はじめまして。
古墳の麓に宿をつくるプロジェクト、cofunia共同代表の前田知里です。
「古墳、もらっちゃった」
はじまりは2021年、奈良県・天理市にある西山塚古墳の一部の敷地と、その麓にある築100年を超える7棟の古民家を譲渡されたこと。
まわりの人たちに話すと、だいたい「古墳ってもらえるの!?」とびっくりされますが、そう、もらえるんです(笑)。
日本に存在する古墳は約16万基。じつはコンビニよりも多い数。多くの古墳は人々の暮らしのなかに取り込まれ、市町村に渡って学校の敷地や公園になっていたり、お寺の一部になっていたり、私有地として果樹園や畑になっていたりすることも珍しくありません。西山塚古墳もまた、市井の人々の暮らしとともにあった古墳でした。
しかし、麓にあった古民家は10年以上空き家となっていて、墳丘も荒れ放題。地域の方り、「西山塚古墳の麓にある古民家を活用してほしい」と相談され、お受けすることにしたのです。
そしてどんな活用ができるだろうと考えをめぐらせるうち、この場所を日本ではじめての「泊まれる古墳」と称した宿にすることを思いつきました。
西山塚古墳は奈良県天理市に位置する全長114mの前方後円墳で、大和(おおやまと)古墳群のひとつに数えられています。
墳丘は長らく果樹園として地域と共生してきましたが、高齢化により、耕作放棄地となっていました。私有地のため自治体からの支援もなく、寺のように檀家さんもいません。
多くの古墳が売却されて宅地や学校、寺社の敷地などに転用されていますが、私たちはこの古墳を大切に守りつつ、現代にふさわしい共生の形を探っています。
古墳に人の手を加えることに否定的な意見もあるかと思いますが、私たちは、この大切な遺産を尊重しながら、現代における新しい共生の形を探求しています。人が関わることで景観が維持されてきた古来の里山の風景のように、地域の暮らしに根付いて共存していければと思っています。
山の辺の道のハイキングコースにあり、墳丘からは大和三山の景色を楽しむことができます。古代から変わらない大和三山の雄大な流れを、みなさんと共有できる空間になると嬉しいです。
共同代表 前田知里
<プロフィール>
自治体にて伝統工芸や観光振興、農業振興に従事。その後、オランダの農業大学院に留学。在学中には南インドの農業研究所、ブータン政府GNH委員会にてインターン。アジアの山岳民族に古来から伝わる伝統農法と民族植物学の研究を長年おこない、保存食や植物利用の知恵を現地で学ぶ。薬草を通じて奈良に移住。古民家で植物と暮らすアトリエ「里山文庫」を主宰し、伝統的な植物を現代のライフスタイルに取り入れる取り組みなどもおこなう。古墳の麓に建つ古民家を譲り受けたことから仲間を募り、株式会社cofuniaを創設。
共同代表 高野 琢巳
<プロフィール>
Apple日本法人で30年以上にわたり日本語入力を中心としたOS開発に携わる。10年ほど前に奈良を訪れた際に、古から残る古墳と現代の街が共存する風景や、吉野エリアの酒蔵「美吉野醸造株式会社」の風土に根づいた酒造りに感銘を受けたことがきっかけでこの地域の文化に没頭するように。古墳の維持再生や、現代における古墳の活用などへの関心が強くなってきた折に、今回の西山塚古墳の古民家再生プロジェクトを知りジョイン。cofuniaの共同代表として、自らリノベーション工事にも積極的に参加し宿づくりに邁進。
ガーデン部長 結城 博美
<プロフィール>
1990年代にガーデンデザインを学ぶために渡英。森林農法やパーマカルチャーなどに出会う。帰国後はランドスケープアーキテクト、グリーンアドバイザー、パーマカルチャーデザイナーとして活動するほか、京都府立植物園の園芸相談員やネイチャーガイドなどもおこなう。2016年にイギリスから奈良に移住。廃材を利用したり、循環的な方法を用いたりして環境負荷が少なく、かつ五感が喜ぶ癒しの空間としての庭づくりや、ハーブなどを用いた「食べられるお庭」づくりの楽しさを広めている。cofuniaでは墳丘前方部の保全活動や外構デザインを担当。
