2024/11/17 10:00
今の日本で公立学校、私立学校以外の選択肢を取るというのは、とても大変な選択だと思います。この学園も、私が初めて出会った時は卒業生もいない、生徒の人数も1桁という状況でしたから、財政状態も含め本当に大丈夫かという想いでした。
それでも父親として子どもを入学させることを決断したのは、私自身が、「学び」とは「競争」ではないということを強く感じていて、その価値観と学園の価値観が共鳴したからです。
私自身、いわゆる学歴社会で勝つためにもの凄く勉強したわけですが、振り返ってみると身についたことは少なく、ただ試験で得点を取るための一時的な記憶力に過ぎなかったと感じています。
本当に有意義な学びは、その人それぞれが「好き」で「探求心」を持てることが、まず大前提として必要です。それを見つけ、そっと後押ししてくれる教育環境は今の日本に十分にありません。
この学園はまだ小さいですが、共感いただける方々との輪を広げながら、豊かな社会を作る起点としてこれから大きく発展していくことを願っています。
2年生、5年生保護者 Y.S