期待の表れとも感じています。

 そこで、貴重な3日間の事業効果を最大化させるために、クラウドファンディングによるご支援を募ることにした次第です。


リターンについて

 これまで述べたような趣旨により、申し訳ありませんが高価な物品による返礼を行うことはできません。しかし、皆さまのご支援によりキャンプを行うことができた暁には、その成果を皆さんにも感じていただけるような報告書や、動画をDVDにてお送りさせていただきます。また、より高額のご支援をいただいた方には、芹田が訪問又はオンラインによりキャンプのご報告や障害・福祉等に関する講演をさせていただくことも可能です。

 リターンはご支援に対する感謝の気持ちではありますが、受け取った皆さまにも役立てていただけるものになるよう準備いたします。


スケジュール

9月 クラウドファンディングの実施
10月12~14日 すみか動作法キャンプの実施
11月 報告書作成、動画編集
12月 リターン発送


最後に
~希有な魅力を持つキャンプという場を将来へ繋ぐために~

 これまで述べてきたキャンプの場は、非常に不思議なバランスの中で成り立っています。

 トレーナーとして研修を受けられる支援者と、トレーニーとして支援を受けに来られる障害のある方との関係性は、表面上は「支援者-受益者」の関係となります。しかし、例えばトレーナーは研修生としての受益者の側面を持ちます。トレーニーはその集団の中で他のトレーニーのロールモデルになることもあり、キャンプ中に支援を受けることによって起こる変化が家族やトレーナーが持つ障害観を変えてしまうこともあります。家族は単なるトレーニーの付き添い者ではなく、時に裏方として運営を支える要となり、時に家族同士の繋がりを深めエンパワーメントしていく存在にもなります。

 教育や福祉などの今の日本に整えられているシステムの多くは、固定化された「支援者-受益者」の関係を当然のものとしています。しかし、関係の固定化は受益者の存在を社会の負担とする危険があります。支えたり支えられたりする流動的な関係の中で生きていく、共生社会の大切な要素を自然と内包しているのが、私たちが求めている心理リハビリテイションキャンプの魅力なのです。

 残念ながら、キャンプの実施については公的な支援の制度はありません。継続的な実施のための基盤を再構築するためには、参加者の自己負担だけでは非常に厳しい状況です。より質の高い3日間に、そして将来へこの大切な場を繋いでいくために、皆さんのご支援を切にお願いいたします。

クラウドファンディングチラシ(表)クラウドファンディングチラシ(裏)

支援金の使い道

集まった支援金は以下に使用する予定です。

  • 人件費

  • イベント運営費(会場費、教材費、等)

※目標金額を超えた場合はプロジェクトの運営費に充てさせていただきます。

社会課題の解決を
みんなで支え合う新しいクラファン

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最新の活動報告

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  • <感謝>9月も半分が終わり、本来なら秋の気配を感じる季節のはずなのですが、連日の猛暑日で終わらない夏が続いています。皆さんは体調を崩されず元気にお過ごしでしょうか。初めて挑戦しているクラウドファンディング、おかげさまで今日(9/16)現在で目標の75%まで到達することができました。皆さんのご支援にあらためて感謝いたします。ここからが厳しい道のりになりますので、既にご支援いただいた皆さんにも情報の拡散にご協力をお願いいたします。<9/15、月1回の動作法>昨日は、毎月1回日曜日に事務所で行っている動作法の日でした。コロナ前は学生さん等にトレーナーで参加してもらいながら7~8名のトレーニーが1日じっくり動作法を受けられていました。しかし、コロナの流行が始まった際に三密の回避を目的にスーパーバイザー有資格者がトレーニー1名あたり50分の動作法を行う形式に変更し、当初は8名、今は12名の枠で行っています。結果的に受け入れ人数がコロナ前よりも増えたにもかかわらず、それ以上に参加希望者が増え、毎回数名の方をお断りせざるを得ないほど盛況になっています。今回も、暑さに負けず定員いっぱいの方にご参加いただきました。ということで、今日ご参加のトレーニーの凜々しい立位姿勢を。普段は車いすに乗られているんですが、だからこそ全身で踏ん張って身体をコントロールすることが大切だし、そのことによってリラックスもできるし、明日からも健康で楽しく過ごすことに繋がっていくんですね。50分の動作法でもそんな変化が起こるので、10月のキャンプで3日間の過ごせば短時間では得られない貴重な体験と大きな変化が期待できます。皆さんのご支援のおかげでそんな貴重な場をつくることができる、今からとても楽しみです! もっと見る

  • <御礼>クラウドファンディングを始めておよそ1週間、既にたくさんの皆さんにご支援いただいており、今日現在で目標の6割を超える金額まで到達することができました。また、寄附という直接的なご支援のみならず、情報の拡散にもたくさんの方にご協力いただいております。ここまでの皆さまのご協力、本当にありがとうございます。ご支援をいただくごとに、このプロジェクトを絶対に成功させたいという気持ちが強くなっており、本番の準備にも自然と力が入ります。<9/1、九州大学伊都キャンパスへ>さて、コロナ禍で制限を余儀なくされて心理リハビリテイション(動作法)の復活のための一助となりたい、そんな思いから始まった今回のプロジェクト。同じように動作法を必要としている、あるいは支援技法として活用している人たちは全国にたくさんいるのですが、そんな私たちが集うイベント「成瀬悟策先生生誕100年メモリアルシンポジウム」が行われました。成瀬先生は動作法の生みの親と言える方で、95歳でお亡くなりになるまで生涯現役を貫いた、心理臨床の歴史に残る先生です。今年が生誕100年の年に当たるため、あらためてその功績を振り返り、動作法の今後の発展への展望を語る会が九州大学で開催されました。開会式後のシンポジウム1「心理リハビリテイションの体験と私の今」にて、芹田が登壇させていただきました。そこでは、私自身にとって心理リハビリテイションの場がどれほど大切なものだったのか、成瀬先生から教えていただいたたくさんのこと、そしてこれからについて思いの丈を話させていただきました。その中で、来月計画しているキャンプとその実施のためのクラウドファンディングについてお話しさせていただきました。限られた時間だったので、プロジェクトにかける思いを十分にお話しすることはできませんでした。しかし、一日を通して心理リハビリテイション(動作法)がクライエントであるトレーニーにとっていかに必要なのか、セラピストであるトレーナーにとっていかに武器になり且つ学びの多い支援技法なのか、その大切は共有されたのではないかと思います。だからこそ、その場の復活を目指すこのプロジェクトに共感し、ご支援いただいているのだと思います。<皆さんと共に>目標金額の達成にはここからが厳しい道のりになります。これまでご支援いただいている皆さんにも、引き続きこのプロジェクトの情報拡散にご協力をお願いします。そして、関係者の方や経験者の方は、合わせてご自身が思う心理リハビリテイション(動作法)の魅力を周囲の方にお伝え下さい。そのことが、皆さんの地域での心理リハビリテイションの発展であったり、多様な人たちが共に支え合い育ち合う地域共生社会の理念を広める一助になると信じています。皆さんと共に、このプロジェクトを、心理リハビリテイションを盛り上げていきましょう! もっと見る

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