7棟からなる古民家は、築年数が100年を超えたものもあるうえ、10年以上空き家となっていたためボロボロの幽霊屋敷状態。リノベーションの難易度は高く、数々の建築士から「壊して新築した方が安くて早い」と言われ続け、3年ものあいだ、解決策の糸口を見つけられずにいました。
そんななか「僕たちならいけます」と言ってくれたのが、Teamクラプトン。デザインから設計、施工までを幅広くおこなう彼らは、DIY(Do It Yourself)ではなく、DIT(Do It Together)を掲げ、施主や一般参加者とともに共同作業をおこないながらリノベーションをおこなうユニークな建築集団です。
更地にして、専門家にお任せして宿ができあがるのをただ待てばいいなら簡単ですが、わたしたちが理想としたのは、市井の人々によって活用されてきた古墳のあり方を踏襲すること。
今回の宿づくりでは、cofuniaのメンバーだけでなく、北海道から福岡、さらには海外からの参加者も加わり、異なる背景を持つ人々が交流しながら、新たなつながりができていきました。
4ヶ月にわたるリノベーションで、ほぼ廃墟だった状態から、もとの建物の面影を十分に残した状態で、だけど新しい……そんな建物が完成しました。
代表の前田は、時には海外の山岳民族の村にてフィールドワークを行いながら、中医学や薬膳料理などを学んできました。そして、古くからの薬草の産地である奈良に魅せられ移住。天理の地で植物と暮らす実験室「里山文庫」を開き、現在8年目になります。
奈良は、お茶やお酒、薬草文化のはじまりの地。日本やアジアの歴史や地域文化に興味のある方の好奇心をくすぐる場所でもありたい。そんな思いから、東洋医学の思想にも通じる古代の「陰陽五行」をコンセプトにして客室をリノベーションしています。
「金・水・土・木・火」
陰陽五行をコンセプトにした4つの客室と1つの飲食棟
「陰陽五行」は、古代中国を発祥とする、自然界のすべてのものが「金・水・土・木・火」の五つの元素(五行)から成り立っているという考え方です。これらの元素は、お互いに影響し合い、循環してバランスを保つとされます。和食の五色、相撲の土俵の房の色、暦や年中行事、風水、都市設計など、日本の文化にも深く根づいているもの。
200坪(約700m2)の敷地には、宿泊棟が4棟と飲食棟が1棟。金・水・土・木・火の陰陽五行をコンセプトにした設えとなっています。
また全ての宿泊棟にはバス・トイレがついています。
各棟の内装イメージについて
青い壁にきらめく、真鍮製のオリジナル作品が心を魅了してくれる平家棟の「こがね(金の棟)」。
洞窟のような室内を抜けると、階段の向こうに地上の光が差し込む「つち(土の棟)」。寝室は二階にあり、墳丘の眺めが広がります。
複数人で楽しめる、古材をふんだんに用いた山小屋のような空間が特徴の「き(木の棟)」。小上がりの階段を上がると、二階には最大4名での利用が可能な寝室があります。
「みず(水の棟)」は、童心に返り、冒険心を呼び覚ますロフトとツリーハウスのお部屋。寝室は二階にあり、ロフトには、まるでツリーハウスのような小屋があり、子供の頃に戻ったかのような無邪気な気持ちで過ごせる空間です。
「ひ(火の棟)」は一番大きな建物で、この宿のフロントであり、飲食棟でもあります。以前使われていたかまど(おくどさん)の形をキッチンに取り入れたつくりとなっています。
火は、陰陽五行のなかで対応する感情が「喜び」。ひとつの火を囲んで旅人たちが集い、食事や酒肴を楽しみながら旅の喜びを分かち合うような空間にしていきたいと考えています。
