梨をゲームにする
「なぜ、わざわざ梨をカードゲームにするの?」 初めて私たちのゲームを知る方からは、そう思われるかもしれません。その背景には、私たちが掲げるミッションがあります。
つくえといすは、「教室(教育)」「プレイスメイキング(居場所づくり)」を軸に、拠点である千葉県市川市から、市・川・駅で隣接するまちと共に、テーブルゲームを通して居場所の創出を図る工房です。
アナログゲームの持つ力は、単なる暇つぶしではありません。人と人を繋ぎ、共通の体験を生み出し、知らず知らずのうちにその場の「魅力」を高めてくれます。この力を地域に活かせないか?そう考えた時、市川市が誇る「梨」という最高のコンテンツに出会いました。
まちの価値を、遊びで引き上げる
2023年にJAいちかわ様の協力を得て、地域ブランド「市川の梨」商標入りカードゲーム第1弾『インチキはナシ』を制作しました。翌2024年には第2弾『IPPON』、さらに市内の商業施設ニッケコルトンプラザ公認ゲーム『Play the Colton』、道の駅いちかわオリジナルゲーム『食べゴロ』と、次々に市川市をテーマにしたゲームを生み出してきました。
これらは、私にとって単なる商品ではありません。 「ご当地ゲーム開発を通して、アナログゲームの活用が変わり、楽しいコンテンツが生まれ育ち、賑わいと魅力が増すことで、まちの価値が上がっていくこと」 これこそが、私がご当地ゲームを作り続ける一番の理由であり、目指す未来です。
梨が紡ぐ、人とまちの未来へ
市川市をゲームで盛り上げたい。そして、市川の名産「梨」を、旬ではない季節や場所でも、多くの人に思い続けてもらえるコンテンツにしたい。このプロジェクトには、そんな強い願いが込められています。
本作『Pear Picking』を通じて、新たに市川に興味を持ってもらう人、そして1年中、市川の梨を思い続けてくれる人が一人でも増えることを心から願っています。
この取り組みに賛同し、応援してくださる皆様からのご支援を心よりお待ちしております。 今後とも「つくえといす」の活動にご注目ください。
次回は【第3弾に「梨狩り」をテーマに選んだ理由】についてお話しします。



