わらび餅試食が始まりましたが、わらび餅の復活には大きな意味がありました。
わらび餅は、約25年ほど前にやめてしまった商品でして…。
当時も人気はありました。
しかし、やめてしまった理由は一本のお電話でした。
気温や保存状態で、柔らかさが大きく左右する繊細な商品ですので、固さについてのご指摘があり、最後に「明石の恥!」と言われてしまった事で母はわらび餅をやめました。
昔の事ではありますが、そこまで言われたら…と悲しんでいたことをよく覚えています。
こういう事は何事にもよくあって、沢山の方が褒めたりしてくれても、1人の方に心無い事を言われた事で深く悲しんでしまうという出来事です。
それ以来、母はわらび餅を作ろうという気は起きず、私自身も作りたいと思いませんでした。
いまだにお客様にお問い合わせ頂く事もあります。
こんなに年月が経っても覚えている人が沢山いるんだなと思っていました。
クラウドファンディングで、当店が愛されていると実感できている今だからこそ、やってみたい、作ってみたいと思えるものなのです。
皆様方のお陰で、復活する事ができた商品です。
いつも優しく見守って頂き、誠にありがとうございます。
これから先も、色々あるでしょうし、言われる事もあると思いますが、ここで頑張ろうと思えた事を何度も必ず思い出します。
これは全ての事に通じることです。
とはいえ
温かいわらび餅を冬期に店舗でお出しする事、これは新しさ、美味しさ以外に固さや保存状態についてのクレームを避ける為でも、あります。
他店様にも、美味しいわらび餅は沢山ございますし、私もそれをよく存じておりますので、商品として差別化を図る意味でも更に出し方や見た目にも工夫を施して参りたいと思います。
試食でも、温かいものは初めて食べたが美味しいと好評です。
今後も努力を重ねたいと思います!