五感を刺激する周辺環境やアメニティグッズ
さらに、宿では「五感」を刺激する要素も多数用意されています。
四季折々の草花が咲く庭や古墳を眺めること。虫の囀りを聴きながら眠りにつき、鳥の囀りを聴きながら目覚めること。茶香炉の香りで旅の疲れを癒すこと。宿や古墳の周辺を散策して石垣や草花に触れること……。
「五感×五行」をテーマに、他にはない宿泊体験を楽しみながら、奈良の、古代から現代までつながる時の流れを感じることができる宿になればと考えています。
悠久の歴史が「ただそこにある」ことが自分と向き合う時間をくれる
昔々の有力者が亡くなって埋葬されたところが、いまは果樹園や畑に活用されていたり、誰でも登って散歩ができる憩いの場所になっていたり。生と死が地続きになりながらも、いつでも大らかに人を受け入れてくれる、そんな姿が奈良に無数にある古墳の魅力であり、ここ西山塚古墳もそんな場所のひとつ。
西山塚古墳およびcofuniaの周辺には、便利なものは何もありません。徒歩圏内には柿や梅の畑が広がり、昔から住まう人々の集落があり、自然のままに隆盛を繰り返す木々や草花があり。そして古墳があり。悠久の歴史が当たり前のように、ただそこに存在しています。そんな宿だからこそcofuniaで過ごす時間は、じっくり自分と向き合う・自分を顧みることができるものになります。
大和野菜や、柿の葉寿司などを盛り込んだ食事で奈良の味を楽しむ
「大和まな」や「大和いも」などの大和野菜はもちろん、奈良の地は四季折々の新鮮な野菜たちが豊かです。季節感を大切に、旬の野菜と柿の葉寿司や干し柿などローカルで食される郷土食を取り入れた食事をご提供します。
いずれは庭や古墳で取れる野草もメニューに取り入れていきたいと考えています。
また、清酒発祥の地、奈良の地酒飲み比べセットなども準備中。虫の声や夜風のざわめきを聴きながら、ゆったりとしたバータイムを過ごしていただけます。
古墳周辺の植物から学ぶワークショップ
耕作放棄地になっていたものの、古墳には暮らしにさまざま役立つ植物が豊富に生えています。ただ剪定や伐採するのではなく、使えるものは加工して籠を編んだり、料理に使ったり……。
泊まって終わりではなく、帰った先でも日々の営みが楽しくなるような、植物を使ったワークショップを開催します。
「日本最古の道」と呼ばれる山の辺の道を散策
春日山の麓から三輪山の麓まで南北に伸びる古道「山の辺の道」は、記録上、日本最古の道として知られています。
奈良市内から東大寺、石神神宮を通り、三輪山の麓にある大神神社へと通じる全長26kmのハイキングコース。古代の面影を残す桜井駅から天理駅までの約16kmが最も人気のコースです。古墳や寺院、神社が点在する歴史的な名所であり、西山塚古墳はそのコースの真ん中にあります。
JRの各駅がコースの近隣に通っているので、気軽に里山のハイキングが楽しめることが特徴。四季折々の風景が織りなす自然豊かな古道は、春には桜の花びらが舞い、夏には深緑のトンネルが。秋は紅葉が鮮やかに染まり、冬には静寂のなかに凛とした風景が広がります。
道中には、地元の人々が営む小さな茶屋や農産物の直売所などがあります。自然豊かな古道を歩き地元の人々と触れ合いながら、アクティブだけどリラックスできる、そんな時間を過ごすことができます。
住所 奈良県天理市萱生町1021番地(西山塚古墳)
▼お車でお越しの場合
名阪国道から天理東インターより南へ約7km 約10分
無料駐車場有り
▼電車でお越しの場合
<徒歩>JR「長柄」駅下車、徒歩 25分(タクシー 7分)
<バス>近鉄天理駅下車 奈良交通バス 桜井駅北口行き「成願寺」駅下車 徒歩5分
私たちの宿づくりはまだ道半ば。古墳のメンテナンス、庭づくり、蒸しサウナづくりなど、多くの人により楽しんでもらえるような宿にするため、実現したいことがたくさんあります。
