2024/11/11 10:00
こんにちは。いつもご覧いただき、ありがとうございます。
本日はシュタイナー教育で”運動遊び”と呼ばれる体育の時間について、先生の言葉で紹介させていただきます。
引き続き、皆さまからの応援、あたたかいご支援をお待ちしております!ぜひお気に入り登録もよろしくお願いいたします!
運動遊びの時間は、いつも何もないところから始まる。
何もないから、こどもたちの想像力は湧きあがり、その見えないちからで何でも生み出していこうとする。
手を伸ばしたらほら、鳥が空を飛んでいる。きみの体は何にでもなれるよ。
歩き出したらほら、森のおくの底なし沼だ。この教室はどこにでもなれるよ。
体が笑っている、こころが弾んでいる。
まるでまわりの空間が生きていて、きみはフェアリーテールの世界を探検しているようだね。
夢中になって、暗くなるまで走ったこと、きみの足は覚えているかな。
友だちの手の温かさや、世界の空気の柔らかさを、きみの手は覚えているかな。
きみはあのとき、どんなちからをもらって、その手で何をつかんだのだろう。
足はいつも私たちを目的へと運んでくれて、手はいつもつかみたいと願うものをつかんでくれる。
たくさんの遊びは知らないうちに、決意する足と、世界とつながる手を育んでいる。
足でしっかり歩いていって、たくさんのことを手で為しとげていく。
だから運動すること、それはきみの運命を温めているのだ。
担任教師 K