古墳のメンテナンス
かつては果樹園として利用されていた古墳ですが、長らく耕作放棄地になっていました。私たちはこの古墳を敬いつつ、現代に合った形で人と自然が共存する場にしていきたいと考えています。墳丘にはかつて植えられていたお茶の木なども残っており、いずれは古墳のお茶をつくって宿でご提供したり、墳丘の上でヨガや瞑想などのワークショップ、イベントなどが行えるようにしていきたいです。
野草・薬草の育つ庭と日本古来の蒸し風呂整備
古墳とシームレスに繋がった庭は、まだまだ整備中。観賞用に特化した見て美しい草木ももちろん素敵ですが、理想は、薬味になったり、皿に使えたり、薬草として活用できたり、人の営みに役立つ「食べられる庭」をつくること。古来からの知恵を生かして、温故知新のライフスタイルの提案をする宿でありたいとも考えています。
いずれは、育てた薬草で蒸し風呂もつくりたいと画策しています。タイやベトナムなど東南アジアでは、薬草の蒸し風呂が病後回復や産後ケアに古くから使われてきました。
奈良時代、光明皇后が建てた蒸し風呂「からふろ」は、日本最古のサウナとも言われており、香木などの薬草の蒸気を利用して身体を温め、健康を促進するためのものだったと言われています。
古来の保存庫「泥古屋」の再生
大和平野の東を南北に走る「山の辺の道」は、日本最古の官道として知られ、万葉文化の面影を残す風景がいまでも広がっています。このエリアには、泥土の塀や納屋が今も数多く残っており、昔から貯蔵庫として使われてきました。
泥小屋の室温は年間を通じて12~13度と安定しており、ここに貯蔵されるみかんの糖度はぐんと増すのだとか。昨今の温暖化のなかでは、昔ながらの温度帯をキープするのは難しいかもしれませんが、季節に応じて、電気に頼らない冷涼な貯蔵庫として活用していく予定です。
さらに、この古くからある泥小屋を生かしつつ、cofuniaのシンボルマークとして、屋根の上に植物を生やした「草屋根」にリノベーションしたいと考えています。
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この宿に訪れる人々が五感を刺激されるなかでさまざまなものや人と触れ合い、伝統的な技術や知恵を学ぶことができる場所にしたいと考えています。ここまでのcofuniaの活動内容と、目指す未来に少しでも共感していただけたら大変うれしく思います。わたしたちに興味がわいたら、ぜひ一度、足を運んでみてください。そして、より魅力的な場を創造していくための仲間になってください。
奈良の古墳の麓に新たに誕生する宿「cofunia」。奈良の特産品や体験、宿泊プランなど、この特別な場所での体験をリターンとしてご用意しました。
cofuniaを応援してくださる方への感謝の気持ちを込めて、特別価格にて早期予約を提供させていただきます。また、現地での体験が難しい方々のために、奈良の特産品のリターンもご用意しています。
これらのリターンを通じて、古墳の麓での新しい宿泊体験「cofunia」の世界を、ご自宅でも楽しんでいただければと思います。ぜひ、この機会にcofuniaの世界に触れてみてください。
<リターン一覧>
想定されるリスクとチャレンジ
今回はAll-inでの実施となります。すでに物件の改修は終えておりますので、目標金額に達しない場合でもリターンの内容は必ずご用意してお届けいたします。
<必要な許認可について>
必要な許認可については取得済みです。
住宅宿泊事業については、家主不在型での管理が可能となる住宅宿泊管理業者登録しています。
・消防用設備等検査済証 奈広消署天理第31号
・奈良県飲食営業許可 No.4240179
・住宅宿泊管理業者登録 国土交通大臣(01)第F03478号
・住宅宿泊事業届出済み
<想定リスクとチャレンジ>
・営業日について:住宅宿泊事業のため、年間180日の営業制限があります。予約可能日に限りがありますので、ご注意ください(12月29日〜3月20日、8月休業)。各部屋の空き状況については、URLをお送りする特設サイトから、空室日をご確認いただけます。
・お土産について:すでにパッケージ済みの商品になりますが、状況によって、発送スケジュールはやむを得ず前後する可能性がございます。その場合は、支援していただいたみなさまにはメールにてご報告いたします。
山口晶 / TEAMクラプトン
こんにちは! 設計施工を担当させていただいた TEAMクラプトン山口です! 今回、我々初の奈良県でのプロジェクト、 とても古い古民家で、古墳の横、そして山辺の道沿いという コンテンツ満点な現場での作業でした。 僕らの施工方法の特色がDIT(Do It Together)という 参加型の施工方法なので、Cofuninaさんにもお願いして ボランティアさんを募っていただきました。 寒い時期から、暑い時期まで続いた施工でしたが、 本当にたくさんの人たち(累計1600人!)の参加の元、 僕らだけではできないような 素敵な場所をつくることができました! ぜひ一度泊まってみて、体感してみてください!
橋本真季 / ALHAMBRA INC.
シルクロードの終着点であり様々な日本文化のはじまりの地である奈良。私はその一つである薬草ウェルネスな関わっていますが、活動をしていて思うこと。「奈良人、総オタク!」みんな奈良が好きで、歴史文化を大切に、誇りに思っています。そんな中で会った、まえだちさとちゃん。究極の、オタク!笑ある日ちさとちゃんに聞いた「古墳に泊まるプロジェクト」。またまた〜!笑
大和まほろばを感じる山辺の道沿いにある西山塚古墳の麓にあるcofuniaさん。私も現地に伺いましたがそこは、まさにいにしえの時間と風を感じる空間でした。奈良を探究し続けるオタクの鏡のちさとちゃんを見習い私も奈良力を皆さんと深めていきたい、と思いました。現地でしか体験できない五感の解放。是非みなさんも!
鉄田憲男 / NPO法人「奈良まほろばソムリエの会」専務理事
天理市萱生町は、山の辺の道沿いにあり、刀根早生柿の発祥地。のどかな田園風景の中に、古墳が点在しています。その1つが西山塚古墳で、墳頂からは、大和三山の絶景が見渡せます。そんな古墳の周辺整備をするという魅力的なプロジェクトが始まり、いよいよ9月からはクラウドファンディングによる資金調達がスタートします。若者を中心に、たくさんのボランティアも集まりました。皆さまの温かいご支援・ご協力、よろしくお願いいたします。
伊川健一 / 健一自然農園
山辺の道というまさに日本の原風景に抱かれるようにして生まれたcofunia。これから歴史深き風土ともに四季折々ストーリーが紡がれていくことと想います。素の自分に立ち返れるような豊かなひとときを、ぜひ味わいにお越しくださいませ。
最後に
最後までお読みいただき、 ありがとうございました。
古墳の「墳」という字は、「たくさんの花がいっせいに咲き始める」という意味もあるそうです。意図せずcofuniaのロゴマークはお花のような形をしていました。
古の人が眠る土地に果樹たちが根を下ろし、集落に活気をもたらしていたのも今は昔……。一度は朽ち果てそうになっていた古民家を、さまざまな人たちの熱意と行動が水のように流れ、肥料のように降り注ぎ、cofuniaという新しい場所が花咲くに至りました。
まだまだ完成途中ですが、頑張っていきます。
共感して下さった方、ぜひ温かいご支援をどうぞよろしくお願いします。
最新の活動報告
もっと見るクラファン目標達成!ご支援いただいた皆さまありがとうございます
2024/10/01 08:44ついに、cofuniaのクラウドファンディングが目標を達成しました!最後の最後までギリギリの展開で、皆さまと一緒にカウントダウンしているような気持ちでしたが、多くの方にお助けいただき、無事にゴールすることができました。本当に、心から感謝の気持ちでいっぱいです。今回のプロジェクトでは、これまでの人生で出会った方々のお名前が支援者リストに並び、その一つ一つに、これまでの歩みが走馬灯のように思い出されました。そして、これまでcofuniaに関わってくれた皆様、それぞれの出会いや繋がりが、今回のプロジェクトを実現へと導いてくれました。このプロジェクトは、個人的な挑戦というだけではありません。これまで出会ってきた多くの方々と共に、一つの大きな目標に向かって進んだ結果です。だからこそ、cofuniaを「いろんな人が関われる場所」にしていきたいと、ますます強く感じています。古墳を宿に再生するというユニークな試みを通じて、この場が、訪れる方々にとって特別な場所となり、関わっていただいた皆さまが一緒にこの場所を育てていく、そんな拠点にしたいです。今回の目標達成を受けて、感慨深い思いと共に、新たな一歩を踏み出す決意を新たにしています。これからもこのプロジェクトの進展を楽しみにしていただきながら、一緒に未来を築いていけることを心より楽しみにしています。本当にありがとうございました!令和6年10月1日チーム cofuniaより もっと見る
【終了まであと1日!】古墳を未来へ繋ぐ最後一歩、ご支援をお願いします
2024/09/29 15:37最後のメッセージcofunia共同代表の前田です。クラウドファンディングの残り時間もわずかとなりました。ここまでご支援いただいた皆さまには、心から感謝申し上げます。cofuniaが少しずつ形になり、多くの方に共感していただけたことが本当に嬉しく、これまでの道のりを感慨深く思い出します。プロジェクトの思い・背景私はこれまで、旅行会社を個人で運営し、プランナーとして人と人、人と場所を結びつける仕事に取り組んでいました。山辺の道へはガイドでたびたび訪れていましたが、奈良に移り住み、この土地が持つ歴史的・文化的な価値に触れる中で「もっと多くの人と、この地を育む活動を共有したい」と感じるようになりました。そんな中、西山塚古墳のふもとに佇むボロボロの古民家を「誰か、使ってもらえないだろうか?」という地域住民からの相談がきっかけでこのプロジェクトが始まりました。まずは掃除から始まり、2トントラックで3往復分の荷物を運び出し、草刈りや掃除を3年間続けてきました。そして助けてくれる仲間が集まり、ようやくここまで辿り着きました。5つのコンセプトを持つ宿として生まれ変わるcofuniaは、「人の営みと自然の共生」をテーマに、古代の陰陽五行の思想を取り入れた5つの宿泊棟を用意しています。「金・水・土・木・火」それぞれが異なるコンセプトでデザインされており、訪れる人々に特別な体験を提供します。長らく空き家だったこの古民家が、いまや地域と共に生きる新たな価値を持つ場所として再生されつつあります。すでに宿は完成していますが、これでプロジェクトが終わるわけではありません。次のステップとして、庭園やサウナの整備、そして景観の維持管理の活動を進めていきたいと考えています。私たちはこの場所をさらに発展させ、未来に繋げるためのサポートを必要としています。4つの宿泊棟は全て、トイレ・バス付きの快適な空間に生まれ変わりました。クラウドファンディングを選ぶ理由:景観を守り、古墳を再生するために 西山塚古墳はかつて果樹園として地域と共生していましたが、高齢化が進むにつれ、耕作が放棄され、長い間荒れた状態が続いていました。古墳が私有地であるため、自治体からの支援も望めず、手入れの行き届かない土地は、イノシシや小動物による獣害の温床にもなり、地域にとって大きな課題となっていました。私たちは、この貴重な古墳を現代にふさわしい形で再生し、未来へと受け継ぐための道を探っています。プレオープンの宿泊リターンについて、「普通に予約サイトで出せばいいのでは?」という声もありました。しかし、クラウドファンディングを選んだのは、cofuniaが単なる宿泊施設ではなく、多くの人が共感し、関わりを持っていただく場所にしたいからです。皆さまのご支援でこの場所が生まれ、そしてこれからも成長していきます。このプロジェクトに共感し、一緒に歴史や自然を守りながら未来へ繋いでいく仲間を増やしたいと考えています。寄付と支援の方法cofuniaでは、母屋を貸し切ってのイベントやワークショップ、ピクニックプランなど、さまざまな体験が可能です。奈良の自然と歴史に囲まれながら、ゆっくりと過ごしていただける滞在プランをご用意しています。宿泊以外にも、ピクニックセット、母屋の貸切プランなど、地域と自然を存分に感じていただける体験型リターンを用意しています。また、3000円からの寄付でも、この古墳や地域を守る活動にコミットしていただける内容も設定しています。遠くて来れないという方も、宿泊に限らず、この場所を未来に残すための活動に一緒に関わっていただければ嬉しく思います。最後に、これまでご支援いただいた皆さまに心から感謝申し上げます。cofuniaは、古墳と地域が共に生き続ける場所です。この場所の未来を、皆さまと一緒に作っていけることを楽しみにしています。目標まであと少しとなりました。どうぞ、最後の一歩ご支援のほどよろしくお願いいたします。 もっと見る
【終了まで残2日!】なぜ古墳を宿に?古代のリーダーたちが選んだ“気”の流れる地とは?
2024/09/28 22:39なぜ古墳に泊まるのか?「古墳ってお墓でしょう?」そんな疑問を持つ方もいるかもしれません。でも、古墳はただの墓所ではありません。古墳は、古代のリーダーたちが生前に「ここで眠りたい」と願い、選び抜かれた“気の巡り”が最高の場所なのだそうです。風水の観点からも、古墳は大自然の中でエネルギーが巡る、特別な地に作られています。特に奈良の「山辺の道」沿いには、大神神社、石上神宮、崇神天皇陵など、歴史的に重要な場所が繋がっており、古代から現在まで神聖な土地として大切にされてきました。西山塚古墳もその一つ。墳丘からは、大和三山を一望できる絶景が広がります。古代のエネルギーが宿る場所で、現代の忙しさから解放され、心身をリフレッシュする特別な時間を過ごせます。景観を守り、古墳を再生するために西山塚古墳はかつて果樹園として地域と共生していましたが、高齢化が進むにつれ、耕作が放棄され、長い間荒れた状態が続いていました。手入れの行き届かない土地は、イノシシや小動物による獣害の温床にもなり、地域にとって大きな課題となっていました。古墳が私有地であるため、自治体からの支援も望めず、多くの古墳は宅地や学校、寺社の敷地に転用されてしまう運命をたどってきました。私たちは、この貴重な古墳を現代にふさわしい形で再生し、未来へと受け継ぐための道を探り続けています。古墳に泊まる意味古墳に泊まるということは、古代の人々が選んだ特別な地で、同じ風景を眺め、同じ空気を吸い、そのエネルギーを五感で感じること。そして、それは単に宿泊するだけではなく、その場所を守り、未来へとつなげる道でもあります。宿泊を通じて古墳に関わることで、地域の景観を保ち、古来から続く里山の風景を守る手助けになるのです。現在、クラウドファンディング終了まで残り2日となりました。【日本初、古墳の宿 cofunia】で、歴史と未来が交差する特別な宿泊体験を。皆さまの温かいご支援をお待ちしております。※ご支援の一部は、古墳の維持管理に役立てさせていただきます。 もっと見る
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